- カミソリってどうなったら交換すればいいの?
- 切れるならずっと使ってもいい?
- 交換目安をはっきり知りたい
- 替え刃は高いから、できる限り交換したくない
- 刃が長持ちする方法を知りたい!
カミソリの刃を交換するタイミングは、「切れなくなった時」と思っていませんか!
「まだ剃れるし、だいじょうぶでしょ!」と、何か月も同じ刃を使い続けている人は多いはずです。
「これって、いつまで使っていいの?」と少し不安に思っている方へ。
今回は「カミソリの交換時期の正しい判断基準」について解説します。
この記事を読めば、カミソリの刃がどうなったら替えるべきなのか、明確な判断方法を知ることができます♪

理美容師の観点から解説するので、参考になるはずです☆
先に大事なポイントをお伝えすると、「みなさんが同じ日数で交換するのだけは、やめた方がいい」ということです。
使う頻度や保管方法によって、刃の状態は変わってしまうからです。
あなたに合ったタイミングで、カミソリの交換をしましょう☆
切れない刃を使い続けると、デメリットがいっぱい

まず先にお伝えしたいのは、「切れない刃を使い続けると、デメリットがいっぱいある」ということです。
「1か月毎日使ってるけど、まだ剃れるからだいじょうぶ!」と思っている方。
それは、剃っているのではなく、削いでいる状態です。
つまり、力を入れて無理やり毛を削っているんです。
カミソリは刃物なので、いきなり切れなくなることは絶対にありません。

刃先が丸くなろうがボロボロになろうが、刃物は刃物なんです
だから、どんな形であれ「毛を切る」という作業はできるんです。
包丁の切れ味を知ってもらうために、トマトを切って見せる通販番組があります。
あれを思い出してください。
よく切れる包丁は、確かにきれいに切れます。
しかし、切れ味の悪い包丁でも、潰しながらであればとりあえず切ることはできるんです。


同じ現象が、カミソリの刃にも起こっているというわけです!
剃れないカミソリでも、力を入れればとりあえずは剃れます。
そのかわり、肌にあてる強さ、カミソリの抵抗力、深剃り具合、剃り残し具合などに差が出てくるんです。
「替え刃は高いし、もったいない・・・」という気持ちが、悪循環を呼ぶということを覚えておきましょう。
何回も同じ場所を剃れば、それだけ肌を痛めることになります。
むやみに力を入れて剃れば、肌の表面より奥の皮膚までそぎ落としてしまうことになるんです。
結果、乾燥肌、炎症、ふきでもの、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなります。

将来的には、シミ、シワの原因にもつながるんです
なので、「まだ、とりあえず剃れるからだいじょうぶ!」と使い続けるのだけはやめましょう!
毛を剃っているのではなく、肌を傷つけているだけだということを理解しておいてください。
カミソリは、2週間が交換目安と言われているが・・・

販売されているカミソリの替え刃には、必ずと言っていいほど「2週間を目安に交換してください」と記載されています。
「じゃあ、2週間たったら替えればいいんだね!」と、みなさん思うはずです。
ですが、これはあくまでメーカー側が安全に毛を剃ってもらうために記した、大まかな目安でしかありません。
すべての人が、2週間をしっかり守って替えるべきではないんです。
理由はこちら↓

剃る毛、使う頻度、保存方法によって、2週間もたないこともあれば、それ以上もつこともあるんです!
ヒゲの濃い人が無理やり2週間使えば、肌を痛めやすくなります。
ヒゲの薄い人が、数日に一度しか使わないのに2週間で交換するのは、お金がもったいありません。
なので、2週間で必ず交換しなければいけないと決めつけるのだけは、やめた方がいいんです。
剃り残しに関しては、下記を参考にしてください。
「ヒゲが濃いから、すぐカミソリが切れなくなる・・・いっそ脱毛も考えてみようかな」という人もいるはずです。
カミソリに毎月かかるお金と、家庭用脱毛器にかかるお金を考えた場合、確かに今後のことを考えれば安く済む可能性はあります。
ヒゲ剃りが面倒だと感じている方は、下記を参考に脱毛の知識をつけてください。
しっかり考えた上で、脱毛をするのか今一度検討しましょう!
交換のタイミングは、切れ味で判断すべき!

カミソリの交換のタイミングは、切れ味で判断するのがベストです!

仕事で使うカミソリの切れ味を判断するのに、私も自分の顔を剃ったりします
違和感を感じれば、刃を交換します。
ちなみに、私はお客様に使用するカミソリの刃は、こまめに替えます。
まだ使えるかなといった状態でも、週末の忙しいときには早めに替えたりするんです。
少しでもお客様に違和感を与えないため、素人目にはわからない程度で替えたりする場合があるんです☆

それだけ切れ味には気を使っているんです!
では、みなさんの場合どういったところで判断すればいいのか、感じるべきポイントを3つ解説します。
慣れ始めたら簡単に分かることばかりなので、ぜひ参考にしてください☆
ヒゲがプツプツ引っかかる感じがしたとき

ヒゲを剃っているときに、プツプツ引っぱる感じがしたら、交換時期になります。
これは、太い毛であればあるほど、感じやすい現象です。
新しいカミソリの場合、刃先が鋭利にとがっているため、少ない抵抗で剃れます。

よくヒゲを蒸らしたあと、シェービングソープをつけて剃れば、サッと剃れます☆
軽く皮膚にあてるだけで、なめらかにヒゲが剃れるんです。
刃が摩耗していると、剃っている最中にプツプツ毛を引っぱっている感触が手に伝わってきます。
これは、新しい刃のときと同様に、力を入れずに肌の表面を滑らせるように剃ることで、感じやすくなります。
抵抗があるということは、刃が摩耗している証拠です。

剃れることは剃れますが、もうすぐ交換時期だなという目安になります!
剃り終わり後のヒリヒリ具合

剃り終わったあと、肌がヒリヒリ痛くなるのが強くなってきたら、交換の目安です。
ヒリヒリするということは、ヒゲと一緒に肌を深く削いでいる証拠だからです。
無意識のうちに、強く肌にかみそりをあてているため、ヒリヒリするようになるんです。

強くあてなければ今まで通り剃れないということは、切れ味が落ちてきている証拠です!
剃れたとしても、肌のことを考え交換するべきです。
何回も同じ場所を剃るようになったとき

何回も同じ場所を剃るということは、切れ味が落ちている証拠です。
刃が摩耗して、丸くなっているんです。
刃は、ヒゲなどの硬い毛を剃り続けると削れていきます。

目に見えないほどですが、刃先が丸くなっていくんです
たとえば、鉄パイプで草を刈ろうと思ってもなかなか刈れません!
ただし、何度も何度も振り回せば、草をなぎ倒してちぎることはできるんです。
この状態が、かみそりでも起こるというわけです。
草刈りは、土を掘り起こそうが何をしようが構いませんが、顔そりはそうもいきません。

肌を傷つける前に、事前にカミソリは交換したほうがいいんです
ちなみに、剃っても剃り残しが出るというのは、ほぼ末期に近い状態です。
この場合は、なんの猶予もなくすぐ替えるべきです!
切れ味で判断できないときは、自分だけの交換時期を決める

人によっては、微妙な切れ味を判断するのが難しい場合もあります。
そんな方は、交換する日数を自分で決めて、定期的に交換することをおすすめします。
- 剃りづらいと感じるのは、何回使ったあとか?
- ヒリヒリが強くなるのは、何回使ったあとか?

これだけは、必ず一度確認しましょう!
間違っても、「2週間が交換の目安だからそれでいいや!」はやめてください!
この確認は、人によって剃れなくなるタイミングが違うからやるんですから☆
- 「ヒゲが濃いから、7日くらいで交換した方がいいな」
- 「毎日使わないから、10日はもつかな」
- 「毎日剃ってもヒゲが薄いから結構持つ。14日でもいける!」

こんな感じで、交換する日数を個人的に決めましょう
周期を守って、何があろうと必ずその時に交換するようにすれば、切れ味の心配をする必要はありません。
肌を傷めず、きれいに剃りたいのであれば、「まだ使えるかな」という気持ちを捨てて交換することが大切です☆
刃を長持ちさせる方法を解説

「替え刃は高いから、頻繁に替えるのはちょっと・・・」という方に、刃を長持ちさせる方法を解説します。

基本的には、管理の仕方がポイントになります
- 剃り終わったら、カスをきれいにとる
- タオルにポンポンして水分をとる
- 風呂場にずっと置いておかない
- 刃を温めてから剃る
1. 剃り終わったら、カスをきれいにとる

ヒゲを剃り終わった後は、必ず中に詰まったカスをきれいに取り除きましょう。

カスというのは、ヒゲ、肌の角質、皮脂などです
これらを取り除かないと、刃の劣化が早くなります。
耐久性が低くなり、少ない回数で刃が傷んでしまうというわけです。
使い終わったら、お湯でしっかり流すようにしましょう!

水だと、なかなか取れないこともあるので
目で見て、刃に目詰まりしていなければOKです。
2. タオルにポンポンして水分をとる

カスをきれいに取り終わったら、タオルで水分をとりましょう。
タオルは、バスタオルでもフェイスタオルでもなんでもかまいません。
水分を切れば、刃の劣化を防ぐことができるので、切れ味を保つことができます☆
ただし、こするようにとってはいけません。

手を切るおそれがあるうえ、刃の塗装がはがれて刃先が傷むことがあります!
タオルに、ポンポンと軽くたたくように水分をとればOKです。
3. 風呂場にずっと置いておかない

湿気の多い場所に置いておくと、刃がサビやすくなります。

切れ味が著しく落ちるので、風呂場にずっと置いておかないようにしましょう!
湿気の多い場所に保管しておくと、雑菌も繁殖しやすくなります。
剃れないカミソリでヒゲをそり、傷ついた肌から雑菌が侵入すると、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
炎症、ふきでもの、ニキビなどができやすくなるので、注意しましょう。
4. 刃を温めてから剃る

カミソリは、使う前にお湯にサッと浸けるなどして、温めてから使いましょう!
刃を長持ちさせることと直接関係はないですが、これも切れ味に関係してくるからです☆
冷たい刃を肌にあてるより、温めた方が肌あたりがやわらかく感じます。
替え刃に石鹸(スムーサー)がついている場合、温めることで溶けやすくもなるんです!

スムーズな運行ができるようになるので、力を入れなくてもきれいに剃れます♪
力が刃にかからないということは、摩耗が少なくなるということです。
刃が傷みにくくなるので、結果的に切れ味を長く保てるようになるというわけです☆
なので、使う前に少し刃を温めてから剃るようにしましょう!
替え刃は頻繁に交換するほうが肌にやさしい

替え刃は、できるだけ頻繁に交換したほうが肌にやさしいことは確かです。
刃が摩耗していなければ、ヒゲの抵抗が少なく滑らかに剃れるからです。
ただ、「高いから、もったいないよ・・・」と思う気持ちもよくわかります。

実際、今のカミソリは刃の枚数が増えたおかげで値段も高くなっているので
もし、値段がネックでなかなか替え刃を交換できない場合は、安いメーカーのものを試しに使ってください。
あなたがメーカーにこだわらないのであれば、安くてもよく剃れるT字カミソリは意外とあります。
たとえば、貝印とガレイド
のT字カミソリは、有名メーカーに引けを取らない剃り心地です。

なおかつ、替え刃が安いという大きなメリットがあるんです
肌のことを考え、悩まず交換したいときは、安いメーカーに変更することも考えましょう。
貝印とガレイドのT字カミソリについては、下記で詳しく解説しています。
捨てるときは、自治体の捨て方を守ろう

カミソリの刃は、危険物です。
燃やすごみと一緒にせず、自治体の捨て方に従いましょう!

私が住んでいるところは、燃やさないごみに分別されます!
「小さいから見つからないでしょ!」という気持ちで捨てて、誰かがケガをしたらかわいそうです。
燃え残りにもなるので、人の迷惑になることだけはやめましょう!
まとめ
カミソリ交換時期の目安は、2週間と言われています。
ただし、これはあくまでもメーカー側が安全に剃ってもらうために記した、大まかな目安でしかありません。
ヒゲの濃さや硬さ、使用頻度、保存環境によって、交換時期は大きく変わります。

切れ味を確認して、肌のためにも早めの交換を心がけましょう☆
切れ味で確認するポイントはこちら↓
- 毛がプツプツ引っかかる感じがするか
- 剃り終わりのヒリヒリ具合はどうか
- 何回も同じ場所を剃るようになっていないか
ひとつでも感じるようになったら、カミソリの交換時期になります。
「カミソリの替え刃は高いから、もったいないんだよね・・・」という方のために、切れ味を長持ちさせる方法を解説しました☆
- 剃り終わったら、カスをきれいにとる
- タオルにポンポンして水分をとる
- 風呂場にずっと置いておかない
- 刃を温めてから剃る

何気ないことですが、どれも重要なことなので覚えておいてください♪
切れないカミソリで剃り続けると、乾燥肌、炎症、ふきでもの、ニキビなどの肌トラブルが起きます。

将来的に、シミ、シワの原因にもつながるので、早めに交換するようにしましょう
というわけで今回は「カミソリの交換時期の正しい判断基準」について解説しました。
T字カミソリ愛用者の、参考になれば幸いです♪