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- ヘアカラーの明るさの基準がわからない
- 理美容師へ、希望の明るさを伝えたい
- ヘアカラーの明るさの単位は、レベル?トーン?
- 数字が大きくなると、明るい?暗い?
- どのくらいのレベルでどうなるか、仕上がりを知りたい
- 理美容師の人おしえて!
担当の理美容師に、「○○さんなら、〇〇レベルくらいのカラーが似合いますよ」といきなり言われても、いまいちイメージできないはずです。
「○○レベルくらいってなんなの?どうなるの?」と、疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
私も、ついお客様がわかっている前提で、明るさに関して〇レベルで説明してしまうことがあります
そもそも、ヘアカラーの単位がレベルなのか?トーンなのか?も知らない人もたくさんいるはずです。
そこで、今回は「ヘアカラーの明るさの単位と、その仕上がり具合」について解説します☆
この記事を読めば、はじめてヘアカラーする人でも、レベルで仕上がりをイメージできるようになります。
思い通りの明るさに染めてもらうため、ぜひ覚えておきましょう!
結論から先に言うと、単位については「レベルとトーン」ともに同じ意味合いになります。
ヘアカラーの明るさは、数字が上がっていけば行くほど、明るくなると思ってください☆
「レベル」と「トーン」は同じ意味合い
ヘアカラーの明るさを表すときに、「レベル」や「トーン」という単位を使うことがあります。
「何がちがうの?」と思うはずです!
実は、レベルとトーンの意味合いに差はありません。
つまり、「7レベルくらいにしましょう!」と「7トーンくらいにしましょう!」は、同じ意味だというわけです☆
同じお店で働いている美容師さんでも、言い回しがそれぞれ違うこともあります。
「レベルとかトーンとかいろいろ言われて、何がなんだかわからないよ~」とならないように、ここでしっかり覚えておきましょう☆
レベル低=暗い レベル高=明るい
ヘアカラーのレベルは、低ければ暗く、高ければ明るくなると思ってください。
RPGゲームをやったことがある人なら、理解しやすいはずです☆
敵を倒してレベルを上げれば、強くなるのと同じです!
カラー剤も、レベルが上がるにつれ、脱色力(ブリーチ力)が強くなるというわけです。
ブリーチがたくさん入っていれば、髪も必然的に明るくなります。
そう考えれば、とてもシンプルです!
レベルが上がれば、ブリーチ力が強くなるため、髪も明るくなるという仕組みなんです。
カラー剤に関して、ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。
そもそも、カラー剤には脱色作用と染毛作用の2つがあります。
髪の黒色を抜くのが脱色作用で、髪に色味を入れるのが染毛作用です!
レベルで明るさが変わるということは、中に入っている脱色剤と染毛剤の配合量が変わるというわけです。
1本のカラー剤の総量は、どれも変わらないので
暗めのカラー | 明るめのカラー | |
カラー剤1本の配合量 | 脱色剤<染毛剤 | 脱色剤>染毛剤 |
髪の明るさ | ブリーチ力が弱いので明るくならない | ブリーチ力が強いので明るくなる |
色味の濃さ | 染毛剤がたくさん入っているので濃い | 染毛剤が少なめなので薄い |
色が長持ちするかどうかも、カラー剤に含まれている染毛剤の量が関係してきます。
キレイな髪色を維持したい場合は、染毛剤がたくさん入っている方が長持ちするというわけです☆
ヘアカラーの色持ちについては、下記で詳しく解説しています。
明るさと色持ちの関係性を、確認してください。
目的に合わせて明るさを決めよう!
ヘアカラーのレベル(明るさ)は、あなたの目的に合わせて決めることが大切です。
- 白髪をしっかり隠したい
- 仕事や学校に支障がないくらいにしたい
- 思いっきりイメージチェンジしてみたい
- キレイな色味(青、赤、緑など)の髪にしたい etc
理美容師と、よく相談して決めましょう
ちなみに、カラー剤は基本、3レベル~14レベルくらいまであります。
14の上は、ブリーチになると思ってください☆
1や2がないのは、人工的な真っ黒になるからです。
人間の自然な黒髪は、だいたい3レベル程度といわれています。
なので、不自然に染まるであろう、1や2は必要ないというわけです。
※ヘアマニキュアなどには、1や2があります
では、ここからは「目的に合わせたおすすめのヘアカラーレベル」を解説します。
初めてカラーする人も、参考にしてください☆
「白髪をきれいに染めたい」 3~7レベル
白髪をきれいに染めたい場合は、3~7レベルがおすすめです。
レベルが低いカラー剤ということは、「ブリーチ剤<染毛剤」の配合になっています。
明るくならないかわりに、髪に色が濃く入る仕組みだというわけです。
真っ白な白髪にもしっかり色が入るので、きれいに染めることができます☆
白髪を染めることが目的であれば、おしゃれ染めではなく、白髪染めを使いましょう!
理美容師に、白髪を染めることが目的だとしっかり伝えることが大切です☆
「落ち着いた色にしたい」 6~8レベル
仕事に支障がないくらいにしたい場合は、6~8レベルがおすすめです。
日本人のほとんどは黒髪ですが、まれに地毛が茶色がかった人もいます。
自然な栗毛のような感じになるのが、6~8レベルくらいというわけです
ただし、注意点として覚えておいてほしいことがあります。
それは、あなたの髪質によって、思ったよりも明るくなる可能性があるということです。
「光があたって、茶色くらいがちょうどいい!」とオーダーしても、レベル以上の明るさになることがあるんです
6レベルならそこまで気にすることはないですが、8レベルを使う場合は気をつけましょう!
理美容師さんとよく相談して、髪質に合わせてレベルを決めることが大切です☆
「明るめカラーにしたい」 9~13レベル
「髪を明るくしたい!」という方は、9~13レベルがおすすめです。
ただし、このくらいの明るさになると、仕事や学校の規則に必ず引っかかります。
「問題ない!」という人だけ、染めるようにしましょう☆
カラー剤の配合量は、あきらかに「脱色力>染毛力」になります。
要は、明るくはなるけれど、色が出にくくなるというわけです。
ピンクの8レベルと、ピンクの13レベルでは、入っている染毛剤の量が違います。
ピンクの8レベル | ピンクの13レベル | |
ブリーチ力 | 弱い | 強い |
中に入っているピンクの絵具 | 多い | 少ない |
結論 | 暗いけどピンクは濃い | 明るいけどピンクは薄い |
明るくなればなるだけ、色は薄くて金髪に近くなっていくのは理解しておきましょう!
「金髪くらいにしたい」 14~ブリーチ
「金髪くらいにしたい!」という場合は、14~ブリーチがおすすめです。
14レベルであれば、若干の色味がでます。
ブリーチだと、脱色力100染毛力0なので、完璧な金髪になります
金髪自体の需要は少なくなりましたが、脱色するメリットは未だにあります。
それは、きれいな色(青、赤、緑など)の髪にしたい場合です。
髪の色を白に近づけることで、あとから好きな色を入れやすくなるからです。
この場合は、脱色と染毛を分けて、複数回カラーする形になります!
真っ白な画用紙と、黒い画用紙をイメージしてください。
絵の具を垂らしてきれいに見えるのは、確実に真っ白な画用紙のはずです!
真っ白な画用紙、つまり白に近くなるまで脱色することで、きれいな色を入れやすくなるというわけです☆
このような場合は、14~ブリーチを使用する形になります。
(注意)ヘアカラーは色味が抜けると明るくなる
ヘアカラーした髪は、色味が抜けると徐々に明るくなります。
ヘアカラーの仕組みは、脱色剤で髪の色素を抜き、そこに色を入れることで髪の色を変えます。
髪に色が入る入り口があるということは、出口にもなるというわけです。
シャンプーをしたり、太陽の紫外線にあたるなど、普段通り生活しているだけで、色味は徐々に抜けていきます。
色味が抜けると、髪の色素を抜いただけの状態になります。
つまり、脱色の強弱はあるものの、ブリーチした髪と同じ状態になるというわけです。
色が抜けたあとの髪の明るさも考えてカラーできると、最高です!
〈まとめ〉理想の明るさをレベルで覚えておくと安心
ヘアカラーの明るさを表す単位を、「レベル」または「トーン」と言います。
理美容師によって言い方は異なりますが、どちらも同じ意味合いなので覚えておきましょう☆
カラー剤は基本、3レベル~14レベルくらいまであります。
レベルが低ければ暗く、高くなるにつれて明るくなります。
RPGゲームと同じで、レベルが上がればカラー剤のブリーチ力も強くなるんです。
脱色力が強くなるから、髪も明るくなるというわけです☆
ヘアカラーのレベルを使い分ける指標はこちら↓
白髪をきれいに染めたい
・・・3~7レベル
落ち着いた色にしたい
・・・6~8レベル
明るめカラーにしたい
・・・9~13レベル
金髪くらいにしたい
・・・14~ブリーチ
だいたいこんなイメージで、レベルを決めていくとOKです☆
ただし、ヘアカラーした髪は、色味が抜けると徐々に明るくなります。
後々のことも考えて、ヘアカラー選びができると最高です☆
というわけで、今回は「ヘアカラーの明るさの単位と、その仕上がり具合」について解説しました!
はじめてヘアカラーする人は、明るさの基準をぜひ覚えておいてください