円形脱毛症は、誰にでも現れる可能性があります。
それこそ子供から大人まで、性別も関係ありません!
ほぼ無症状で髪が突然抜けるため、驚く方もたくさんいるはずです・・・
「このままもう生えてこないんじゃ・・・」と不安にかられる方も多いと思いますが、安心してください☆
ほとんどの方が1年以内に元の髪に戻ります。
早い人だと半年以内に元に戻ります
理由は様々ありますが、そのほとんどはストレスが原因だと言われています。
ですが、一概にストレスが原因だと言われたからと言って、何をどうすればいいのかわからないはずです。
- どうしてストレスで円形脱毛症になるの?
- 治すにはどうすればいいの?
- はげた部分を人に見られるのが恥ずかしいけどどうすればいい?
そんな悩みや疑問に対し、「円形脱毛症の原因から治るまでにすべきこと」をテーマに解説します。
少しでも円形脱毛症で悩む方の救いになれば幸いです
円形脱毛症は病気?
脱毛症なので、疾患として扱われます。
しかし、円形脱毛症になったからと言って体に不調をきたすようなことはないので安心してください。
内臓系や脳などに影響が出るわけではありません
それでも、円形脱毛症になるということは心身に何かしらのトラブルが起こっている証拠なので安易に考えることも注意が必要です。
円形脱毛症になる原因
円形脱毛症になる原因は様々あります。
あなたの生活習慣を振り返ってみて「これが原因かも!」と思いあたるふしがあるかもしれないので、参考にご覧ください。
心理的ストレス
そもそもストレスというのは、交感神経の働きを狂わせ血管の収縮を引き起こす原因になります。
頭皮の血管が収縮すると毛根へ流れる血流が滞り、脱毛の症状が現れます。
その結果、円形で部分的に脱毛した状態になることを円形脱毛症というわけです。
現代社会において、何気なく生活しているだけでもたくさんのストレスが身に降りかかります。
「我慢することが当たり前だ」と行動していると、気づかないうちに心身をむしばんでしまいます。
「まだ大丈夫」「何とかなる」と頑張り過ぎると、体は円形脱毛症で危険を知らせることになる可能性があります。
自己免疫疾患
人間の身体は内外部からの異物や危険物質から身を守るために自己免疫機能が備わっています。
これにより体を常に正常に保つことができるというわけですが、この自己免疫がなんらかの原因で正常に働かなくなることがあります。
「自己免疫疾患」と呼びます
正常な細胞まで攻撃するようになるため、体の様々なところで異常が現れます。
症状が頭皮に現れると健康な髪が抜け落ちてしまうため、円形脱毛症になるというわけです。
脱毛の他に体に何かしらの不調が現れている方は、免疫疾患を疑ったほうがいいかもしれません。
※ちなみに、自己免疫疾患にかかる原因は今のところ特定されていません。
遺伝
家族内に円形脱毛症を患ったことがある方がいる場合、遺伝子が引き継がれている可能性があります。
そのような場合遺伝的に脱毛しやすい体質のため、ちょっとしたことが起因となり円形脱毛症の症状が現れてしまいます。
治ってもまた繰り返し脱毛しやすいので、気を付けて観察する必要があります
ホルモン異常
産後の女性によく見かける脱毛の原因が、ホルモン異常です。
出産することでホルモンバランスが崩れ、反動で脱毛することがあります。
「出産したら髪が抜けて薄くなってきた!」という話を耳にしたことありませんか!?
これもホルモンバランスが崩れたことで起こる症状なんです。
全体が薄くなるのではなく、一部分だけ脱毛の症状が現れるのが円形脱毛症というわけです。
ある程度の期間が立てばホルモン数値も安定するため、自然とまた生えてきます
治るまでの過程について
円形脱毛症は大半の方が1年以内に完治します。
※早ければ半年以内で治ることもあります。
髪が抜けることはとても不安に感じられると思いますが、「これは治るものなんだ♪」と前向きにとらえ深く考えないことが重要になります!
「円形脱毛症を発症してからどのような過程で治っていくのか」をここでしっかり確認しておきましょう。
治る過程を知っていれば、あなた自身で日々の症状を確認することができます。
不安な気持ちを早めに払しょくする手助けになります
「脱毛期」次第に広がる
円形脱毛症の場合、突然大きくごっそり抜けるわけではありません。
はじめは小さく脱毛し、そのうち徐々に抜ける範囲が大きくなります。
小さいうちは気づくことができないため、ある程度大きくなってから見つける人が多いです
抜けはじめは枕に抜け毛がついていたり、軽く髪を引っぱるだけで抜けることもあります。
初期の頃は徐々に大きく脱毛していくため不安になると思いますが、ある程度大きくなると脱毛は止まります。
※個人差ありますが大きくても500円玉程度で止まることがほとんどです
「停滞期」症状が安定
ある程度抜け終えると、そこから広がることはなくなります。
触ると髪がないのでツルツルしてちょっと不安を感じます
円形脱毛症はこの停滞期が長く続くため、不安が募るかと思いますがあまり気にせず普段通り生活することが大切です☆
むやみに神経質になってしまうとそれがまたストレスとなり、回復が遅れることもありますので注意しましょう。
停滞期は誰でもあることなので、この期間は我慢の期間と理解しておきましょう!
「回復期」直る前兆の現れ
個人差はありますが、髪が生えてくる前兆として頭皮がかゆくなることがあります。
これは髪が生えてくる刺激によるものなので、心配はいりません
その後、触るとジョリジョリしてくればあとはもう少し!
ここまでくれば、完治目前です。
徐々に髪が生えて、元の自然な状態に戻ります。
治すためにやるべきこと
円形脱毛症になった場合、治すためにしなければいけないことがあります。
今回紹介する中には、確実な効果を実証できないないものもあります。
それでも、少なからず早めの治癒に関係してくるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
髪で隠して気にしないようにする
円形脱毛症になって気になることは「人の目線」です。
なるべくなら誰にも気づかれずに治したいものです
隠せる場所なら、周りの髪を集めてスプレーで固めるなどして、脱毛部分を隠して生活しましょう。
そうすることで周りの視線が気になることもなくなり、精神的に安定します。
あなた自身も気にせず生活できるため、余計なストレスをため込む心配がなくなります。
色々な意味で安心感を得られるので、自律神経を正常な状態に戻す道しるべになります。
ストレスの解消
日常の中であなたが抱えているストレスがないか考え、原因を断つよう心がけましょう。
仕事のストレス、生活環境のストレス、体調のストレスなど様々あると思います。
ストレスが解消されれば、自律神経も正常に働き頭皮の血流も良くなります☆
髪を健やかに成長させるためにもまずはストレスを解消しましょう!
頭を清潔に保つ
髪が抜けるのが怖いからといって、シャンプーをしないことは逆効果になります。
頭皮環境が悪化すると生えてくる髪の成長を妨げてしまうため、治りが遅くなります
頭皮を常に清潔に保つことも、完治を早める手助けになるんです。
「それでもシャンプーが怖い・・・」という方はゴシゴシ洗わずに、頭皮をマッサージするよう洗髪することをおすすめします。
髪に与える刺激も少ないですし、頭皮の血流を良くするのにも役立ちます。
病院で治療する
円形脱毛症になった場合、症状改善のために皮膚科で治療を受けることができます。
早めの完治を望む方は、一度医師へ相談することをおすすめします。
皮膚科
カウンセリングによりあなたが円形脱毛症になった原因を突き止め、最適な治療を施してくれます。
主に、患部へのステロイド注射・内服薬・外用薬などが一般的です
ちなみに、私の友達が円形脱毛症になったときは頭皮に注射をしていました。
今では500円玉程度の大きがあった脱毛部分も、きれいに髪が生え揃い全く分からなくなりました。
心療内科
精神的ストレスが原因の場合は、心療内科を受診するのも一つの手段です。
あなた一人でストレスを取り除くことが難しい場合は、医師やカウンセラーの力を借りて悩みを改善していきましょう。
心療内科では、円形脱毛症に対して直接的な治療は行っていません。
できるだけ早く症状を改善するための手助け程度と捉えておきましょう。
繰り返さないために
円形脱毛症は、一度かかると再発する可能性がグンと上がります。
繰り返さないためにも、今後のあなたの生活環境を改善する必要が出てきます。
同じ生活をしていると、治ってまたすぐ脱毛する可能性は高くなります。
原因となり得ることをあなた自身がきちんと理解し、改善に努めていくことが一番の防止法になります。
〈まとめ〉ストレスをかかえず余裕をもって過ごそう
髪が突然抜けることは誰しもが驚き、そして不安になります。
それでも、円形脱毛症の場合は元の状態にほぼ戻るので過度の心配はしないようにしましょう。
無駄に心配ばかりしていては逆にストレスが溜まり、治る速度が遅くなるかもしれません。
いつもと変わらない日常をゆっくり余裕をもって過ごしていくことが大切です。
円形脱毛症になった場所に生えてくる髪が白髪の場合があります。
これは髪を黒くする組織「メラノサイト」の回復が遅れているためと考えられます。
このまま白髪が続くことはなく、次第に元の黒髪に戻るので安心してください。