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近年、男性の美容意識が高まりつつあります。
SNSの普及に伴い、自分をアピールする場が増えているのが一つの要因です。
「女性にカッコいいと思われたい」という願望がより高まっているのを実感します!
見た目を左右する大きな要因の一つとして、きめ細かい肌が挙げられます。
毛穴の開いた肌は、見た目的にも良い印象を与えることはできません。
「最近、肌が汚いんだよなぁ・・・」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか!
毛穴が開くと、酸化皮脂がたまりやすく黒ずみの原因になります。
「ブツブツ肌になるのは嫌だ」と思っているそんなあなたのために。
今回は、「男性が今すぐすべき正しいスキンケア」について解説します。
この記事では、理美容師ならではの観点からケア方法について解説します。
洗顔、化粧水や乳液の使い方、シェービングの正しい知識、スキンケアアイテムの選び方など、具体的なポイントを解説します
毛穴の開きが気になっている男性は、きれいな肌を取り戻すチャンスです!
日常生活で気をつけるべき点も紹介するので、ぜひ参考にしてください☆
毛穴が開く大きな原因は「角栓」
毛穴が開いた状態の肌は、くすんで見えます。
「肌が汚い」と感じてしまうのは、角栓による黒ずみが原因の可能性があります。
角栓を放置し続けると、毛穴は徐々に広がります。
毛穴が開く=角栓の放置というわけです
きれいな肌を取り戻すには、角栓を作らない日々のスキンケアが大切になります。
角栓ができる原因〈男性〉
毛穴が開いてしまう(角栓ができてしまう)原因で、男性特有なものがいくつかあります。
事実を理解し、正しく対策しながらきれいな肌を取り戻しましょう。
角栓ができる原因〈男性〉
- 皮脂の過剰分泌
- 肌の乾燥
- 汚れの蓄積
- ストレスや不規則な生活
- 太陽の紫外線
■ 皮脂の過剰分泌
男性は、女性に比べ皮脂の分泌量が約2倍~3倍あると言われています。
「顔がテカる」「ベトベトしてる」と女性に見られるのもそのためです。
とくにTゾーン(額と鼻筋を結んだポイント)は、皮脂が過剰に分泌されやすい箇所です。
おでこや鼻の毛穴が気になっている男性は、たくさんいるんです
皮脂の分泌量の多い場所こそ、角栓ができやすいというわけです。
鼻がブツブツと黒ずんでいる場合は、酸化した皮脂が詰まって毛穴を広げている状態です。
■ 肌の乾燥
男性の肌は、保水している水分量が女性のわずか30〜50%しかありません。
角層細胞面積が小さいので、水分が蒸発しやすいのも影響しています
乾燥した肌はターンオーバー機能が低下するため、古い角質が残りがちです。
結果、角質が毛穴に詰まり、角栓ができるというわけです。
Uゾーン(頬、口まわり、あご)は、髭剃りの影響もあり肌が乾燥しやすい箇所です。
もともと水分量が少ない男性は、部分的に乾燥肌にもなりやすい特徴があります。
※ 乾燥肌はシミの原因にもなるので注意しましょう。
■ 汚れの蓄積
男性の場合、毎日きれいに洗顔している人はごく少数です。
顔に残った汚れの放置は、毛穴を広げる原因になります。
あなたも、簡単に水で洗ったり、シャンプーのついでに顔を洗っていませんか?
洗顔料を使わないと、毛穴に詰まった皮脂や角質は取り除けません。
徐々に汚れが蓄積され、角栓となって残ります。
■ ストレスや乱れた生活習慣
ストレスは、自律神経のバランスを乱します。
交感神経が常に優位に働いていると、過剰に皮脂が分泌されます。
必然的に、角栓もできやすくなるんです
仕事が忙しいあまり、乱れた生活習慣を送っていませんか?
朝食を菓子パンで済ませたり、夕食をラーメンで簡単に済ませてばかりの食生活はいけません。
毛穴の詰まりには、糖質過多も大きな原因になります。
糖質の多い食べ物に偏ると、皮脂が過剰に分泌されます。
寝不足によるホルモンバランスの乱れも、過剰な皮脂分泌を促してしまいます。
■ 太陽の紫外線
紫外線は、肌のバリア機能を低下させてシミを作るだけでなく、皮脂を酸化させます。
日常的に外で仕事をする機会の多い男性にとって、太陽の紫外線は角栓を作る大きな原因になります。
酸化した皮脂は、毛穴に詰まると簡単にはとれません。
いつまでも残り続ける結果、毛穴を広げる原因になります。
このように、男性特有の理由で毛穴が広がることはよくあります。
毛穴が気になる場合は、何が原因なのかをしっかり考え適切に対処することが大切です
小さい角栓の取り方と注意点について
鼻のてっぺんによくできる小さい角栓の場合、次のような取り方が最適です。
- 酵素配合の洗顔料で顔を洗う
- オイルを使ってやさしくマッサージ
小さい角栓は、無理に押し出す必要はありません。
酵素配合の洗顔料を使ってやさしく取り除きましょう。
角栓のもとは、皮脂や角質(たんぱく質)です。
酵素には、たんぱく質を柔らかくする性質があります。
角栓を浮き上がらせ、きれいに洗顔できます。
ベビーオイルやホホバオイルにも、角栓を柔らかくする性質があります。
まずは蒸しタオルで肌を温め、毛穴を開きます。
オイルを肌に馴染ませ、軽くマッサージするように角栓を浮き上がらせましょう。
ティッシュなどを使って、オイルと一緒に角栓を拭きとればOKです。
小さいつぶつぶした角栓は、このようにやさしく取り除きましょう!
きれいな肌を取り戻すために、下記に注意してスキンケアをしてください。
大きい角栓の取り方と注意点
男性の場合、肌の管理を怠って大きな角栓ができることが多々あります。
黒くほくろのように大きくなった角栓は、簡単にはとれません。
そのまま放置すると、より大きくなります
大きな角栓は、肌へ負担をかけないようできる限りやわらかくしてから取る必要があります。
時間のない朝にやるよりも、夜のお風呂時間にゆっくり肌をケアしながら取りましょう。
お風呂で洗顔すれば、毛穴が開きやすく角栓もより柔らかくなります。
お風呂から上がったら、角栓にベビーオイルなどを塗って、蒸しタオルでもう一度顔を温めます。
肌がより柔らかくなり、角栓を取り出しやすくなります。
蒸しタオルは、濡らして絞ったタオルをビニール袋に入れて電子レンジで温めると簡単に作れます。
30秒を目安に温め、ぬるい場合はもう一度温めてください。
蒸しタオルで温めたら、オイルを拭きとり角栓を指と指で挟んで押し出します。
強く押しすぎると爪の跡ができ、肌が傷つきます。
一度で出ない場合は、もう一度顔を温め直して繰り返し押し出すことが大切です。
「指で無理やり押し出すのはダメ!」とか言われてますが、大きな角栓に関しては押さないと絶対に取れません
私のお店に来るお客様でも、大きな角栓に悩んでいる人はたくさんいます。
30~40代になるまで長い年月をかけてできた角栓は、洗顔やオイルを塗っただけでは取れないんです。
放置しておくと、より大きな角栓になり毛穴がどんどん広がります。
個人的には、肌を傷めない程度に押し出し、きれいに取れたらしっかり保湿保水ケアすればOKだと思っています。
予後が心配な人は、自分で取らずに皮膚科や美容クリニックへ相談してください。
毛穴の開きを防ぐ日常ケア
女性に比べ、しっかりスキンケアしている男性は少数です。
逆を言えば、今から簡単なケアをはじめるだけで、毛穴が目立たなくなる男性は多数いるということです。
毛穴の開きが気になっている男性は、以下の3点に注意しつつ日常ケアをはじめてください☆
- 毛穴の汚れを残さない「洗顔」
- 角質肥厚させない「シェービング」
- 皮脂量を適切に保つ「保湿保水ケア」
- 体質管理「生活習慣の改善」
毛穴の汚れを残さない「洗顔」
毛穴の汚れは、洗顔料を使わなければ落とせません。
朝はぬるま湯で洗うだけの人もいるかもしれませんが、角栓が気になる場合は、朝と夜しっかり洗顔料を使って洗うことが大切です。
朝に洗顔する理由
寝ている間でも、皮脂や汗は分泌されます。
枕の繊維や細かい汚れも肌に付着します。
そのまま一日過ごすと、太陽の紫外線の影響で皮脂が酸化し、汚れが毛穴に詰まります。
夜に洗顔する理由
日中活動していると、汗や皮脂がたくさん分泌されます。
空気中の汚れも付着するため、洗顔しないで就寝すると角栓ができやすくなります。
シャンプーで顔を洗うと、洗浄力が強すぎて肌の乾燥につながります。
いつでも洗顔料を使ってきちんと洗うことが大切です。
角質肥厚させない「シェービング」
古い角質が蓄積すると、毛穴が詰まりやすくなります。
角栓の約70%は、角質とも言われています。
一番ピーリング効果の高いのは、シェービングです。
顔剃りに使うカミソリは、肌表面の角質をきれいに除去できます。
男性の場合、髭を剃る機会がたくさんあります。
その際、額や目の周りのうぶ毛も剃るようにしましょう。
額や目の周りなどのうぶ毛を剃る際は、T字カミソリではなく棒状のカミソリがきれいに安全に剃れます。
肌表面の毛を処理できるだけでなく、古くなった角質を取り除けます。
うぶ毛をきれいに剃ると、顔のトーンも明るくなります。
肌がきれいに見えるので、一石二鳥です。
髭剃りのほかに、月に一回は顔全体のうぶ毛も剃るようにしましょう!
鼻を剃るのは難しいので、不安な人は酵素入りの洗顔料でケアしてください
皮脂量を適切に保つ「保湿保水ケア」
男性の肌はもともと水分量が少ないので、乾燥を防ぐために保湿保水ケアがとても大切です。
洗顔したあとや、髭を剃ったあとは必ずアフターケアをしましょう。
髭を剃ったあとは、髭まわりだけでなく顔全体を保護してください。
乾燥を防ぐために、全体をしっかりケアしましょう。
体質管理「生活習慣の改善」
ストレスをためないよう、あなたなりのリフレッシュ方法を見つけてください。
気持ちの安らぐ時間を過ごすと、自律神経が整い皮脂分泌が安定します。
睡眠時間が短い場合は、睡眠の質を大切にします。
お風呂でしっかり体を休めてみたり、アロマを使ってリラックスしましょう!
副交感神経が優位に働き、睡眠中の皮脂分泌を抑制できます。
炭水化物や甘いものを摂取する機会が多い人は、量をセーブしてください。
食事からのアプローチを行うのも皮脂分泌の抑制に効果的です。
このように、生活習慣を見直すことも、毛穴の開きを防ぐ手段になります。
毛穴ケアに関する注意点
洗顔は強く擦らない
肌のベタつきや角栓が気になると、汚れをしっかり落としたくなります。
男性は力が強いため、どうしてもゴシゴシ擦りがちです。
強く擦ると、肌に負担がかかるだけでなく、皮脂を落とし過ぎて乾燥肌になります。
乾燥した肌は、潤いを保とうと皮脂を過剰に分泌します。
毛穴が詰まりやすくなる悪循環が生まれるので、注意しましょう。
泡立てた洗顔料を顔に乗せたら、やさしくマッサージするように洗うのがベストです☆
洗顔料を使うのは朝晩に留め、日中テカリが気になるのであれば、ぬるま湯で洗い流す程度にしましょう。
はがすタイプの毛穴パックはなるべく使わない
鼻の毛穴が気になり、はがすタイプの毛穴パックを使ったことがある人もいるはずです。
角栓がごそっと取れるので、たしかに気持ちよさは味わえます。
ただし、健康な角質まで無理やり剥がしてしまうデメリットがあります。
炎症やニキビなど、肌トラブルの原因になります。
私も使ったことがありますが、パックをはがすとき痛みが強いのはたしかです
肌が傷むだけでなく、毛穴にも負担がかかります。
はがすタイプの毛穴パックは、なるべく使わないのがベストです。
鼻の毛穴が気になるなら、酵素入りの洗顔料を使ってやさしくマッサージしながら角栓を取りましょう。
小さい角栓を無理やり押し出さない
小さい角栓は、すぐ取れるからと指で無理やり押し出すのは避けるべきです。
皮膚にダメージを与えてしまうだけでなく、肌荒れや色素沈着を引き起こす恐れがあります。
小さい角栓は、洗顔でやさしくもみ洗いしながら取り除きましょう。
角栓除去は間違ったやり方で行うと、皮脂分泌を過剰にしたり、毛穴を広げてしまったりと、逆に角栓が悪化してしまう可能性があります。
基本的には「適度に、優しく、刺激を与え過ぎないように」が原則です。
負担の少ない方法で除去しながら、角栓を作らない予防ケアを続けていくことが大切です。
毛穴の開きにおすすめのスキンケア製品
酵素には、タンパク質を分解して溶かし出す力があります。
酵素洗顔パウダーや酵素洗顔料など、酵素の配合された商品を使ってケアしましょう。
酵素は熱を加えると活性化する性質があるため、お風呂場で使用するとより高い効果が期待できます。
使用前にホットタオル(蒸しタオル)を顔に3分ほど乗せて、角栓を柔らかくしておくのもおすすめです。
〈おすすめ洗顔料〉
■ メラノCC ディープクリア酵素洗顔
- 酵素×ビタミンC×クレイ配合
- 保湿成分を大量に配合
- 粉ではないチューブタイプ
- 毎日使える洗顔料
■ オバジC 酵素洗顔パウダー
- ビタミンC×酵素2種×うるおい成分配合
- 無香料の粉タイプ
- 1日1回の使用をお勧め
(肌の状態に合わせて週1~2にしてもOK)
■ ONE BY KOSE(ワンバイコーセー) 洗顔
- 炭×クレイ配合
- 洗顔×パックの2WAYが可能
- 洗顔は毎日使用OK
- パック洗顔は週1~2回を推奨
〈洗顔ネット〉
〈うぶ毛剃りカミソリ〉
〈オールインワンローション〉
■ NILE オールインワンスキンケアローション
- 1本で5役のアフターローション
- めんどくさがりな男性におすすめ
- 髭剃りあとにも使える
専門医による治療ってどうなの?
美容皮膚科やクリニック、エステサロンなどでも角栓除去の施術を受けられます。
もちろんお金はかかりますが、セルフケアよりきれいに角栓を除去できます
どういった方法で除去するか気になる方へ、代表的な施術を紹介します。
- 超音波洗浄(ウォーターピーリング)
- ・水の細かい振動で古い角質や毛穴の汚れを取り除く
・痛みやダウンタイムが少ない
・施術が短時間(10分程度) - 角栓除去
- ・角栓を柔らかくする専用の薬剤を使用
・吸引器を使い角栓を吸い上げる
・多少時間はかかる(30分~) - ケミカルピーリング
- ・専用の薬剤を顔に塗って角質をはがす
・肌のターンオーバーを整え毛穴の開きを抑える
・1か月1回を目安に複数回行う - 水素ピーリング
- ・水素の強力な抗酸化作用を応用
・角栓予防・黒ずみ毛穴改善・角栓除去・毛包内洗浄をまとめて行う
・吸引器で汚れを吸い上げる
・2週間に1回~(40分程度) - ハイドラフェイシャル
- ・美容成分を配合した水流で皮脂や角質をはがす
・毛穴の汚れを洗浄
・施術時間が短い(20分程度)
毛穴の開きや角栓除去に効果的な施術は、たくさんあります。
どうしてもきれいにならないと感じた場合は、近くの専門医に相談してみるのもいいでしょう。
治療費用やどのくらい通えば改善できるのか確認して、納得したうで施術してもらいましょう。
毛穴の開きに関するよくあるQ&A
- Q一度開いた毛穴は戻らない?
- A
角栓によって広がった毛穴は完全には戻りません
- Qオイルをつけた綿棒で角栓はとれる?
- A
すでにできた角栓は取れません
- Q開いた毛穴を引き締めるには?
- A
保湿や保水を心がけ、肌バランスを整えることが大切です
- Q保湿したあと毛穴が開いてしまうのはなぜ?
- A
保湿のしすぎで油分が毛穴を広げているから
- Q洗顔したあと毛穴が目立つのはなぜ?
- A
保湿していない肌は乾燥しやすくキメがなくなるから
〈まとめ〉毛穴が大きく開く前にケアをはじめよう
スキンケアに関しては、多くの男性が無頓着です。
髭はきれいに剃っていても、肌のケアまでしっかりしている人はあまりいません。
私のまわりでも、毎日スキンケアしている人は少ないのが現状です
見た目や肌の状態に敏感で毛穴の開きを気にしているなら、今すぐ正しいスキンケアをはじめましょう!
毛穴は、一度開くと完全に元に戻ることはありません。
角栓が小さいうちに早くケアすることで、きれいな肌を長く維持できます。
あなたも、毛穴が大きく開く前に今からケアをはじめてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は「男性が毛穴の開きを改善するための具体的なケア方法やスキンケア商品」について解説しました。
細かいケアが苦手な男性も、簡単にはじめられるケア方法です。
今後毛穴の開きで悩まなくていいよう、参考にしてもらえたら幸いです☆
当ブログでは、薄毛、スキンケア、髭など男性の悩みに関するさまざまな記事を掲載しています。
興味のある方は、ぜひほかの記事も読んでみてください!
お風呂場の鏡は水滴でくもって見えにくいため、お風呂上りに角栓を取るのがベターです。
肌が濡れている状態だと、滑ってうまく角栓を押し出せません。