地毛が茶色で喜んでいる人もいれば、周りから差別を受けている人も中にはいます。
日本人の大半は黒髪なのに、どうして茶髪になる人がいるのでしょうか?
原因はいくつかあり、生まれつきもあれば生活環境がきっかけで茶髪になる場合もあります。
具体的に、どういったことが原因として考えられるのか?
今回は「地毛が茶色になる原因とその後取るべき行動」について解説します!

茶髪で悩んでいる方のために、少しでも参考になれば幸いです☆
地毛が茶色になる原因

茶髪になる原因はいくつかあり、体質や生活環境など様々なことが要因として考えられます。
一体、どのようなことが原因となり得るのか?

さっそく解説していきたいと思います
地毛が茶色になる原因
① 遺伝
② 色素欠乏症
③ 外からの刺激
④ ストレス
⑤ 加齢
⑥ 白髪になる過程の最中
遺伝
家族の中で地毛が茶色の方がいる場合、遺伝子を引き継ぐ可能性があります。

けっこう、確率は高いです
両親だけでなく、祖父、祖母、はたまたもっと上の家族の方たちの遺伝子かもしれません。
どういった遺伝子を引き継ぐと髪が茶色になるのかというと、「髪に含まれるメラニン色素が少ない遺伝子」です。

遺伝でもともメラニン色素が少ない方は、髪の毛が茶色になりやすいというわけです!
髪の毛というのは、はじめはみな白い毛として作られます。
そこから髪として成長していく段階で、メラニン色素を取り込み黒くなっていくものなんです。

成長の段階でメラニン色素を多く取り込めば、黒髪になるというわけです
もともとメラニン色素の量が少ない場合、髪が成長しても色素が薄いまま表に出てくることになります。
これが、遺伝による茶髪というわけです。
色素欠乏症
メラニン色素が人より少ない、または全く持たない状態で生まれてくる病気があります。

「アルビノ」と呼ばれ、色素欠乏症が原因になります
これは遺伝子疾患であり、原因はまだ解明されていません。
皮膚や髪といった組織にメラニン色素が少ないため、白く見えたり茶色く見えたりします。

症状が軽い方の場合、髪は茶色程度に収まります
全くメラニン色素がない方は、きれいな金髪になるんです。
これは産まれたときからなる先天的なものであり、成長してから後々現れるといったことはありません。
外からの刺激
髪の内部からの影響ではなく、外からの刺激によって髪がダメージを受け、茶色く変色することがあります。

例えば、紫外線です
太陽の紫外線には、UVAとUVBがあります。
UVBという紫外線が、メラニン色素を分解し退色させる原因になります。
外仕事の方は、一日に受ける紫外線量が多くなります。

それで茶色に変色することがあるんです!
ドライヤーで髪を乾かす際に、間違った乾かし方をしてしまうと茶色になる場合もあります。

要は「焼ける」ということです
太陽光の熱で肌が焼けるのと一緒で、ドライヤーの熱で髪が焼けてしまうこともあるんです。
塩素の漂白作用で、茶色になる場合もあります。

プールの消毒用に用いられる塩素ですが、これで髪が茶色になる可能性があります!
ただし、プールに使用されている塩素濃度はそれほど高くはありません。
数回入っただけではならないので、安心してください☆
このように、外からダメージを受けた髪が茶色になる可能性もあるということを理解しておきましょう。
ストレス
日々のストレスによってホルモンバランスが崩れ、メラニンの生成がうまくいかなくなり髪が茶色になる場合があります。
また、体の血液循環が滞りやすくなるため、髪に必要な栄養素が行き届かなくもなります。

結果、髪がじゅうぶんに成長することができず、茶髪になるんです
「強いストレスを受けると、一気に髪が白くなる!」みたいなこと聞いたことないですか?
これは、ストレスによってメラニンを生成するメラノサイト自体の活動が失われることが原因とされています。

まぁ、1日であっという間に白髪になるなんてことはないんですが・・・徐々にです
このように髪の変色に直接かかわるストレスですが、間接的に髪に影響を与えてしまう可能性もあります。

睡眠不足・精神不安定・食欲不振などです
体調を崩してしまうことで、髪がうまく成長できなくなるということもあるので注意しましょう。
加齢
年齢を重ねると共に血管の収縮や血流の滞りが起こりやすくなり、髪に必要な栄養素が行き届かなくなります。

髪が細くなったり抜け毛が増えるのも、加齢が原因の一つになります
成長ホルモンの分泌量も自然と減ってしまうため、髪がうまく成長できずに茶色になることもあります。
白髪になる過程の最中
髪の毛が茶色くなる原因をここまで解説してきましたが、最後にもう一つ「白髪になる過程の最中」という可能性もあります。

人体の自然な流れであり、仕方のないことかもしれません
そもそも白髪になる理由は、メラニン色素の生成が行われなくなるためです。
白髪になる過程の途中、つまりメラニン色素が減少してきている最中に茶色くなる場合があるんです。

基本的に、年齢を重ねた人に当てはまる原因だと思います
まだ若いという方は、心にとどめておく程度にしておきましょう。
今後どうすべきか?

茶色の髪の毛は、今後どうすればいいのか悩んでいる方もいると思います。

対処方法はたくさんあるので一つずつ紹介していきます
自然に治るのを待つ
実は、時期が来ると自然と黒髪に戻ることがあります。

それは、遺伝の場合です
遺伝で小さい頃から髪が茶色のお子様の場合、年齢を重ねるにつれ黒髪に戻ることがあるんです☆
理由は、体の成長と共にメラニン色素の生成が活発になるためです。
お客様の中でも、きれいな栗毛で可愛らしいお子様がたくさんいました♪

親御さんに聞くと、「自分も昔は茶色い髪だった」と言っていました
小学生になり体も大きくなるにつれ、次第に髪も太くコシのある髪に成長します。
それと共に、ほとんどのお子様が徐々に黒髪に近づいていくんです。
気づかないほど徐々に黒髪になる印象ですが、とにかくほとんどのお子様が中学生になる頃には黒髪に戻っていました。
このように、体の成長に伴い髪色も自然と変わることがあるので、長い目で観察する気持ちも大切です☆
病気の場合は、周りに認知してもらう
体の病気によって、どうしても髪色が変わらない場合があります。
そんなときは、周りの人に認知してもらうことを考えましょう。
ただ、何かあるたびに説明することは、心苦しいかと思います。

自分の病気を理解してもらうためには、勇気、体力、精神的に強さが必要です
それでも、人生のターニングポイントになるタイミングのときは、できるだけ周りに理解してもらうようにしましょう。
とくに大きな転機となるタイミングが、就活だと思います。
学校生活は、あなたを中心に思うがまま生活することができます。

人に迷惑をかける心配は少ないんです
就職するとなると、会社の一社員として働かなければいけなくなります。
会社は有益な人材を探すのは当たり前なので、髪の色で会社のイメージを悪くされてはたまらないと考えるはずなんです。
そうしたときに、「あなたがいかに優秀な人材で、こういった病気を抱えているのだということをしっかり理解してもらう」必要があるんです。
受け入れてくれる会社は、きっとあなたにとって最高の職場に違いありません。
あなたの居場所を見つけるためにも、周りに知ってもらう必要があるときが必ず来るということは、理解しておきましょう。
黒髪にする
地毛が茶色だからといって、髪の毛が染まらないということはありません。

誰でも染めることができます☆
「どうしても髪の色が気になる」という方は、黒に染め直すことも考えてみてもいいかもしれません。
ただし、髪の毛が傷んでいる方は、色の抜けが早い可能性があります。
トリートメントなどで、ヘアケアをしっかりすることが大切です。

周りが認めてくれているのに、無理に黒髪にする必要はありません
その場合は、ありのままでOKです
身の回りの改善
遺伝でもなく後天的に髪の毛が茶色になった方は、私生活でのストレス改善などに取り組むことを考えましょう!
生活の中で何がストレスになっているのか自分で理解し、根本的なストレスを取り除くことが重要になります。
そのままでは、ストレスにより血液の循環が悪くなるほか、睡眠不足や食欲不振といった生活に欠かせないことまで支障をきたします。

髪の成長にも悪循環を生んでしまうので、ストレス改善も重要視しておきましょう!
まとめ
髪が茶色になる原因は様々あります。
いつから髪の毛が茶色なのか、「生まれたときから?」「大人になってから?」などのタイミングで、その原因も異なってきます。
どうしても茶髪が嫌だという方は、今回紹介した改善法を試してください!