レディースシェービングは、うぶ毛をきれいに剃ることで、肌の状態を整えることができます。
男性のヒゲ剃りとは、目的が少し違います。
「うぶ毛を剃ると、どんな効果があるの?」と疑問に思っている女性のために。
今回は「レディースシェービングの効果とその仕方」を理美容師の私が解説します!
自分で剃る際の注意点も解説するので、参考にしてください☆

きれいなお肌作りのためにも、ぜひお顔そりをしましょう♪
レディースシェービングのメリット 3選
男性のひげそりとは違い、レディースシェービングの目的はうぶ毛の処理がメインになります。
うぶ毛を剃るとどんなメリットがあるのか、今回は3つ解説します☆
- 肌のトーンが明るくなる
- 化粧のノリが良くなる
- ツヤツヤもちもち肌になる
肌のトーンが明るくなる
顔を覆っていたうぶ毛をきれいに剃ることで、肌の色がはっきり現れ、1トーン上がった印象になりますよ

化粧をしなくても、明るい印象になるんです!
表情も明るく見られるので、好印象を与えることができます♪
化粧のノリが良くなる
シェービングでうぶ毛をきれいに剃ると、化粧のノリが良くなります。
ファンデーションがうぶ毛によって浮いてしまうことがないため、きれいにのせることができます☆
また、毛穴にファンデーションが溜まりにくくなるため、化粧崩れを起こす心配もなくなります。
化粧崩れが起きやすい、夏場などは特に違いが現れます!
ツヤツヤもちもち肌になる
うぶ毛を剃ると、見た目がきれいになるばかりでなく、肌触りに違いが生まれます。
手に吸い付くような潤いお肌になるため、若々しい肌に生まれ変わります♪

手軽にツヤツヤもちもちお肌が手に入るというわけです☆
肌のターンオーバーを整える(ピーリング効果)

肌は、定期的な周期で新しい肌へと生まれ変わります。

これを「肌のターンオーバー」と言います
周期は大体28日~60日程度。
若い人ほど新陳代謝がいいので、ターンオーバーの周期が短くなります☆
正しい肌周期は、加齢やストレスなど様々なことが原因で乱れてしまう場合があります。
ターンオーバーが正常に行われなくなった肌は、古い角質が表面に残り続けます。
結果、ニキビやふきでものができてしまうというわけです。
また、肌が乾燥してしまうことで、シミやしわの原因になります・・・。

女性にとって肌トラブルは最も避けたいですよね
そんな時に役立つのが、シェービングなんです!
肌表面の古い角質をきれいに取り除くことができるため、正常な肌周期に戻すことができます☆
これはピーリングと言い、美容にもよく用いられている効果です♪
毛の処理もでき、肌のお手入れもできちゃうシェービングは、ぜひやるべきなんです!
余談
光(ライトなど)をうまく利用してきれいな写真を撮っている女性をよく見かけますが、うぶ毛がふわふわ生えていることが度々見受けられます。
男性は、実はそうしたちょっとしたところが気になっている場合もあるので、気をつけましょう☆
シェービングの正しいやり方とコツ
シェービングを実際に行う前に、きちんと「正しい剃り方」を覚えておきましょう!
間違った剃り方をすると、逆に肌を傷つけてしまう恐れがあるからです。

コツさえ覚えてしまえば、意外と簡単ですよ☆
引き手をする
「引き手」とは、シェービングする際に肌が突っ張るように手で張ることを言います。
剃る場所の肌がピンと張ることで、かみそりの刃がスムーズに運行するようになります☆
引き手が上手にできれば、肌表面の産毛や角質をきれいに薄く取り除くことができます。
引き手をしないで顔そりをしてしまうと、かみそりの刃がスムーズに運行しません。
無意識のうちに、肌に強く押し当てながら剃ってしまうことになります。
結果、無駄に多く皮膚を削ってしまい、炎症、吹き出物、ヒリつきなどといった肌トラブルを起こしてしまいます。
きれいに優しく剃るために、「引き手」が重要だということを覚えておきましょう☆

ちなみに、表皮の厚さは0.12㎜程度なので本当に薄いんですよ
最適なかみそりを選ぶ
体のムダ毛処理によく使われているのが T字かみそり です。

みなさんも1本は持っているのではないでしょうか
T字かみそりは、どちらかというと太く硬い毛を剃るのに適しているため、うぶ毛剃りには適していません。
最近は、3枚刃、4枚刃、5枚刃と刃の枚数が増えて、綺麗に剃れるイメージがあります。
ですが、これはあくまでも太く硬いひげなどを剃る際にその効果を発揮するものです!
なので、女性のシェービングにはT字カミソリは使わないでください。

顔の細かいところを剃ろうと思っても、T字カミソリでは難しいですからね・・・
うぶ毛剃りに適しているのは、一本刃または棒刃と言われるカミソリです☆

T字カミソリのように刃の周りにフレームがついていないため、刃を見ながら細かいところまできれいに剃ることができます。
- 眉毛の近く
- おでこの際
- 耳下から首筋にかけてのライン
- 小鼻の脇
- 目の下 etc
刃の部分が軽いため、肌にも優しくあてることができます☆

軽くスーッと剃れる感じです!
最近のカミソリは、横滑りをして肌を切らないよう、刃にガードが施されているので安心して使うことができます。
このように、用途によって最適なかみそりを選ぶのはとても重要なので、ぜひ覚えておきましょう☆
シェービングソープを使用する
お顔そりの際は、きちんとシェービングソープを使用してください。

かみそりの刃もスムーズに滑るようになります☆
何もつけないで剃ると、肌荒れの原因になります。
無駄な力を入れることなく剃れるうえ、何より肌の保護になります。
シェービングする際は、必ずシェービングソープを使用しましょう☆
シェービングする際の注意点
女性は、男性よりもきめの細かい肌をしています。
そのため、デリケートな肌には細心の注意を払いシェービングする必要があります!
お顔剃りをする際は、カミソリの刃の角度に注意してください。

肌に対して、かみそりの刃が当たる際の角度のことです!
極端な話、肌に対して90度で刃をあてると確実に切れます(苦笑)
肌にダメージを与えないよう、なるべく刃を寝かせて肌に当てるようにしましょう☆
肌に対して並行にするのが、一番肌を傷める心配がありません。
しかし、それではうぶ毛は剃れないんです。
肌との並行を意識しすぎてしまうばかりに、刃が肌から浮いてしまうからです。
なので、多少なりとも刃は立てて肌に当てる必要があります。
刃のおしりを少し浮かせる程度がベストな角度です♪
適切なかみそりの使い方を覚え、肌を傷つけないよう顔そりをしましょう!
シェービングは、1~2か月に一度の周期で行う
シェービングは、肌のターンオーバーに合わせて行うことがベストです。
1~2か月に一度の周期と言ったのは、人それぞれ肌のターンオーバーの周期が違うからです。
若い方なら、新陳代謝が早く新しい肌の生成が始まりますが、年齢を重ねると徐々に代謝が悪くなります。
そのため、肌のターンオーバーが遅れます。

若くてもストレス、睡眠不足、偏食、ダイエットなどが原因で周期が乱れることがあるので、注意してください
それぞれのターンオーバーに合わせてシェービングすると考えると、結果1~2か月がベストというわけです!
早い方は1か月に一度、遅い方でも2か月に一度はシェービングをしましょう☆
逆に毎日シェービングすることは絶対にいけません!
肌の表面(表皮)は約0.12㎜しかないため、過度の頻度でシェービングすると肌が傷みトラブルの原因になりかねません。
あくまでも定期的なスキンケアとして捉えてください☆
理容室だと、襟元(うなじ)もきれいに剃ってくれる

お店のシェービングは、顔だけでなく襟元もきれいに剃ってくれます♪
自分では剃ることが難しい場所なので、とっても助かります☆
うなじ付近をきれいに整えると、後ろからのシルエットがすっきり見えます。
相乗効果で、首も細く見え清潔感も生まれます☆
襟元に毛があると、ヘアスタイルがぼやけて見えます。
きれいに整えることで、メリハリのあるまとまった印象を与えてくれます☆

頭がコンパクトに見えるので、小顔効果もあります♪
ブライダルシェービングというメニューもある
結婚式やパーティーなどでドレスアップする際、肩回りまであいた洋服や着物を着ることがあるはずです。
背中をきれいに見せたい方は、理容室の「ブライダルシェービング」を活用しましょう☆
ドレスや着物に合わせて、うなじから肩口まできれいにシェービングしてくれます♪

どこまで剃ってほしいかきちんと伝えましょう☆
もちろんお顔そりもしてくれるので、何かお祝い事の際に利用してみてはいかがでしょうか♪
一般的には「ブライダルシェーブ」という名前でメニュー化しているところが多いと思います。
女性スタッフがいないお店は、メニューとして取り入れていない場合もあるので、事前に確認してみましょう☆
まとめ
シェービングは、女性にとってメリットがたくさんあります☆
- 肌のトーンが明るくなる
- 化粧のノリが良くなる
- ツヤツヤもちもち肌になる
古い角質が蓄積した肌に化粧水、乳液、美容液などたくさん使用したところで、効用は少ししか得られません・・・。
最大限の効果を得たい方は、ぜひシェービングをおすすめします♪
というわけで、今回は「レディースシェービング」について解説しました。

女性のスキンケアの参考になれば幸いです☆
肌の状態や体調の具合で、シェービングした後、肌が赤らめたりヒリつきなどが起こる場合があります。
最悪の場合、肌が炎症を起こすこともありえます。
そのような症状が現れた場合は、当分顔そりを止め、肌ケアをしっかりして修復を心がけましょう。