\週刊SPA!に載りました/
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「こどもがある程度大きくなるまでは、自分が髪を切ってやろう!」と決心している親御さんはたくさんいます。
あなたも、我が子の髪が伸びてきて、今まさに切りたいと思っているタイミングではないでしょうか。
いいスキンシップになるので、私も賛成です☆
かといって、いきなり人の髪を切るのは不安のはずです。
とくにこどもは、じっとしていることに慣れていません。
「早くきれいに切るコツがあれば知りたい!」と思う気持ちもよくわかります!
そこで、今回は「こどもの散髪を手際よく済ませるコツ」について解説します。
この記事を読めば、失敗を防ぎつつスムーズに髪を切れるようになります☆
ケガをさせないためにも必要な情報なので、ぜひ参考にしてください。
こどもの散髪はすきバサミをメインに使おう!
こどもの散髪は、すきバサミをメインに使うとスムーズにいきます。
大人に比べまだまだ毛量が少ないこどもに普通のハサミを使うと、カットラインが残ったり切りすぎの原因になります。
直しに時間がかかるので、こどものヘアカットには向いていません。
カットラインをぼかしつつ、長さもしっかりカットできるすきバサミを使うと時間短縮になります!
1回の開閉で20~30%くらいカットできるすきバサミがあればOKです
こどものカットに使えるすきバサミを下記で紹介しているので、参考にしてください。
すきバサミを使って、全体の髪をイメージした長さまでカットしてください。
前髪や耳まわりなど、ヒョロヒョロと残った髪だけ普通のハサミでカットすればOKです!
あくまでも、すきバサミメインでカットすることが大切です。
こどもはじっとしているのが苦手です。
いきなり動いても、すきバサミなら大きな失敗にはつながりません☆
こどもの散髪は、すきバサミをメインに使ってスムーズに終わらせましょう。
音を怖がらないならバリカンも使う
音を怖がらないなら、バリカンもぜひ使いましょう!
バリカンを使って耳まわりやえりあし部分をカットするだけでも、時間を大幅に短縮できます。
動いても安全にカットできるのでおすすめです
短くカットしたい場合は、バリカンを有効に使ってください。
バリカンは、髪をしっかり取り込めるものがベストです。
何度も同じ場所を刈っていると、時間のロスになります。
こどもの髪は細く柔らかいので、ただでさえカットしづらいので
アタッチメントは、できるだけ刃先が細く目の細かいものを使うと上手に刈れます☆
こどもの散髪をスムーズにやるコツ
すきバサミやバリカンを上手に使いわけるだけでも、こどものカットはだいぶスムーズにいきます。
ですが、実際のところ一番悩むポイントは、「じっとしていられない」ことだと思います。
どうしたらこどもが嫌がらず髪を切らせてくれるのかを考えることも、大切なポイントになります。
ここからは、「こどもがリラックスして座っていられるコツ」について解説します☆
スピーディーに散髪が終わるよう、ぜひ参考にしてください
普段通りの雰囲気作り
こどもの髪を切る際は、普段通りの雰囲気作りが大切です。
なぜなら、こどもは違った雰囲気を敏感に察知する力があるからです!
両親に連れられ私のお店に来たこどもの中には、入った途端「何かされる!」と感づく子がいます。
泣きだして、親から離れなくなってしまうことがよくあるんです
家で髪を切る場合も、生活リズムの中で何気なく髪を切ることが大切です。
「これから髪を切るぞ!」なんて雰囲気をだしたら、嫌がって逃げられます。
お父さんお母さんは、気構えないでください☆
私の場合、まずはお父さんお母さんとの世間話からはじめています☆
すぐ椅子に案内すると、嫌がって「もうこの日は無理!」なんてことになりかねないからです。
ゆっくり時間をかけて、こどもとも軽くスキンシップしたり笑顔で自然な対応を心がけています。
普段と何も変わらない雰囲気が、こどもをリラックスさせる一番の秘訣です!
こどもに「やろう!」という気持ちが出てると、しっかり座っていてくれます☆
髪を切る場所は選ばない
髪を切る場所は、どこでもいいという考えでいきましょう☆
こどもが安心できる場所が、一番落ち着いてカットさせてくれる場所です。
私は、お店でも場所を選びません。
- 待合室
- おもちゃスペース
- 床の上
- トイレ(今までないです)
場所を選ばないほうが、スムーズにカットできることもあるんです
家でカットする場合も、こどもがじっとしていられる場所をみつけてカットしちゃいましょう☆
後片付けを考えると、「場所なんて選べないよ・・・」という方もいるはずです。
そんなときに便利なのが、『髪が落ちないカットケープ』です。
髪が散らばらないので、安心してどこでもカットできます。
天気が良くて風のない日は、外でカットすると気持ちいいです☆
場合によってはカットクロスも巻かない
お店でも、カットクロスを巻かせてくれないこどもはたくさんいます。
首がしめつけられたり、手の自由が利かなくなるのが嫌なんだと思います
そんなとき私がとる対策は、カットクロスはあっちへポイ!です。
首元に、タオルを一枚巻くだけにします。
カットした髪は、こまめに床に落とすよう心がけます。
多少服の中に髪が入ったりすることはありますが、首元にタオルが一枚あるだけでだいぶ防げます。
小さいこどもの場合は、毛量も少なく髪も柔らかいため、チクチクすることがほとんどありません。
短時間で終わらせることを優先に考えれば、こどもにとってもいい選択だと私は思います!
手足が自由に動けば、束縛感もないのでこどもも安心してくれます!
「ネックシャッター」といって、首元から髪が入るのを防ぐものもあります。
これを巻くだけでも、だいぶ違います!
こどもが動かなければ散髪も早く終わるので、その場で的確に判断してください。
髪を濡らすときは濡れタオルを使う
こどもの髪を濡らすときは、濡れタオルで軽く拭いてください。
霧吹きを使わなくても、手早く全体を濡らせます。
細く柔らかいこどもの髪は、濡らしすぎると頭皮にペタッとくっついてカットしづらくなります。
クセの強い髪を濡らしすぎると、乾かしたときの髪の縮み具合やはね具合が大きく変わります。
思ったより短くなったり変にはねたりするのを防ぐために、あまり濡らさないほうがいいんです
濡れタオルで拭けば、適度に湿らせてカットできます。
乾いてきたら部分的に髪を拭けばいいだけですし、手際よくカットを進められます!
顔に髪が落ちないようにする
こどもは、髪が顔に落ちてくるのをかなり嫌がります!
顔にかかった髪を必死に取ろうと、手を出してきたり顔をぶんぶん振ります。
危ないですし、時間もかかります
「顔をタオルで隠せばいいじゃん!」と考えるかもしれません。
動画やテレビおもちゃなどで気をそらしている場合は、顔を隠されると逆に暴れだします・・・。
おすすめの方法は、おでこにサンバイザーのつばのように手をあててやることです!
視界が遮られないので、こどもも安心できます☆
やるときは誰かに手伝ってもらいましょう!
無理に一度で終わらせなくてもだいじょうぶ
おうちでカットするなら、分割もありだと思います。
こどもが動いてどうしても髪を切れない場合、部分的に日を変えてやるのもまた一つの方法です。
トップと前髪だけ切ったり、サイドとえりあしだけ切ってやめてもOKです
こどもが耐えられないようであれば、そこは大人がペースを合わせてあげましょう☆
〈まとめ〉決まった切り方はなくアレンジが大切!
こどもは、じっとしていられません。
慣れていないことをしようとすればするだけ、耐えられなくなります。
こどもの髪を切る場合は、切る側がいろいろと工夫をしなければいけません。
家でカットする際は、なるべく手際よく終わらせることを第一に考えてください!
くれぐれも、ケガだけにはほんと気をつけてください。
うまくカットできなかった場合は、理美容室で手直ししてもらいましょう☆
というわけで、今回は「こどもの散髪を手際よく済ませるコツ」について解説しました。
かわいいわが子の髪を切ってやる際の参考になれば幸いです
前髪をカットする際は、こどものうしろから髪を持ち上げカットしましょう。
パッツン前髪になりにくく、かつ自然な仕上がりになります☆