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- 理容師、美容師という職業に興味がある!
- スーツの仕事はいやだ
- ファッションを楽しみたい
- 髪型や見た目を制限されたくない
- 異性にモテたい!
理容師や美容師という職業に興味がある方は多いと思います。
何となく華やかで、楽しそうなイメージがあるので!
ただし、イメージばかりが先行して、実際どんな職業なのかイマイチ理解していない方もまた多いはずです。
そこで、今回は「理容師、美容師という職業とは」をテーマに、いろいろな観点から解説します。
将来を見据えて、どういった職業なのかしっかり理解しておきましょう!
あなたの理想と合致しているか、確認してください
理容師・美容師は国家資格
理容師、美容師は国家資格です。
厚生労働省が定める学校や施設を卒業し、国家試験に合格した者のみ取得できる資格なんです
通常通り専門学校へ通った場合、2年で修了して試験を受けることができます。
通信課程の場合は、3年で修了して試験を受けることができるんです。
理容・美容共に、筆記試験と実技試験があり、両方合格することが条件になります!
ちなみに私は、通信課程を修了して資格を取りました。
お店で実践的な技術も学びながら資格を取ることができたので、個人的には良かったと思っています☆
収入は多い?少ない?
理容師、美容師になるなら、もちろん収入面も気になるはずです。
結論からいうと、決して高収入の職業とは言えません。
これは個人的な見解であって、実際稼いでいる理美容師さんはたくさんいます
すべての理美容師の収入を平均化すると、高収入とは言いづらいんです。
詳細の理由については下記で解説しているので、あわせて読んでもらうと納得しやすいです。
理由としては、下記のことが考えられます↓
- 見習い期間は給料が少ない
- 雇われ店長だと給料に限界がある
- 独立しても安定した収入の保証はない
- 勤務年数と収入が比例しない
見習い期間は給料が少ない
国家資格を取得したからといって、就職していきなり高い給料をもらえるわけではありません。
理容師、美容師はプロの技術をお客様に提供して、はじめてお金を頂けます。
技術が身に付かないうちは、給料も少ないというわけです
20歳で学校を卒業して働き始めたとしても、10万円ちょっとくらいの給料から始まることもざらにあります。
同年代の人に比べて、初任給は極めて低いんです。
ちなみに、自分で使うハサミは、もちろん自分で購入する必要があります。
理美容師のハサミは、結構いい値段がするんです!
この期間にハサミなどの高価なものを購入すると、支払いで生活が圧迫されることも十分あり得るんです。
雇われ店長だと給料に限界がある
普通の会社勤めと違い、役職がどんどん上がれば給料が上がるというシステムではありません。
たとえば、30代で店長になり30万円以上の給料を貰えたとします。
「結構もらえるじゃん!」と思うかもしれませんが、そこからグングン給料が上がるわけではないんです。
サラリーマンであれば、どんどん役職が上がるにつれ給料も上がります。
理美容師の場合、何歳になろうと給料はここで頭打ちになってしまうことがあるんです。
40代、50代と年齢を重ねるにつれ、どんどん収入に差がうまれるというわけです
独立しても安定した収入の保証はない
収入を増やす簡単な方法は、独立してお店を持つことです。
売り上げのすべてが自分に返ってくるため、収入アップを期待できるからです☆
ただし、安定した収入を得られる保証はありません。
開業しても、お客様が来ない場合だってざらにありますから
独立してからの一番の苦労は、収入が不安定なことかもしれません。
サラリーマンのように、毎月安定した収入を得ることができないのが、理美容師というわけです。
もちろん、成功すれば収入は無限大にアップします
勤務年数と収入が比例しない
年齢を重ねるにつれ収入が増えるかといわれると、理美容師の場合はそうもいきません。
50代、60代になると、収入が伸び悩むことがあるんです
30歳のあなたが、新たに髪を切ってくれる理美容室を探すとします。
店主が30代の理美容室と60代の店主の理美容室、どちらを選びますか?
ほとんどの方は、同世代の方が経営しているお店を選ぶはずです。
つまり、年齢を重ねるにつれ新規のお客様の獲得が難しくなるというわけです。
サラリーマンが年収のピークを迎える時期に、理美容師は収入が伸びないことがあるんです
ここまで解説したことから、理美容師の生涯収入を考えると、決して高収入の職業とは言えません。
ただし、これは先ほども解説した通り、理美容師の収入を平均化したときの話です。
実際、若くして稼いでいる理美容師はたくさんいます。
決して夢のない職業というわけではないということは、理解してください☆
むしろ、自分の腕次第でどこまでも収入を伸ばすことができる、魅力的な職業だと私は思っています!
休日は基本平日
理美容師の休日は、基本平日になります。
土日はお客様のかき入れ時なので、ほとんど休むことはありません。
忙しいときはお昼ご飯もゆっくり食べることができません。
平日にしっかり体を休めて、メンテナンスすることも大切です。
大型連休というものもないので、その辺は理解しておきましょう!
会社勤めの友人、恋人、家族と予定を合わせることが難しくなることがあります・・・
はじめは苦痛に感じるかもしれません。
ですが、慣れれば意外といいこともたくさんあるんです☆
どこに行っても平日はすいていますし
休日数が気になる方は、下記を参考にしてください。
理容師・美容師はモテる?
個人的には、理容師、美容師はひと昔前まではかなりモテていたと思います。
美容師を題材にしたテレビドラマが、大ヒットしたこともあったので
華やかな職業に見られるため、憧れをもつ方が多かったんです。
おしゃれな人が多かったのも、モテていた要因だと思います☆
ただし、最近の20代男性女性をみていると、昔ほど理美容師に興味を示さなくなった感じがします。
ひとつの要因として考えられるのが、収入の不安定さです。
安定した収入を異性に求める傾向が、近年の日本情勢からうかがえるようになったからです。
IT業界、外資系、公務員など、高収入かつ安定した職業についている人の方が、求められている印象があります。
モテたいのであれば、どんな職業であれ、しっかり稼ぐことが大事だというわけです
働ける場所はたくさんある
理容師や美容師は、意外と活躍する場がたくさんあります。
理美容室だけではないんです
理容師であれば、シェービング専門店、1,000円カット店、病院や介護施設に併設している理容室、訪問カットなど。
美容師であれば、結婚式場、ネイルサロン、メイクアップアーティスト、エステサロン、訪問カットなど。
いろいろな場所で活躍できるのが理美容師であり、国家資格だというわけです☆
理容師・美容師をもしやめたら?
理美容師は、3年以内にやめる割合が80%以上といわれるほど、かなり高い離職率です。
あなたが希望を持って理美容師になったとしても、やめる場合も十分考えられるというわけです。
辞める理由が気になる方は下記をご覧ください。
どんな理由で辞める人が多いのか、事前に知っておきましょう。
もしやめた場合、どういった職業に就けるのか気になるはずです
私が辞めた人を見てきて言えることは、デスクワークはかなり厳しいということです。
実績を積んでいないうえに、勉強してきたわけでもないからです。
独自に勉強をしていて、何か資格を取得しているのであれば話は別ですが
体を動かす仕事を中心に探した方が、就職先は見つかります。
下記で実際に転職した方の例を挙げているので、参考にご覧ください↓
〈まとめ〉なんだかんだ言って理美容師は魅力的な職業!
理容師、美容師は国家資格です。
厚生労働省が定める学校や施設を卒業し、国家試験に合格した者のみ取得できる資格なんです!
収入に関しては、すべての理美容師の平均から換算すると、必ずしも高収入とは言えません。
理由はこちら↓
- 見習い期間は給料が少ない
- 雇われ店長だと給料に限界がある
- 独立しても安定した収入の保証はない
- 勤務年数と収入が比例しない
収入が安定しないのも、理美容師の特徴だといえるんです
休日も基本平日になるので、みんなと休みを合わせて出かけることも難しくなります。
そういった生活になるということも、事前に理解しておきましょう!
とはいいつつ、なんだかんだいって理美容師は華やかなイメージがあります。
周りから見れば憧れの職業であり、異性にもモテるようになるかもしれません☆
ただし、結局はお金がなければ愛想をつかされてしまうので注意しましょう・・・
というわけで、今回は「理容師、美容師という職業とは」をテーマに、いろいろな観点から解説しました。
私は、理美容師は魅力的な職業だと思っています☆
興味のある方は、今回の記事を参考に事前知識と心構えを持ちつつ、成功の道を歩んでくれることを願っています