- 子供の髪を切りたい
- 美容院に行くのが面倒
- セルフカットでお金を節約したい
- ハサミを買ったけど、使えるか不安
- 上手に髪を切りたい!
感染症対策や物価の上昇などが原因で、セルフカットするためにハサミの購入を考える方が増えています。

インターネットからも手軽に購入できるので!
しかし、はじめてハサミを購入すると、その特殊な形状に戸惑う方がいるのも事実です。
「これ、どうやって使えばいいの?」と思い、不安と疑問にかられている方へ。
今回は「ヘアカット用ハサミの正しい持ち方」について解説します☆
この記事を読めば、ぎこちないハサミの使い方が直り、より安全なヘアカットをできるようになります♪

持ち方を覚えるだけで、ヘアカットも幾分か上手になります!
この機会に、セルフカットの技術を向上させましょう!
※ヘアカット用のハサミは刃が鋭いので、セルフカット時は細心の注意を払ってください。
工作用ハサミの持ち方

ヘアカット用のハサミを解説する前に、工作用のハサミについて解説します。
髪の毛を切るために作られたものではないので、工作用のハサミでヘアカットするのはおすすめしません。

ぶつ切りするイメージで切るので、毛先が傷んで枝毛になりやすいからです
ヘアカット用とは使い道がまったく違うというのを、まずは覚えておきましょう。
工作用のハサミは、万能用に作られています。

糸のように細いものから厚紙まで、すべてに対応できる構造になっているんです
そのため、どんなものでも切ることができる「パワー」が求められます。
力が刃に伝わりやすいよう、指穴は大きく作られ、たくさんの指を入れることができます。
つまりは、「ハサミのパワー」=「開閉の力」というわけです。

基本的には親指、中指、薬指を穴へ通します。
人差し指は、刃が安定するように支える感じです。

1回の開閉で、力強く切るための持ち方と言えます
これが、工作用のハサミの持ち方です。
髪の毛を整えるために使うには、適していない構造になります。
小さいお子様の場合、手も小さく力もありません。
そのため、たくさんの指を使ってハサミを開閉する必要があります。
場合によっては、人差し指も穴に通した方がスムーズに切れます。
ヘアカット用ハサミの持ち方

髪をきれいに整えるためには、こまめにハサミを開閉する必要があります。
そのため、「よく切れる刃」「手が疲れない形」「スムーズな開閉」がハサミに求められます。
結果、工作用のハサミとは全く異なった形状になります。
指穴は小さく、1本の指しか通すことができない作りになっています。

すきバサミも同じです!
これは、ハサミの安定性を重視するためです。
穴の中で指が遊ばないように、大きな穴にはしないというわけです。
穴には、親指と薬指を通してください。

注目してほしいのは、工作用のハサミにはない、小指掛けです。

小指専用の置き場所があるんです
小指もしっかり使うことで、ヘアカット時ハサミがより安定するというわけです。
指を通すと、下図のようになります。

薬指を第二関節程度まで入れることで、ハサミが落ちることなくしっかり持つことができます。
はじめてヘアカット用のハサミを持つと、不安定さに驚くかもしれません。
まずは、自然に持てるように慣れましょう。
ハサミを安定して持てるようになってから、髪を切ってください!

ケガをしない、させないためにも、正しく持てるということは重要です
親指は深く入れない

ヘアカット用のハサミは、指穴が大きくありません。
「自分の指は入らないんじゃ・・・」と心配になる方もいるはずです。
中指は第二関節程度まで入れますが、親指は先をかける程度でOKです☆
指先を少し掛けるだけで、ハサミは簡単に動かすことができます。
深く入れてしまうと、逆に開閉が難しくなるので注意しましょう。

少しの力でスムーズに動かせるのが、ヘアカット用のハサミだというわけです♪
髪を切る際は、数えきれないほどハサミを開閉します。

紙を一枚切るだけとは、ワケが違います!
親指がスムーズに動かなければ、ヘアカットはできないと思ってください。
そのためには、親指を奥まで入れず、先だけかけるべきなんです☆
手首を返して、ハサミを正面に向ける
髪を切る際は、体を真っすぐ頭の方向を向けて静態します。

横から眺めていると、均等な長さに切れているかわかりません
つまり、カット面に対して常に正面に立っていなければいけないというわけです。
しかし、ハサミを普通に持つと、体に対して斜めになってしまうはずです。

体の正面で常にカットするため、ハサミの面と体を平行にする必要があります。
そのため、手首を少し返しましょう☆

手首を返すことで、ハサミが正面を向きます。

これが、正しいハサミの向きです☆
この状態でカットすべきというわけです。
常に体の正面でカットできれば、失敗も少なくなります。
長さの確認が簡単になるうえ、自分でどの部分を切っているかはっきりわかるからです。
ヘアカット用のハサミは、持つだけでも意外と大変です。
セルフカットしたい方は、ハサミを持つことから慣れましょう!
開閉は、親指のみ動かす(できる人だけでOK)

ヘアカットする際は、親指のみを動かして髪を切ります。

動かさない方を静刃、動かす方を動刃と言います
クシでとった髪を静刃で支え、動刃で切るイメージです。
※あくまでもイメージであって、そのように切ってくださいということではありません。
開閉時のハサミのブレが少なくなり、きれいにカットできるようになります。

理美容師は、親指のみを動かしてカットしているんです☆
「みなさんも、親指のみ動かしてカットしましょう」と言いたいところですが、実は難しい技術です。
理美容師は、ハサミの開閉の練習をしっかりしたからこそできるんです。
セルフカットする際は、ここまでの技術を求めることは正直難しいです。
できる人のみ、親指のみで開閉しながらカットしましょう!
正しい開閉の仕方は、頭に入れておく程度でOKです☆
意識しすぎると、髪を切ること自体がおろそかになります。

ケガの恐れもあるので、無理はしないようにしましょう!
まとめ
工作用のハサミは、力が刃に伝わりやすいよう指穴が大きく作られ、たくさんの指を入れることができます。
そのため、一回の開閉でバツっと切ることに適しています。
ヘアカット用のハサミは、髪を何回も切らなければいけないため、工作用のハサミとは違った形状になります。

「よく切れる刃」「手が疲れない形」「スムーズな開閉」がハサミに求められるからです
指穴は小さく、1本の指しか通すことができません。(親指と薬指のみ)
ヘアカット時ハサミが安定するよう、小指掛けもついています。
とにかく特殊な形のため、はじめは戸惑うはずです。
慣れるまで、少し練習しましょう☆
基本的な持ち方は、下図のようになります↓

親指は、深く入れると開閉ができません。
先をかける程度にすることで、スムーズに開閉することができます!

失敗やケガをしないよう、ハサミをしっかり持てることが大切です。
セルフカットの上達のため、ぜひ覚えておいてください♪
というわけで、今回は「ヘアカットハサミの正しい持ち方」について解説しました。

持つだけでも意外と難しいので、頑張って慣れてください☆