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- 床屋さんで深剃りしても痛くない
- 自分で深剃りすると血が出る
- 肌を傷めずしっかり剃りたい
- うぶ毛をきれいに剃りたい
- プロの道具を使ってみたい!
「床屋さんでヒゲを剃ってもらうと、全然痛くない!」と感じている方は多いはずです。
私のお店でも、「気持ちよくて、寝ちゃいそうになったよ」と言って帰られるお客様がたくさんいます!
中には、「刃のあたりが違うんだけど、なんで?」と専門的な質問をしてくるお客様もいるくらいです。
「自分も床屋さんのカミソリを使ってみたい!」と興味が湧いたあなたのために。
今回は「理容師のカミソリ」について詳しく解説します。
この記事を読めば、床屋さんが使っているカミソリの特徴を知ることができます☆
購入することもできるので、気になる方は参考にしてください!
先に伝えておきますが、理容師が使うカミソリは仕事用に特化した形状になっています。
自分で使う際は、持ち方などをしっかり覚える必要があります。
理容師のカミソリは特別切れるものではない!
「床屋さんは、よく切れる刃を使ってるんでしょ?」と思っている方も多いはずです。
理容師のカミソリは、市販されているカミソリの刃と、ほとんど変わらないものを使っています。
特別切れる刃を使っているわけじゃないんです
「自分もプロの刃を使ってみたい!」と思っていた方は、誤解しないでください。
ごく普通の刃を使っています。
ただし、カミソリは替え刃式になっているので、切れ味が落ちればすぐに替えるよう心がけています。
常に切れ味のいい刃を使っていることは確かです!
理美容業界も新しい製品をどんどん導入しています。
シェービングする際には、カミソリを使い分けることも当たり前になりつつあります☆
刃のあたりが違うと感じるのは、カミソリを変えて剃っているからなんです
うぶ毛を剃るときは一枚刃を使う
理容師は、うぶ毛を剃るときは一枚刃を使います。
肌に直接刃をあてることができるうえに、繊細な作業もやりやすいからです。
眉毛剃り、えり剃りなどにも使っています☆
もちろん、ヒゲもしっかり剃れます。
形状は、折り畳みのものもあれば、棒状になっているものもあります。
カミソリの刃は、肌を傷つけないように横滑り防止ガードが付いているものを使います。
理容師は、こういったカミソリを使って、きれいに剃っているというわけです☆
市販されているお手軽カミソリでも、同じような刃を使っているものがたくさんあります。
- 薄いヒゲを剃りたい
- 眉毛を整えたい
- うぶ毛を剃りたい
- もみあげを作りたい etc
上記のような場合は、一枚刃を使うことで床屋さんのような仕上がりに近づけます☆
ヒゲの深剃りには二枚刃を使う
最近の理容室は、深剃りをする際に二枚刃のカミソリを使うことが主流になりつつあります。
理由は簡単で、肌あたりがよく、かつ深剃りをしても血が出にくいからです。
ひと昔前までは、一枚刃のカミソリを使って深剃りをしていました。
理容師の技術として、一枚刃で深剃りすることが求められていたからです。
私が修行していた当時は、一枚刃での深剃りをしっかり覚えさせられました
しかし、正直なところ一枚刃での深剃りは、人によって技術の差が大きく現れます。
痛かったり、血が出たり、剃り残しがあったりするんです
お客様にしてみれば、技術者によってサービスの提供に差が出てしまうというデメリットがあったんです。
二枚刃を使うと、技術の差はほぼ生まれません。
高度な技術を使わなくても、きれいにヒゲを剃れます。
理容室は、二枚刃を使うことで、安定したサービスを提供できるようになったというわけです。
ちなみにですが、私が初めて2枚刃の存在を知ったのは、知り合いが勤めていた低料金サロンを訪ねたときでした。
閉店間際に、ちょっと顔を出すことがあったんです
当時、一枚刃のカミソリで深剃りをしていた私にとっては、二枚刃のカミソリは衝撃的でした。
顔そりのスピードが断然速いうえに、しっかり深剃りができていたからです。
それ以降、私も二枚刃を使うようになりました。
当時のスタッフの中では、私が一番早く使いはじめました
昔気質のオーナーにとっては、受け入れがたいところがあったようですが、今となっては当たり前になりました。
「カミソリのあたりが違うんだけど、なんで?」と質問してきたお客様には、当時とても感心したのを覚えています。
昔ながらの技術ばかり追い求めるのではなく、理美容業界も日々進化していくべきなんだと気づかされた瞬間でした
このように、床屋さんも深剃りをする際、二枚刃などを使うことが増えたんです。
「痛みの少ないヒゲ剃りができるのは、二枚刃を使っているから」ということを知っておいてください。
ちなみに、二枚刃は市販されているT字カミソリのものと変わりはありません。
最近では、5枚刃や6枚刃のカミソリを使っている理容室もあるくらいです
プロ用カミソリの最大の特徴は「本体の重さ」
プロ用カミソリの最大の特徴は、「本体の重さ」です。
これが、痛みの少ない深剃りを可能にしています!
刃をつける先端部分が重いため、無駄な力をかけず滑らかに剃ることができる作りになっているんです!
肌にポンと置いて動かすだけで、しっかり剃れます。
ヒゲの抵抗に負けることもないので、きれいに深剃りできるというわけです!
何度も言いますが、使っているカミソリの刃は、市販されているものとほぼ変わりません。
カミソリ本体の重さが、市販されているカミソリとの大きな違いです。
理容師は、カミソリの特性も活かしつつ「痛みの少ないヒゲ剃り」を可能にしているんです☆
プロ用の道具は慣れないと使えない
理容師が使っているカミソリは、持ち方が決まっています。
※他人のヒゲを剃るために適した形状になっているため、特殊な向きに刃がついているからです。
安定した運行ができるよう、正しい持ち方で剃る必要があるんです
鉛筆持ちでは、うまく剃れません。
正しい持ち方に慣れないと、扱うことが難しいカミソリなんです。
使えるようになれば、どんなカミソリよりきれいに剃れるのは確かです
深剃りはカミソリよりも肌を張ることのほうが大切
理容師が使っているカミソリは、本体に重さがあるためしっかり剃れます。
ヒゲの抵抗にも負けることはありません!
カミソリの性能は重要ですが、深剃りする際に一番大切なのは「肌をしっかり張ること」なんです。
たるんでいる肌を深剃りしようとすれば、どんなカミソリを使ったとしても傷つけやすくなります。
しぼんだ風船とパンパンの風船に泡をつけて、カミソリで剃ってみてください。
しぼんでいる風船は、確実に割れてしまいます。
デコボコしているうえに、カミソリを強くあてないと剃れないからです
痛みが少ないヒゲ剃りをしたいのであれば、肌をピンと張ることを心がけてください☆
ピンと張っていれば、軽く当てるだけできれいに剃れます。
カミソリの性能を重視する前に、正しい剃り方を必ず覚えておきましょう!
常に切れる刃を使うことが肌を傷めないポイント
プロ用のカミソリを使いこなせたら、今までよりも確実にヒゲ剃りは上達します。
市販されているカミソリよりも、本体自体が高性能に作られているので
だからといって、「プロ用を必ず使ってください」とは言いません。
市販されているカミソリでも、十分きれいに剃れるからです。
常によく切れる刃を使うことで、肌荒れを最小限に抑えたヒゲ剃りができます☆
「もったいないから、捨てられない」という気持ちが、肌荒れの原因になるんです。
使う回数が少なくても、カミソリの保存状態が悪ければ剃れなくなります。
カミソリの刃は、定期的にしっかり交換することが大切なんです。
床屋さんは、少しでも切れ味が悪くなれば、すぐに刃の交換をします。
こまめな刃の交換は、ヒゲ剃りの質を上げる秘訣だということを覚えておいてください☆
下記でカミソリの交換のタイミングを解説しています。
「どうなったら交換すればいいの?」と悩んでいる方は、参考にしてください。
〈まとめ〉剃れるカミソリと正しい剃り方がきれいに剃る秘訣!
理容師のカミソリは、市販されているカミソリの刃と、ほとんど変わらないものを使っています。
特別切れる刃を使っているわけじゃないんです!
市販されているカミソリとの大きな違いは、「本体の重さ」です。
刃をつける先端部分が重いため、無駄な力をかけず滑らかに剃れる作りになっているんです!
これが、床屋さんのヒゲ剃りの質を向上させています☆
「どうしてもプロの道具を使ってみたい!」という方は、購入することも可能です。
ただし、特殊な形のため、はじめてだと扱いにくいところがあります。
持ち方をしっかり覚えたのち、使うようにしましょう!
道具も確かに大事ですが、痛くないヒゲ剃りをしたいのであれば、「正しいヒゲの剃り方」を覚える必要があります。
基本的なところを見直すだけでも、ヒゲ剃りは上達するんです☆
「ヒゲが濃くなってきて大変・・・」と悩んでいる方は、今回の記事を参考に上手なヒゲ剃りを覚えてください。
というわけで、今回は「理容師のカミソリ」について解説しました。
「どうして床屋さんのヒゲ剃りは痛くないの?」と疑問に思っていた方の、悩みが解消されたら幸いです☆