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- やめたらどんな仕事につけるか不安
- やめてすぐに働きたい
- やめたいけど、まだ続けたほうがいいか悩んでいる
- 実際に転職した人の話を聞きたい
- 辛いのはこの仕事だけな気がするけど、実際はどう?
「美容師はもう無理かも・・・」と、弱音を吐いてしまうときは誰しもあります。
私は、20年以上理美容業界で働いてきました。
正直、はじめの5~6年目までは常に辞めたいという気持ちが、心の片隅にありました。
あなたの辞めたい気持ちは、すごく共感できます
華やかなイメージのある美容師。
いざ美容院に勤務してみると、過酷な現実が待ち受けていたことに愕然したと思います。
- 長時間勤務
- 終業後の練習会・ミーティング
- 接客応対の難しさ
- 手荒れ
- 低賃金
そこで、今回は「美容師を辞めたあと、どんな仕事に就けるのか?」について解説します。
実際に辞めていった人の体験談をもとに解説するので、参考にしてください。
本当に辞めるかどうかは、それからまた考えてください
実例1)郵便配達員
辞めたときの年齢 30代
独立したものの、経営がうまくいかずにお店を閉店。
その後、郵便配達員になる。
郵便局員というと、昔は公務員でした。
今は郵政民営化にともない、一般の会社員です。
つまり、普通のサラリーマンです
郵便配達員になったことで、自営業とは違い安定した給料をもらえるようになりました。
中途採用のため、高収入とまではいかずとも安定した収入に喜んでいました。
きついことと言えば、バイク配達なので、仕事中はほぼ外にいなければいけないということです。
真夏になれば、暑さとの闘い。
熱中症にならないよう、小まめに停車しては水分補給を心がけるそうです。
真冬は寒さがきつく、走っていると顔が痛くなると言っていました。
今まで屋内での仕事しかしたことがなかったので、外の厳しさが一番堪えたといいます。
ちなみに、現在も郵便配達員としてがんばっています!
実例2)パチンコ店勤務
辞めたときの年齢 20代
アシスタント時代からずっと悩まされてきた手荒れで、やむなく退職。
その後、パチンコ店の社員になる。
ゾウさんの肌のようにガサガサで、関節ごとにひび割れして痛々しかった印象を今でも覚えています。
仕事をやめて1週間後、お店に顔を出したその人の手を見て驚愕しました。
あんなに痛々しかった手荒れが、すごくきれいになっていたんです
手荒れも心配せずに仕事ができると喜んでいました。
仕事は、早番と遅番があり終業時間もばらばらですが、今までの勤務時間を考えれば全然平気とのことでした。
ただ、パチンコの箱運びが思ったより重労働で、何気に力仕事で苦労すると言っていました。
収入面もかなりアップし、将来の店長候補にもあげられているらしいです。
実例3)レディースシェーブ・エステ専門店勤務
辞めたときの年齢 20代前半
働いているうちに、美容師とは違った仕事に興味が湧いたため退職。
お店で培った技術を活かし、レディースシェーブ・エステ専門店へ入社。
もともとの技術があったため、即戦力として向かい入れられ収入面もアップ。
スタッフも同性(女性)ばかりで、楽しい職場だと言っていました
その後結婚しましたが、産休・育休のシステムも充実していたので、未だに勤務しています。
女性の場合、こういった補償が手厚い会社選びが重要かもしれません
実例4)夜の商売
辞めたときの年齢 20代前半
理由はよくわからず退職。
そのまま、夜の商売のほうへ。
夜の商売に流れる人は、たくさん見てきました。
アシスタントとしても一流の域に達する前に辞める子は、年齢もまだ若く遊びたい年頃です。
そのためか、けっこう夜の商売に転職する人が多いんです
勤務時間は夜のため、今までとは真逆の生活になります。
それでも楽しく仕事ができ、同世代の子とのつながりが生まれたため喜んでいます。
収入面も魅力的なのでしょう。
今までの何倍ももらえる可能性があるので
美容師のように、長い下積み期間がないところも働きやすいのかもしれません。
しかし、この商売は一生続けることは難しいため、将来を見据えて早めの転職が必要になります。
実際、みんな早くに転職しています
実例5)配送業(パンの配達)
辞めたときの年齢 20代後半
実家の美容院を引き継ぐため退社。
結婚を期に美容師を辞めて、配送業へ転職。
美容師をやめた理由は、やはり収入の低さでした。
家族経営とはいえ、数人の給料を工面するのは大変だったらしく、やむなくやめることになりました。
配送業へ転職したことで収入は安定し、日曜日になれば家族と出かけられるため、喜んでいました。
美容師は、基本平日休みなので
配送ルートも大体決まっているらしく、仕事的には簡単だということです。
実例6)ゴミ回収業
辞めたときの年齢 40代
自分のお店の収入が減少し、将来的に厳しいため閉店。
ゴミ回収業社へ就職。
収入も安定し、比較的高収入を得られるようになりました。
給料がいいということは、それなりの苦労もあります。
ごみの回収はかなりの重労働らしく、体力が必要になります。
力のいらない美容師から、力仕事のごみ回収業に転職するのは、かなりの苦労があったらしいです。
年齢的にもこの仕事が最後になるため、辞めることはできないと覚悟していました
実例7)美容ディーラー
辞めたときの年齢 20代
理由はよくわからず退職。
美容院へ材料を納めるディーラーへ勤める。
美容関係には携わりたかったらしく、ディッシュの仕事を選択しました。
給料はそこまで良いとは言えないものの、安定した収入には喜んでいました。
裏方の仕事なので、気分が楽になったとも言っていました
材料の配達など車の移動が多く、一日中運転をしている感じになります。
眠気に襲われないよう、そこはかなり注意しているらしいです。
夜の練習会などに顔を出し、講師を招いて講習会などを開いています。
そのため、就業時間は今までと大差ないと言っていました。(苦笑)
いきなりデスクワークは厳しい〈資格サイトなどを早めに利用〉
転職した人たちを解説してきましたが、気づいた方もいるはずです。
そうです、デスクワークの仕事に就いた方が誰一人としていないんです。
むしろ、就けないといったほうが正しいのかもしれません。
美容師になった人は高校・専門学校・美容院の順で就職することが一般的です。
つまり、美容師以外の技術や資格は一切ないというわけです。
元美容師だった女性が、経理のバイトを見つけ応募したところ、不採用になりました。
募集要項に「エクセルを操作できる程度」と記載されていたらしいです。
その子は、実はじゅうぶんできたらしいんです
不合格の理由は、やはり実務経験の有無でした。
そう考えると、理美容業界からの転職先は、必然的に絞られてしまうというわけです。
「もっと広い分野で活躍したい!」と思うのであれば、事前にあなたから行動するべきです。
資格サイトやクラウドワークを早めに活用すると、転職先が広がります。
転職に必要な技術が身につきます
美容師を続けながら次の仕事のために動き出すことが、その後の人生を大きく左右します。
なかなか辞められないときは代行サービスを活用する
辞めたいと伝える勇気がない場合や、なかなか辞めさせてもらえない場合は、退職代行サービスを利用する方法もあります。
- もうお店にはいきたくない
- 顔を合わせると辞めると言えない
- なかなかやめさせてもらえない
こういった理由の方は、考えてもいいかもしれません
有名なところだと、【退職代行ガーディアン】があります。
全国どこでも対応してくれるので、すぐにでも退職したいと考えている方は相談してみる価値はあります。
〈まとめ〉辞めるならやりたい仕事を見つけてからがベスト
やむを得ない理由で辞めるのであれば、それは仕方のないことです。
そうでなければ、「何とか踏ん張って、もう一度美容師の道を歩んでほしい」というのが、個人的な気持ちではあります。
「給料が安いから」という理由の場合は、休日に副業をして小遣い稼ぎをすることもできます。
とにかく、できる限り続けていける方法を一度検討しましょう。
それでも転職したいのであれば、理美容師を続けながらまずは下準備することをおすすめします。
辞めてから仕事を探しても、希望の職にはなかなか就けない可能性もあるので
よく考えて、その後の人生設計をしていきましょう。