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- 理美容室で領収書をもらったことがない
- レシートとかないの?
- なんで理美容室は、なにもくれないの?
- お金のやり取りだけで、ちょっと心配・・・
- 経費で落としたいから、領収書がほしい
- 理美容師に聞いてみたい!
買い物や食事に行くと、必ずと言っていいほど領収書またはレシートがもらえます。
何かあったときの証明にもなるので、けっこう大切です!
しかし、美容院や理容室で、領収書やレシートをもらったことがある人は少ないはずです。
「どうして理美容室はくれないの?」と疑問に思ったことないですか?
そこで、今回は「美容院、理容室で領収書はもらえるのか」について解説します。
この記事を読めば、理美容室の仕組みと領収書発行の有無まですべて理解できます。
「とにかく領収書が欲しい!」という方は、ぜひ参考にしてください
結論から言うと、レシートはもらえないことが大半ですが、領収書はもらえます☆
理美容室で領収書をもらうことは可能
美容院や理容室でも、領収書をもらうことは可能です。
領収書というのは、お金のやり取りを証明するものだからです。
髪を切ったあと、現金の受け渡しがあります。
その際、領収書を発行してもらえるというわけです。
ただし、領収書は必ず発行しなければいけないものではありません。
「取引ごとに出さなければいけない」という決まりはないんです
これは、どこのお店にいっても同じです。
買い物や食事に行くと、大半がレシートのはずです。
つまり、領収書は求められた場合にのみ発行すればいいというわけです。
理美容室で領収書がもらえないのは、お客様からくださいと言われないからというだけのことなんです。
領収書がほしい場合は、会計時にお客様から一言お声がけください☆
そうすれば、必ずもらえます
どんなお店であろうと、お客様から領収書を求められたら必ず発行しなければいけません。
これは、民法第486条でしっかり定められています。
キャッシュレス決済は領収書がもらえない(代替あり)
領収書は、現金のやり取りがあった場合のみ発行することができます。
つまり、キャッシュレス決済をした場合、領収書はもらえないというわけです。
ただし、クレジットカードで支払う場合、レシートプリンターなどからレシートやご利用明細書を出してもらうことができます。
領収書と同じようなことが記載がされていれば、代替として扱うことができるんです!
最近では、理美容室もキャッシュレス決済可能なお店がたくさんあります。
今後のためにも、キャッシュレス決済時のことも覚えておきましょう☆
理美容室経営者へのアドバイス
店頭にQRコードを表示しているだけで、レシートプリンターを設置していないお店もあるはずです。
レシートやご利用明細書がほしいって言われたら、焦りますよね!
その場合は、領収書に「キャッシュレスで支払い」などと記載して渡しましょう。
キャッシュレス決済なので、領収書の役割は果たしませんが、レシート代わりになります。
金額に関わらず収入印紙も貼る必要はないので、覚えておきましょう!
理美容室ではレシートはもらえない可能性大
「領収書なんて面倒だから、せめてレシートはもらえないの?」と思う方もいるはずです。
正直なことろ、理美容室でレシートをもらえるお店は少ないと思います。
わざとあげないわけじゃないんです・・・
理由は、主に2つあります。
- レジスターの性能
- 会計処理したレシートは保管義務がある
レジスターの性能
レジスターは、主に2種類あります。
- 営業用の記録とレシート両方を出せるレジスター
- 営業用の記録またはレシートどちらかしか出せないレジスター
理美容室が扱っているレジスターは、2のレジスターが大半なんです。
細かい会計を必要としない理美容室は、1のレジスターをわざわざ導入する必要がないからです。
性能のいいレジは高いですし
理美容室は、お店側が記録用としてとっておくシートを出すためにレジスターを使っているというわけです。
なので、レシートを渡すことはないんです。
ちなみに、私のお店も2のレジスターを使っています。
レシートを欲しがるお客様もいないため、今でも変えずにいます。
キャッシュレス決済をするお客様も、レシートやご利用明細書を欲しがる人はいません。
なぜ欲しがらないのかは、後ほど解説します!
レシートの需要が少ないため、2のレジスターを使っている理美容室が多いというわけです。
会計処理したレシートは保管義務がある
そのレシートって、ぜったいにもらうことはできないの?
そうですね、渡すことはできません
会計処理したレシートは、お店でしっかり保管しておかなければいけない義務があるんです。
個人経営のお店の場合、7年間の保管義務。
法人のお店の場合だと、10年間の保管義務があります。
これは、税務調査が入ったときに証拠として提出する必要があるからです。
虚偽の申告をしていないことを証明するため、大切に保管しておかなければいけないんです
なので、お客様にくださいと言われても、渡せないというわけです。
領収書の但し書きは「美容院代」か「散髪代」
領収書の但し書きは、何にお金を支払ったのか明確にするものです。
美容院や理容室で書いてもらう但し書きは、「美容院代」または「散髪代」になります。
他の明記の仕方はあまりないため、覚えておきましょう☆
ちなみに、経費で落としたいからと、化粧品代や材料品代などと書いてもらうことはできません。
理美容室もウソの申告をすることになるので、そんなことはしないはずです
美容院代を経費で落とすことは難しい
正直なところ、美容院代を経費で落とすことは難しいです。
お腹が空いたから食べ物を買うのと同様に、髪が伸びたから切る行為は私生活の一部として考えられるからです。
プライベートの要因が強く、仕事と直接関係がないと思われてしまうというわけです。
私のお店が営業用の記録またはレシートどちらかしか出せないレジスターを使っているのかは、ここに結び付きます。
お客様は、領収書やレシートをもらったところで、経費にはならないことをわかっているんです。
なので、私のお店に高性能なレジスターは必要ないというわけです!
一般的な社会人が、美容院代を経費として計上するのは難しいということをここで覚えておきましょう!
特例として経費で計上できる人もいる
特例として、美容院代がしっかり経費として認められる人がいます。
それは、容姿をきれいに整えることで、直接的に収益を得られる人です。
- 俳優
- 女優
- モデル
- 高級ホステス etc
たとえば、高級クラブのママの場合、出勤する前に美容院でセットします。
着物に合ったヘアスタイルを作るため、毎日のように通うんです
この場合、髪を整えることが売り上げや地位を上げることに大きく関係するため、経費として計上できるというわけです。
特別なヘアスタイルは仕事のためにするものであり、一般のサラリーマンが取引先にいくために髪を切ることとは違います。
サラリーマンは1回きりであり、常に整えるわけではないので
一般の人がプライベートだとみられてしまう一方で、美容院代が経費としてあげられる人もいるということを覚えておきましょう。
〈まとめ〉経費としてあげられる人のみ領収書をもらおう
美容院や理容室でも、領収書をもらうことは可能です。
領収書というのは、お金のやり取りを証明するものだからです。
ただし、領収書は、必ず発行しなければいけないものではありません。
お客様から言われてはじめて発行するものなので、欲しい方は会計時に伝えましょう☆
レシートは、もらえないことが大半です。
お店は、会計処理後のレシートを一定期間保管する義務があるからです
証明としてなにか発行してほしい場合は、領収書がおすすめです☆
正直なところ、美容院代を経費で落とすことは難しいです。
プライベートの要因が強く、仕事と直接関係がないと思われてしまうからです。
「経費で落とせないかな」と考えていた方は、ダメと言われることも覚悟しておきましょう。
というわけで、今回は「美容院、理容室で領収書はもらえるのか」について解説しました☆
理美容室での疑問が、少しでも解消されたら幸いです