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- 「ウイルス対策したい」
- 「ディフューザーの蒸気って加湿してるの?」
- 「加湿器は高いから何かで代用したい」
- 「大きな加湿器はいらない」
冬になると、空気の乾燥に悩む人がたくさんいます。

私のお店も、加湿器を置くようになりました
この記事では、「お手軽に購入できるアロマディフューザーが加湿器代わりになるのか?」について解説します。
この記事を読めば、購入してから後悔することがなくなります。

事前に、正しい情報を知っておきましょう
アロマディフューザーに加湿効果はない

アロマディフューザーに、加湿効果はほぼありません。
アロマディフューザーは「芳香拡散器」と呼ばれ、精油の香りを空間に広げるために使います。
あくまで精油の香りを広げるために使用するものであって、加湿するほどの水蒸気を出すまでには至らないんです。

水蒸気と一緒に精油の香りを広げるアロマディフューザーもありますが、このミストにも加湿効果はありません
冬場はとくに、加湿したほうがベスト
空気が乾燥すると、どういったことが起こるか知っていますか?
- 肌のカサカサ
- 静電気
- 喉の乾燥
- 脱水症状
- ウイルスの活性化
このように、肌、髪、体調、免疫すべてに対して悪影響を及ぼしてしまうんです。
そこで活躍するのが「加湿器」です。

加湿器は部屋の湿度を最適に保てるため、乾燥する冬時期はできるだけ使ったほうがいいんです☆
加湿器とアロマディフューザーの大きな違い

- 水蒸気の量
- 水蒸気の粒子の大きさ
- 加湿範囲
- 雑菌の繁殖度合い
- 使用目的
- 蒸気の吸入の有無
水蒸気の量

- アロマディフューザー・・・少ない
- 加湿器・・・多い
加湿器とアロマディフューザーでは、本体の大きさが違います。
アロマディフューザーは、基本卓上で使用することが多いため、比較的コンパクトな作りになっています。
一方、加湿器はお部屋の加湿が目的なので、大きなものが結構あるんです!

本体の大きさが違えば、水をためるタンクの大きさも違ってきます
大量の水を水蒸気にして出す加湿器は、動力も大きなものを使っています。
噴霧する力が大きくなればより多くの水蒸気を出せるため、加湿効果も高くなるというわけです♪
水蒸気の粒子の大きさ

- アロマディフューザー・・・大きい
- 加湿器・・・小さい
加湿器とアロマディフューザーは、両方とも水蒸気を出すことに変わりはありません。
ですが、作られた水蒸気の粒子の大きさに違いがあります。
アロマディフューザーの場合、超音波によって水を水蒸気にして噴霧するのが大半です。

超音波によって作られた水蒸気は、粒子が大きくなるんです
粒子が大きい水蒸気は、空気中にうまく混ざることができません。
結果、そのまま下に落ちてしまい、広範囲を加湿することはできないんです。
一方、加湿器から出る水蒸気は粒子が細かいため、空気にうまく溶け込むことができます。
空気の循環によって水蒸気も広がり、部屋の湿度を上げることができるというわけです。
加湿範囲

- アロマディフューザー・・・狭い
- 加湿器・・・広い
本体の大きさが全く違うため、噴霧する力も異なります。
アロマディフューザーは、あくまで香りを広げるために用いるものです。
つまり、水蒸気は広がらなくてもいい作りになっています。
加湿器は、水蒸気の噴霧による加湿が最大の目的です。

なので、部屋全体に水蒸気を広げるだけの力があります!
加湿器は内蔵されているモーターに力があるので、遠くまで水蒸気を広げることができます☆
雑菌の繁殖度合い

- アロマディフューザー・・・多い
- 加湿器・・・少ない
水をためておくタンクが双方ありますが、アロマディフューザーの場合超音波式が大半です。
超音波は、水を温めることがないため雑菌を死滅させることができません。
また、精油を水に混ぜて使用するため、タンク内に油膜が張ります。

精油は水に溶けないないんです
油膜が張ったままのタンクは、カビや雑菌の繁殖の原因になります。
そのため、こまめに洗い清潔にしておく必要があるんです。
一方、加湿器は水を加熱して水蒸気にする仕様が多いため、雑菌を死滅させることができます!

煮沸消毒みたいなイメージです
タンクの雑菌もそうですが、空気中に噴霧される水蒸気の雑菌量も少なくなります。
使用目的

- アロマディフューザー・・・香りを広げる
- 加湿器・・・水蒸気を広げる
アロマディフューザーは、香りを空間に広げることを目的に使用します。
加湿器はその名の通り、空気の加湿が目的になります。

そもそもの使用目的が違うんです
蒸気の吸入の有無

- アロマディフューザー・・・▲
- 加湿器・・・●
アロマディフューザーは、精油を垂らして使用するため噴霧された水蒸気を意識的に吸入してはいけません。
とくにお子様の場合、体にもたらす作用が大きくなるので注意しましょう。
一方、加湿器の場合は水のみを使用するので、水蒸気を吸い込んでも健康上なんの問題もありません。

だからといって、美顔器のように使用するのはやめましょう
逆に、肌の水分が奪われる可能性もあるので
加湿器にアロマを入れるのはダメ

「アロマも一緒に楽しみたいから、ちょっと入れてみようかな♪」と思っている方へ。
加湿器に精油を入れるのはやめましょう。
先ほど解説した通り、精油は水と混ざらない性質を持っているため、タンク内に油膜を張ります。
油膜がカビや雑菌の繁殖の原因になるので、こまめな掃除が必要になります。
また、加湿器はアロマディフューザーとは違い、構造が複雑です。
内部にカビが生えてしまうと、掃除ができずにカビの胞子を空気中にばらまくことになります・・・。
それに、精油の中にはプラスチックを溶かす成分「リモネン」を持つものがあります。

主に、柑橘系の精油に含まれていることが多いです
そういった精油を加湿器に使用すると、タンクの破損や加湿器の故障の原因になりかねません。
そもそも、加湿器は水蒸気の噴霧量が多いため、精油が薄まり香りを感じることは難しいんです。
このように、メリットはないため精油の使用は避けたほうがいいというわけです。
アロマ加湿器なら加湿効果あり

加湿とアロマ両方を楽しみたいのであればアロマ加湿器を使いましょう☆
好きな香りを楽しむことができ、なおかつ加湿効果もあります。

むしろ、加湿メインのアロマがサブといった感じです
貯水タンクに精油を垂らすことは無いので、雑菌繁殖の心配もありません。
気分をリフレッシュしながら寒い冬を乗り切れる、最強アイテムです☆
筆者おすすめ アロマ加湿器
アロマと加湿を一緒に楽しみたい方へ、『おすすめ アロマ加湿器』を紹介します。

下記でも、おしゃれな加湿機能付きアロマディフューザーを紹介しています!
部屋を上手に加湿する方法

- エアコンの風に水蒸気を乗せて広げる
- 窓際や出入口から離れた場所におく
- 部屋の中心に置ければベスト!
エアコンの風に水蒸気をのせて広げる
加湿器から出る水蒸気をうまく室内に循環させるため、エアコンの風を利用しましょう。

加湿器をエアコンの下(本体に直接風が当たらない場所)付近に置きます
風に乗せて水蒸気を循環させることで、効率よく部屋全体を加湿することができます☆
窓際や出入口から離れた場所に置く
窓際や出入口付近に加湿器を設置すると、冷えた空気に水蒸気が触れて結露の原因になります。
室内をうまく加湿できないばかりか、床や壁が濡れてしまいます。

カビが生えてしまうかもしれません・・・
なるべく、外気と触れない場所の設置を心がけましょう。
部屋の中心に置ければベスト
これは言うまでもありません。
部屋の中心なら、まんべんなく部屋を加湿できるからです。

真ん中に置けたとしても、エアコンの風が当たるようならやめましょう
加湿器が誤作動する恐れがあります
裏技 加湿方法 3選

加湿器以外にも、部屋の空気を加湿する方法があります。
- ガスヒーターを使う
- ストーブの上にやかんを置く
- 部屋に洗濯ものを干す
ガスヒーターを使う

ヒーターは、灯油を使う石油ヒーターが一般的です。
アパートによっては、ガスヒーターが使えるようにガスの接続栓が付いていることがあります。

以前住んでいたアパートが、たまたまガスヒーターを使えたんです
ガスヒーターは、燃焼すると水分を発生させるので、加湿器代わりになります。

あまりの湿度で、窓の結露もすごかったですが・・・
あなたが住んでいる部屋にガスの接続部があれば、ガスヒーターを使って加湿するのも有効な手段です☆
ストーブの上にやかんを置く

昔からある石油ストーブにやかんを置くだけで、簡単加湿器の完成です☆
ストーブで部屋もあったまり、やかんの水が沸騰すれば自然と水蒸気が出てきます。

沸騰したお湯を使えば、コーヒーやカップラーメンも楽しめちゃうので一石二鳥です♪
小さいお子様がいる家庭はストーブに近づけないよう ストーブガード(柵)を使用しましょう。
部屋に洗濯ものを干す

これもよくアパートでやっていました。
濡れた洗濯が乾く過程で水分を蒸発させるため、天然の加湿器になります☆
洗濯ものは乾くし部屋も加湿できるので、これは本当に便利です♪
ただし、部屋干しによる生乾きにだけは注意しましょう。
新築の家、マンション、アパートでは、ヒーターやストーブの使用を控えるよう言われることがあります。
それは、結露が起こるためです。
家を守るためにも、無理をしてまで裏技をやらないでください。(苦笑)
まとめ
加湿器の代わりにアロマディフューザーを使うことはできません。
というか、加湿することができません。
アロマを楽しみながら加湿したい方は、アロマ加湿器を使用しましょう!

心地よい香りが、乾燥する冬を楽しませてくれます☆
ウイルス対策にもなるので、この冬はアロマ加湿器を使用してみてはいかがでしょうか。
2020年、新型コロナウイルス蔓延による感染症対策のため、中小企業に対して新潟県が独自に支援策を実施。
換気扇、消毒器、加湿器を新たに導入することができました。