- ドテラの品質や安全性に疑問を感じている
- ドテラの製品にすごく興味がある
- アロマを安心して楽しみたい
- 友人にしつこく勧められて逆にあやしい
- アロマ関連の仕事に就くため、正しい情報を収集したい
「ドテラは、あやしい情報もあってイマイチ信じられない・・・」という方は多いはずです!
芸能人やインフルエンサーの中にも、ドテラを強くアピールしている人をよくみかけます。
「そこまでプッシュしてくると、逆にあやしいんだけど」と思う気持ちもよくわかります!
ドテラ製品は、海外の会社が製造しています。
精油に関しては、独自の品質基準を設けているオリジナル性のあるメーカーになります。
「輸入するとき、ちゃんと厚生労働省の認可はとれてるのかな?」と疑問に思っているあなたのために。
今回は、「ドテラ製品の信頼性と使用上の注意点」について解説します。
この記事を読んで、ドテラ製品がどういったものなのかをしっかりと理解してください。
あなたにピッタリな精油メーカー選びの、参考になれば幸いです☆
ドテラは海外で創設された会社
ドテラは、2008年にアメリカで創設された会社です。
精油や関連商品を多数取り扱っている、アロマメーカーになります
純粋で優れた品質の精油のみを提供するため、独自の品質テストを実施しています。
そのため、「精油の品質に関しては他社と一線を画している」と自信をもって販売しています。
高品質な精油を扱っているため、知名度はすぐにあがりました。
怪しい精油を製造しているわけじゃないんです!
ドテラの知名度をあげたもう一つの理由として、独特な販売方法があります。
セールスモデルにユニークさを求めることで、他社との差別化を図りました。
それが、報酬型の販売ルートです
例えば、あなたがドテラを友人に紹介したとします。
紹介された友人がドテラ製品を購入すると、あなたへ紹介料が入ってくる仕組みです。
ネットワークビジネス(マルチ商法)といわれ、一躍名を広めることになりました。
このように、ほかの精油メーカーとは一味違った特徴をもっているのがドテラというわけです。
ネットワークビジネスを導入したことで、怪しまれるようにもなったのも事実ですが
厚生労働省の役割
厚生労働省は、国民生活の安全と経済の発展を支えるための機関になります。
- 病気の予防
- 食品の安全
- 働きやすい環境づくり
- 少子化対策
- 社会保障の充実 etc
日本経済を総合的に守ってくれるのが、厚生労働省だと思ってください☆
海外製品の輸入に関しても、厚生労働省が定めた基準をクリアしないと日本へは持ち込めない仕組みになっています。
ドテラの精油は〇〇として認可され輸入されている
ドテラの精油は、厚生労働省の輸入基準をしっかりクリアしています。
そのため、品質に関しては間違いなく保障されている精油になります。
どのような品目でドテラの精油が受理されているかは、次のようになります。
食品添加物
化粧品
雑貨
3つの項目のどれかにあてはまっているため、日本の法律に従って正しく輸入されているというわけです
「使ってもだいじょうぶなのかな・・・」と心配していた方は、安心して楽しめる精油だと理解しましょう☆
厚生労働省は決して飲用を認めているわけではない
ドテラの精油は、食品添加物・化粧品・雑貨として受理され輸入されています。
ここで注目してほしいことは、食品として受理されているわけではないということです。
ドテラの精油は、農薬や化学物質が検出されないか事前に品質検査をしています。
そのため、輸入の品目では食品添加物としても受理されるものもあるんです
これは、あくまでも農薬や化学成分が入っていないから食品添加物の区分になるだけです。
厚生労働省は、食品添加物だから飲んでもOKと言っているわけではないんです。
この解釈が重要になります
厚生労働省は、輸入製品に関して適正かどうかの判断基準を設けているにすぎません。
食品添加物の飲用の有無に関しては、まったく関与していないんです。
つまり、ドテラの精油を飲用することは、厚生労働省が認可しているのではなく、個人の判断になるというわけです。
素人が精油を飲用することは控えるべき
「食品添加物なんだから、口から摂取してもいいんじゃない?」と考えることは間違ってはいません。
たしかに、食品添加物はさまざまな食品に使われているので
ただ、精油の飲用に関しては、素人が安易に手をだすべきではありません。
理由としては、人体に危害を加えない適量を理解している人は少ないからです。
たとえば、日本香料工業会の解説では「食品に対して使用する香料は、10ppm(0.001%)以下」とされています。
これは、合成香料の場合の希釈濃度を表わしています
精油を体に塗布する場合に安全と言われる希釈濃度は、1%以下です。
ドロッパー瓶から垂れる精油の量が0.05mlとして、10mlの植物油に対して2滴垂らすと1%に希釈した計算になります。
日本香料工業会が解説した通り、10ppm(0.001%)に希釈したとします。
精油を香料として1滴(0.05ml)使用する場合、0.001%に希釈するには5000mlの水量が単純計算必要になるというわけです。
天然香料の場合は、それよりはるかに低い濃度で使用されています。(参照元:サクララヴニール)
刺激や安全性を考慮すると、このくらいの濃度に希釈する必要があるんです
そう考えると、到底素人が「食品添加物だからだいじょうぶ」と安易に口にできるものではないということがわかります。
ましてや、精油をサラダにかけた場合、精油は原液のままとどまります。
口内の粘膜に原液が付着する危険があるため、AEAJ(日本アロマ環境協会)では推奨していないというわけです。
サロンで勝手に飲用を勧めるのは違法になる場合がある
ドテラの精油を使ってアロマサロンを開いているところは、もちろんあります。
きちんと希釈したトリートメントオイルで体を施術することに関しては、まったく問題はないからです。
さまざまなサロンが、自分好みの精油メーカーを取り扱っています
ただ、ドテラの精油を扱っているサロンの場合、飲用を勧めることがあります。
もともとドテラは、サラダや飲み物に数滴たらして摂取してもだいじょうぶと謳っているからです。
施術者が、ドテラの取り扱い通り、飲み物(お茶や水)に精油を混ぜて飲ませることがあるんです
先述した通り、飲用に関しては個人の判断になります。
AEAJ(日本アロマ環境協会)では、精油の飲用は認めていません。
飲用に関する判断は、人それぞれが行うべきなんです。
精油の飲用は、健康を害する可能性のある行為です。
そのため、勝手に飲ませる行為は、違法になる場合があります。
大袈裟ですが、勝手に飲ませられ気分を害した場合は、民事裁判に発展してもおかしくはありません。
ドテラであろうと精油に変わりはない
食品添加物として輸入されているドテラの精油も、精油に変わりはありません。
水蒸気蒸留法や圧搾法などで、同じように抽出されています。
特別な製法で作られているわけではないということを、理解しておきましょう
もちろん、厚生労働省が特別に取り扱いを認可している精油というわけでもありません。
飲用に関しては、ノータッチです。
「厚生労働が認めているからだいじょうぶ」と言われても、使用方法に関してはまったく関与していないということを覚えておきましょう。
〈まとめ〉ドテラの使用方法に関してはすべて個人の責任になる
厚生労働省は、ドテラの精油を食品添加物・化粧品・雑貨として認可しています。
そのため、品質に関してはまったく問題はありません。
純粋に、心地いい香りを楽しめます☆
ただし、「厚生労働省が食品添加物として認めてるから、飲用もOK」という解釈は違います。
あくまでも、農薬や化学成分が入っていないから食品添加物の区分になっているだけだと思ってください。
飲用に関して、厚生労働省は関与していません。
精油の飲用は、個人の判断と責任になるということはしっかり頭に入れておきましょう。
というわけで、今回は「ドテラ製品の信頼性と使用上の注意点」について解説しました。
正しくアロマを楽しむうえで、参考にしてください。
当ブログでは、アロマに関するさまざまな疑問や悩みにお答えしています。
簡単な楽しみ方も紹介しているので、ぜひほかの記事も読んでみてください☆