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美容師・理容師になれば、必ず一度は「独立」を考えます。
新たなステージに足を踏みいれるとき、プラスのイメージができないと成功には辿り着けません。
あなたにも、良いことばかりが頭の中でイメージされていることと思います
ただし、実際に独立してみると、厳しい現実が待っていることもたしかです・・・。
どういったことに注意して独立したほうがいいのか?
今回は「独立の際に覚えておくべきこと 8選」について解説します。
独立しようか考えている方は、気を引き締めるきっかけにしてください。
心得1)独立とは収入の安定を捨てること
独立するということは、収入の安定を捨てることになります。
スタッフとして働いていれば、少なくとも毎月一定の給料はもらえます。
独立とは、安定した給料を捨て「先の見えない未知の世界へ足を踏み入れる」ということなんです。
自分で出したお店が繁盛すれば、得られる収入はたしかに増えます。
しかし、それが永続的に続く保証はありません。
ときには、やりくりできないこともあるんです
お客様が定着するまで、どのくらい期間がかかるかもわかりません。
もしかしたら、はじめからお客様が増えないことだってざらにあります。
苦境の環境に足を踏み入れるんだと、強い気持ちをもって独立することが必要になります。
今の給料が安いのは、「授業料を払って働かせていただいているから安い」と解釈しなければいけません。
それでも、毎月給料として一定の収入を得られる恵まれた環境にいるということを理解しておきましょう。
独立してから感じる大変なことに関しては、下記で詳しく解説しています。
心得2)楽(自由)と感じるときは暇なだけ
勤めているときは、仕事中休む暇なくお店を駆け回ります。
閉店後には、練習会や個人練習があって、家に帰ってくるのは毎日夜遅くになります。
- 「独立すればもっと楽になるのかなぁ」
- 「自分のペースで仕事がしたい」
- 「楽したいなぁ」
こんな気持ちが芽生えても、おかしくはありません
実際、独立すると縛りもなくなり、自由な時間はたしかに増えます。
「やっぱり独立はいいなぁ!自分の好きなことを好きな時間にできるって最高!」と思うかもしれません。
しかし、好きなように使える時間が増えたと感じるのは、独立にとってはあってはならないことなんです。
独立とは、自分がオーナーになるということです。
実際は、やらなければいけない仕事が増えるはずなんです!
理美容師としての仕事だけでなく、経理管理、運営管理、従業員がいれば従業員管理など、すべてをこなさなければいけません。
「自由な時間が増えた!楽チン楽チン♪」と感じるということは、お店の状況が良くないということに繋がります。
つまり、手が空くということは暇だということなんです
独立すると、働かなければもちろんお金は入ってきません。
給料は出ないんです。
働いてなんぼです。
楽をしていては、決してお金は稼げません。
楽をしたいがために独立を考えるなら、それは同時に職を失うことに繋がりかねるので注意しましょう。
お客さまがたくさんくれば、楽(自由)と感じなくても心は充実します
何より収入が増えるので楽しいはずです☆
心得3)経費を知るため事務処理と申告は自分でやる
独立したら、事務処理はまず自分でやるべきだと断言します。
諸経費はなるべく抑えたいところなので、ここは自分で覚えてやるようにしましょう。
税理士を雇えば、それだけで数十万円という経費が発生してしまいますし
なにより、お金の動きを理解することができます。
- お店のお金は、どのように動いているのか?
- どこに経費の負担がかかっているのか?
- 毎月の売り上げはどうなっているのか?
これらすべてを、自分の目で確認することができます!
「ここに、こんなお金がかかっているんだぁ!じゃあもう少しこうしてみようかな?」
「今月の売り上げはもう少しだったから、来月はなんとか頑張りたいな。」
改善点や気持ちのモチベーション維持に役立ちます。
お店をスムーズに回したいなら、経営管理にしっかり携わるようにましょう!
お店が軌道にのって手が回らなくなった場合は、税理士に任せることを考えましょう
心得4)常に新鮮さを求める
現状維持だけでは、お客様を楽しませることができません。
来店してもらうたびに「今回はこんなことしてるんだぁ♪」と感じてもらうことで、常に新鮮さを与えることができます。
「次来たときは何があるのかなぁ♪」と次回も楽しみにしてもらえるように、向上心を持ちましょう。
理美容室は、お客様をきれいにし満足して帰ってもらう「特別な場所」です。
自分へのご褒美として来店されるお客様もたくさんいるんです!
そうしたお客様へ、常に新鮮な居場所を提供し「また来たいな!」と思わせる店づくりが重要になるというわけです。
心得5)トラブルや失敗を熟考する
ある程度経営も波に乗り、安定してきたころに考えなければいけないことが「常連のお客様の失客」です。
今まで定期的に来店されていたお客様が、突然来なくなる場合があります。
「来なくなったなぁ、残念だな」で終わらせないようにしましょう
「なぜ来なくなったのか?」「どこに原因があったのか?」をしっかり考えるべきです。
来なくなるのには、何かしらの原因があります。
お客様の都合でどうしても来られなくなったのなら、仕方がありません。
しかし、原因がお店側にあったとしたらどうでしょう?
そのままでは、これからも同じようにいなくなるお客様が増える可能性があります。
「どこに失客の原因があったのか?」をよく考え、改善していくことが継続の秘訣になります。
心得6)理美容師の仲間と情報の共有をする
お店を出店したあとは、お客様の動向を常に気に掛ける必要があります。
お客様が今求めているものを、常に敏感に感じとらなければいけません。
そういった場合に、同業者の仲間との情報共有が役に立ちます☆
確実に、自分の知らなかった情報が手に入ります
近況を報告しあえば、モチベーションの維持にもなります。
同業者同士しかわからない苦労話もできるので、いいリフレッシュになります☆
聞いた情報を自分のお店に役立てれば、お客様に新しいものを提供できるようになるので、一石二鳥というわけです。
心得7)HPを持ったからといって急激に顧客は増えない
インターネットやソーシャルメディアが普及したことで、ホームページの作成を考えている方もいると思います。
たしかに、幅広くお店の存在を知ってもらえる可能性は増えます。
しかし、実際のところ、新規のお客様を獲得するにはかなりの時間と労力と経費がかかります。
検索結果の上位に表示されなければ、誰も見てはくれません。
ホームページの充実が必要になり、常に新着情報などを更新する必要があります
さらに、お客様が行ってみようと思えるような魅力がなければいけません。
すぐに集客できると思いがちですが、そんなに簡単なものではないんです!
私のお店もホームページを持っていますが、今のところかなりの影響があったかといわれると、正直あまり芳しくありません。
立地・交通の便・周辺の年齢層などをしっかり把握しなければ、有効には利用できないんです。
それに、サーバー料やドメイン料の支払いもあるため、毎月経費がかかります。
お客様が増えれば十分ペイできますが、ホームページによほど力を入れない限り、思ったほどの成果は得られないのが現状です。
私たちの業界は技術を売っている商売なので、まずは技術を磨くことが大前提です。
来てもらったお客様に、満足して帰っていただく。
そうすると、お客様が家族や友達などにすすめてくれる!
こうした新規顧客の獲得方法が、確実で近道なのはたしかです☆
まずは、今のお客様に最大限のサービスを提供するよう心がけましょう。
心得8)自分(お店)のウリが何かをしっかり理解する
お店を経営していくうえで、自分のお店のウリが何かをしっかり理解することが大切です。
- 「お客さまは、何が気に入って自分のお店に来ていただいているのか?」
- 「どこに魅力を感じていただいているのか?」
こういったことを、しっかり考えることが大切です
- 「カットがうまい」
- 「接客態度が好き」
- 「サービスが充実している」
- 「お店が清潔」
- 「高齢者でも入りやすい」
理由はさまざまあります。
一目瞭然で理容室だと認識してもらいたいのであれば、サインポールは設置するべきです。
男性・高齢者・こどもをターゲットにしたいのであれば、サインポールが大きな役割を果たしてくれます。
どこが自分のお店のいいところなのかしっかり理解し、継続する力をつけましょう。
お客様は、一度でも納得できないことがあると、それが失客の原因になります。
常に気配りしましょう♪
〈まとめ〉夢を叶えるために日々努力をしよう!
私が実際に感じたことや体験をもとに、独立への心得を解説しました。
もちろん、これが当てはまらないお店はたくさんあります。
「最低限この気持ちは持ち続けたほうがいいのではないか」ということで解説させていただきました。
お客様を引っ張ってきての独立ならば、はじめから経営はうまくいくかもしれません。
一からはじめるのは、かなりの苦労がいります。
真摯な気持ちをもって独立することが、成功の近道になります☆
人生の糧として、自分自身も日々成長していきましょう♪
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