「刈り上げ」と一言で言っても、その種類は限りなくあります。
「イメージ通りの刈り上げにしてもらうにはどうすればいいの?」と、迷っている人も多いのではないでしょうか!?

意思疎通がうまく取れないと、仕上がりが違ったりしますもんね・・・
そこで今回は「正しい刈り上げの頼み方」について、理美容師歴20年余の私 イチ が解説したいと思います☆
この記事を読めば、イメージした刈り上げスタイルをしっかり伝えられるようになり、理想の髪型にしてもらえますよ♪

ポイントは、「刈り上げの高さと厚さをしっかり伝えること」です!
刈り上げの種類

刈り上げと言っても、種類は無数に存在します。

あなたがイメージしている刈り上げが、どういったものなのか?
まずは、そこをざっくり理解する必要がありますよ☆
刈り上げを大きく分類すると、主に3種類に分けることが出来ます!
それがこちら☆↓
- 低めの刈り上げ
- 普通の刈り上げ
- 高めの刈り上げ

すごいざっくりですよね・・・
なんでこの3種類に分けるのかというと、理美容師(特に理容師)が刈り上げを習う際、3つに分けて習うからなんです!

この3つの刈り上げは、きちんと呼び名も決まっているんですよ☆
- 高めの刈り上げ = ハーフロング(通称 ハーフ)
- 普通の刈り上げ = ミディアムロング(通称 中ロン)
- 低めの刈り上げ = ロング

理美容師は刈り上げをイメージする際、この3つに当てはめてざっくりイメージするというわけなんです♪
なので、あなたも「刈り上げというのは大きく分けて3種類あるんだ!」ということだけは覚えておきましょう☆

これを覚えておくだけでも、大分イメージしやすくなりますよ♪
刈り上げの頼み方

あなたが思っている通りの髪型にしてもらうため、刈り上げを頼む際の3つのポイントを紹介します☆
こちら↓

この3つをうまく伝えることが出来れば、希望通りの刈り上げにしてもらえると思いますよ♪
それでは一つ一つ詳しく解説したいと思います!
1. 刈り上げの高さを伝える

刈り上げの高さは、先ほど紹介した3種類から大まかに選ぶようにしましょう!
- 「低めに刈り上げてください」
- 「普通に刈り上げてください」
- 「高めに刈り上げてください」

これだけで、理美容師は大体の長さをイメージすることが出来ますよ☆
ただし、美容師と理容師で刈り上げに対する高さ設定が若干異なることがあります。
それは、刈り上げについてしっかり勉強するのは理容師だけだからです。
正しい高さ設定を理解し刈り上げているのは圧倒的に理容師の方が多く、美容師はどちらかというとニュアンスで刈り上げている方が多いんです。

もちろん、しっかり刈り上げを勉強している美容師もいますよ!
どちらにせよ、注文する際はこの3つの高さから注文した方がベストなので、そこだけは覚えておきましょうね☆
>>オシャレな坊主頭にしたい方必見!おすすめの長さと刈り方を解説
2. 刈り上げの厚さを伝える

刈り上げの高さが決まったら、今度は厚さ(長さ)を伝えましょう!
バリカンで刈り上げてほしい場合は、「〇mmのバリカンでお願いします!」みたいな感じで伝えればOK☆

ただし、低めの刈り上げにバリカンは使えないので、その場合はハサミのみでカットすることになりますよ!
>>バリカンの長さって何ミリがあるの? オーダーに困らないための豆知識
ハサミで刈り上げでほしい場合は、「バリカンを使わないで刈り上げてください!」と伝えましょうね☆
ハサミの場合、バリカンのように細かい長さ設定は出来ないので、2種類から選ぶようにします。

それは、「厚く」か「薄く」ですよ♪
- 「厚めに刈り上げてください!」
- 「薄く刈り上げてください!」
このどちらかになります☆
3. グラデーションの有無を伝える

刈り上げは、「上まで同じ長さで刈り上げるスタイル」と「グラデーションをつけるスタイル」の2種類あります。
上まで同じ長さで刈り上げるスタイル

グラデーションをつけるスタイル


どちらがあなたの希望通りの髪型なのか、しっかり理美容師さんへ伝えましょうね☆
「上まで同じくらいの長さで刈り上げてください!」みたいに伝えれば、グラデーションはつきません!
「際(きわ)は薄くていいので、ぼかしてもらえますか?」と伝えるとグラデーションをつけてくれます♪

ちょっと難しいですよね・・・
細かい注文になりますが、あなたが理想としている髪型に近づけるため、こういった頼み方があることも覚えておきましょう☆
>>「スポーツ刈り」ってどんなの?昔の髪型はあいまいだった!?理美容師解説
刈り上げとツーブロックは別物

一見、刈り上げとツーブロックは一緒に見えるかもしれませんが、まったくの別物です!

バリカンやハサミを使って刈り上げるのは一緒ですがね!
一番の違いは、刈り上げに髪が被る(かぶる)か被らないかですよ☆
「刈り上げ」は、刈り上げた延長線上にある髪をつなげるようにカットします。

一方「ツーブロック」は、刈り上げ部分と上の髪をつなげずにカットします。


一直線上に繋がることがなく、2つのブロックに分かれることからその名がついたんですよ☆
ツーブロックを頼む時は、「ツーブロックにしてください!」とはっきり伝えます!

そうすれば、理美容師が間違うことはまずありませんからね☆
あとは、理美容師と刈り上げ部分の長さを話し合って決めればOK♪
- 「厚めに刈り上げてください!」
- 「薄くならないようにお願いします」
- 「際(きわ)は薄くして、上の方は少し厚めでお願いします!(グラデーション)」
- 「薄くなってもいいので、短めでお願いします!」
こんな感じで伝えてみましょう♪
バリカンで全て同じ長さに刈り上げることも出来ますし、ハサミでグラデーションをつけて刈り上げることもできます☆

とにかく、あなたの理想としている髪型の情報を全て伝えることが重要ですよ!
>>薄毛を隠せるツーブロックを解説! 悩んでいるメンズ必見!
まとめ
刈り上げは大きく3種類に分けることが出来ます。
- 低めの刈り上げ
- 普通の刈り上げ
- 高めの刈り上げ

これをしっかり理解した上で、細かい注文に入りましょう☆
刈り上げの頼み方で重要なポイントは3つ

これらを理美容師と相談しながら、お互いのイメージを近づけていきましょうね♪
ツーブロックと刈り上げは全く別のヘアスタイルです。
くれぐれも注文の失敗はしないようにしましょうね☆
ということで今回は、「刈り上げの正しい頼み方」について解説しました☆

初めて刈り上げを注文したい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね♪