- 「気づいたら使用期限が切れちゃってた・・・」
- 「使用期限が切れそうな精油がたくさんある」
- 「大きいの買ったから使い切れない・・・」
- 「期限切れはどうすればいいの?」
- 「もったいないから最後まで使い切りたい」
使用頻度が低い精油や柑橘系の精油(劣化が早い)は、気が付くと使用期限が過ぎているなんてことありますよね。
理美容師兼、アロマテラピーアドバイザーの私も、お店でフェイシャルトリートメントに精油を使用したり、香りを広げたりしています☆

それでも、10ml瓶だと結構使用期限が過ぎちゃうことがあるんですよね・・・
せっかく買った精油をそのまま残して捨てちゃうなんてもったいない!!
どうせなら最後まで使いたい・・・。
みなさんもそう思いますよね☆
そこで今回は、「使用期限の過ぎた精油のいろいろな使い道」を紹介したいと思います☆
この記事を読めば、たくさんの使い道を知ることが出来ますよ♪

まだまだ使い道は残っています
是非参考にして、精油を使い切りましょう!
使用期限 未開封と開封後の違い

少しだけ精油の特徴の話をさせてください☆
使用期限は、未開封の場合、瓶に記載されている日付が使用期限となります。
この場合は目で見てはっきり使用期限がわかるので安心ですが、問題は開封後の使用期限です。
一般的に柑橘系の場合は開封後から約半年、それ以外の精油は約1年が使用期限となります。
これは精油が開封したことで空気に触れ、酸化が始まるのが原因とされています。

いつ開封したか覚えておかないとだめなのね、大変だわ・・・

そうなんです!
だから、開封日を記載したシールを瓶に貼った方が後々楽なんです☆
また、保管場所が高温多湿の場合、もっと早く劣化が進む可能性があるので注意しましょう。
できる限り冷暗所で保管することがベストです!
このように、未開封と開封後では使用期限に大きな差がうまれます。
なるべく使用期限切れにしないよう、しっかり覚えておきましょう☆
使用期限切れの精油は肌につけない
使用期限を過ぎると、精油成分が劣化し変質している可能性があります。
そのような精油を肌につけてしまうとトラブルを起こしかねません。
沐浴法(お風呂に精油を垂らして入浴する方法)やトリートメント法(精油と植物油を合わせ体に塗り、マッサージする方法)などの使用は避け、ほかの方法で精油を活用しましょう☆

肌トラブルを起こさないためにも、使用期限は守りましょうね!
劣化状況を確認し、まだ使用できるか判断する
使用期限が過ぎていた場合、精油の劣化状況を確認し、まだ使えるかどうか判断する必要があります。

あまりに精油の性質が変わっているものは、使用しない方がいいからです!
では、どのように判断すればいいのか?
ポイントは3つ!
濁り・粘り気・異臭の確認 です。
それではまず、それぞれの確認方法を見ていきましょう!
精油の濁りをみる
精油は開封直後はクリアな液体のものがほとんどです。
透明色~黄色っぽい色まで少しの色の違いはありますが、どれもその中に透明感があります。
それが、使用期限を過ぎると、性質の変化から白濁などの濁りがでることがあります。

精油を垂らして、濁りがないか確認してみましょう!
使用期限が過ぎても、濁りなどがみられなければまだ使い道はあります!
しかし、明らかに濁りが確認できるようであれば、その精油は使用せずに処分した方がベストです。
濁りは目で見て確認できるので、精油初心者の方でも判断しやすいかと思います☆
粘り気を確認する
本来精油は粘り気というものはほとんどなく、さらっとしているのが一般的です。
しかし、使用期限を過ぎると性質が変化し、精油自体に粘り気が出てきます。
一度、精油をドロッパー瓶から垂らしてみましょう。
中にたくさん残っているのに、ドロッパー瓶からなかなか出てこない場合、それは粘度が上がっている可能性があります。

そのような場合は、使用を控えた方がいいかもしれません
ちなみにこれも目で見て確認できるので判断しやすいかと思います☆
匂いの変化の確認
精油の劣化の確認で一番難しいのが、匂いの変化の確認かもしれません。
アロマテラピーに長く携わっている方なら判断がつきやすいかもしれませんが、始めたばかりの人にはなかなか香りの変化を感じることができないからです。
その為、使用期限切れの精油でまだ使用できるのか判断する場合、上記2つの項目で判断したほうが賢明だと思います。
明らかに鼻をつくような香りや、腐敗臭のような香りであれば即処分しても問題ありません!
以上の注意点を守り、まだ使用できると判断した精油のみ二次活用していきましょう☆

ここからやっと活用法の紹介です☆
どこでも使える消臭スプレーを作る!

使用期限が切れた精油を使って、消臭スプレーを作りましょう!

部屋、靴箱、トイレ、ゴミ箱など、どこでも消臭できますよ♪
いろいろな場所に持ち運んで空間に心地よい香りを広げることができるので、この使い方が一番おすすめです☆
作り方(50ml作る場合)
- スプレーボトルを用意※
- 無水エタノールを5ml入れ、精油を10滴程度入れる
- 精製水(水道水でも可)を45ml入れて完成!
※精油はプラスティックを溶かす恐れがあります。
1~2日で使い切るなら問題ありませんが、できることなら専用ボトルを用意しましょう!
100ml作る場合はすべて2倍にすればOKです!(精油はお好みで調節してくださいね☆)
プラスティックを溶かす精油に関しては、下記をご覧ください👇
>>アロマの虫除けスプレーは効果絶大だった!簡単な作り方も紹介
ルームスプレーとして使用するなら、少し大きめのスプレーボトルをおすすめします☆

小さいとすぐ無くなっちゃいますからね!
※ 在庫切れになる場合があります
NVioAsport 遮光瓶 500ml
- 遮光瓶なので品質低下を防ぎます
- ボトルが2つ付いてお得☆
- 500mlなので一度にたくさん作れます♪
LANGING スプレーボトル 100ml
- 力強くスプレーできるノズル
霧吹きしやすい! - 広範囲にスプレーしたい時におすすめ☆
- トイレなどに置いておけば消臭スプレーとして活躍
精製水や無水エタノールは、ドラックストアで購入できます☆
>>「ハッカ油って何?」便利な使い方と効果を解説!男性も必見☆
キッチンまわりの掃除に精油を使用する

ステンレス製の場所やガスコンロの周りなど、汚れがひどい場所に使用すれば、きれいに掃除することができます!
※掃除の際には手に精油がつかないよう、必ずゴム手袋などをつけて行いましょう。
使い方
- 重曹大さじ2に精油を10滴程度垂らして混ぜる
- 水分の含んだスポンジに乗せ汚れている場所をこすりましょう!
※精油は使用上の注意をよく守ってお使いください。
掃除機の排気風を精油で良い香りに

掃除機で掃除しながら、部屋に精油の香りを広げてみましょう!

どうせ余った精油なので、惜しみなく使いましょうね♪
使い方
- ティッシュペーパーに精油を3~5滴程度垂らす
- 掃除機に詰まらないようティッシュペーパーを吸い込む
- 掃除開始!
100均の材料でアロマキャンドルを作る!〈作り方〉

かなり精油が余ってしまったという方は、アロマキャンドルを作ってみませんか☆
炎の揺らぎと、精油の心地よい香りでリラックス効果抜群ですよ♪
意外と簡単に作れるので、個人的にもかなり好きな使い方です☆

図工の時間みたいで楽しいですよ!
たくさん作って友人などにプレゼントするのもいいかもしれませんね♪
>>簡単♪アロマキャンドルの作り方を解説! 停電の備えに覚えてみてね☆
作り方(1個作る場合)
- ろうそく(仏壇用のろうそくでOK)
湯煎用の手持ちボウル(プラスティック可)
紙コップ1個
割っていない割りばし2本を用意 - 鍋にお湯を沸かす(湯煎用)
- ボウルにろうそくを割り入れる
(作りたいキャンドルの大きさでろうそくの量を調整) - お湯が湧いたらボウルを入れ湯銭で溶かす
(ロウの量が足りないと思ったら足してください) - ろうそくが溶けてきたら、芯を割りばしで拾う
(割りばし1本目使用) - 精油を20滴程度垂らしよく混ぜる
(まずはこのくらいで十分☆) - 拾った芯1本を割っていない割りばしにはさみ、紙コップの真ん中に芯がいくよう垂らす(割りばし2本目使用)
- 溶けたろうそくを紙コップに流し込み、固まるのを待つ
(1~2時間程度) - 固まったら、コップを切るか破って取り外し完成!
- 芯が長いと思ったら、切って使いましょう☆
これが一番簡単な作り方ですが、手順さえ覚えてしまえばいろいろアレンジできちゃいますよ☆
容器をいろいろな形に変えてみたり、クレヨンを刻んで一緒に溶かし色を付けたり、ドライハーブを混ぜて豪華にしてみたりとアレンジはさまざまです!
この際アロマキャンドルをたくさん作って楽しんじゃいましょう♪
もし、キャンドル作りにハマってしまったという方がいらっしゃいましたら下記の本を参考におしゃれなキャンドルを作ってみてはいかがでしょうか☆
プレゼントしたら喜ばれること間違いなしですよー♪
まだ残っている場合は、リードディフューザーを作る!

いろいろ試してみて、最終的にまだ精油が残ってしまった場合は、リードディフューザーを作りましょう。

これも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください☆
>>リードディフューザーの簡単な作り方を紹介☆ 正しい使い方を学ぶ♪
作り方
- 好きなガラス瓶を用意(小さいものでOK)
- 精油と無水エタノールを1:10で混ぜ合わせる
- 竹串を数本差して完成!!
瓶が倒れるといけないので、好みの長さに竹串を切りましょう☆
精油瓶のドロッパー部分を取り外し、エタノールを入れてつまようじを差してもOKです☆
まとめ
今回、精油の使用期限が切れた場合の有効な使い方を紹介しました。
できることなら使用期限前に使い切ることが一番ですが、もし期限が切れても捨てずに有効活用しましょう☆
今回紹介した使い道は、使用期限が切れていなくてもできるものばかりです!

無理に使用期限を切らさなくてもいいですからね(汗)
これからもいっぱいアロマを楽しみましょう!