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- 金木犀の香りってどんな感じ?
- どんな効果があるの?
- どこら辺に生えてるの?
- 精油もある?
季節の変化は、気温、風景、日差し、香りなど、さまざまなところで感じることができます。
金木犀は秋に花を咲かせる植物のため、季節の移り変わりを身近に感じられます☆
私の通勤路には、金木犀が生えています。
毎年花の咲く時期になると、優しい香りが漂ってくるんです。
「金木犀って、どんな香りがするの?」と思う人もいるはずです☆
そこで、今回は「金木犀の香りとその効果」について、アロマテラピーの観点から解説します☆
この記事を読めば、「金木犀の香りの特徴」「香りが心身に与える影響」など知ることができます。
ちょっと高いですが、精油もあります!
金木犀の香りに興味がでた方は、参考にしてください
金木犀とは「中国原産の常緑樹」
金木犀は、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
紅葉しないで、寒い冬でも緑の葉を茂らせているんです!
原産は中国で、江戸時代に日本へきたといわれています。
今では北海道や沖縄を除いて、ほとんどの場所で咲き誇っている、日本を代表する木になりました☆
私が住んでいる新潟にも、金木犀はあります。
冬になると雪が降るほど寒い地域ですが、それでもしっかり育っています
庭先や道路わきに植えられていることが多く、高さも3~5m以内にしかならない小高木です☆
※日当たりや気候が合うと、10m以上成長することもあります。
日本ではけっこう有名な金木犀ですが、実は欧米などではあまり知られていない花木だということにも、少し驚きです。
金木犀は甘く優しい香り
金木犀の香りは、あたたかみのあるしっとりとした香りです。
桃などにも含まれている甘い香りの成分γデカラクトンが、金木犀にも多く含まれているんです☆
ミントのように、意識をクリアにしてくれる香りではなく、心を穏やかにしてくれる感じです。
花の香りなのでフローラル系ですが、イランイランのようにどこかオリエンタル※な感じも漂います☆
トルコ、エジプト、ペルシャ、インドなどの、東洋をイメージするような香り
好みがわかれるような香りじゃなく、誰でも気持ちよく感じられるのが、金木犀の香りだと私は思います☆
香りが強いため遠くまで届く
金木犀は、庭木や街路樹として植えられていることが多い木です。
何気なく歩いていると、ふと感じることができる香りなんです!
香りは、広範囲に漂うことでも知られています。
私が小学生の頃、通学路を歩いているといつも漂ってきました☆
近所の家に植えられていて、通学路からはそれなりに離れていたんです。
子供の頃のイメージでは、5m以上は離れていた気がします
それだけ離れていても、香りをしっかり感じることができました。
鼻を近づけないと匂わない香りではなく、広範囲に広がるのが金木犀なんです。
中高年世代にはトイレの芳香剤のイメージ
金木犀の香りといわれると、「うわ~、トイレのニオイじゃん!」という方もいるはずです。
昭和の時代、トイレの悪臭をごまかすために、金木犀の香りの芳香剤が流行ったからです。
私も覚えています!
合成香料とはいえ、その香りはまさに金木犀でした
当時はまだ、においを分解して消臭するという技術がなかったため、強い香りでごまかしていたんです。
身近に感じる強い香りで、違和感がないのが金木犀だったんでしょう!
公衆トイレのまわりにも、金木犀が植えられていることがあります。
金木犀の香りは広範囲に届くため、トイレの消臭目的として当時きっと植えられたんです!
私は40代前半ですが、子供の頃の記憶をよみがえらせると、確かに金木犀の芳香剤はありました。
あと、小学校の小便器の中に、玉っころがいくつも入っていました☆
このように、40代以降の人にとっては「金木犀=トイレ」のイメージが根付いたのかもしれません。
ちなみに私は、ぎりトイレの香りとは思わない世代です!
金木犀の香りがもたらす心身への効果
金木犀の香りには、アロマテラピーの効果があります。
- イライラの緩和
- ストレスの軽減
- 不安や緊張の緩和
- 食欲抑制
- 安眠 etc
意外と、優秀な香りなんです☆
イライラの緩和
金木犀の香りには、イライラを落ち着かせる効果があります。
ラベンダー、イランイラン、ゼラニウムなどと同じ効果を期待できます☆
「公園のベンチに座ると、気持ちが落ち着くんだよなぁ~」という方は、もしかしたら近くに金木犀がはえていたからかもしれません
「田舎の人はみんなやさしい!」と思っている方。
それは、まわりにいろいろな香りがあるから、気持ちが優しい人ばっかりなのかもしれません☆(言い過ぎ?)
とにかく、金木犀の香りはイライラした気持ちを落ち着かせる効果があるんです☆
ストレスの軽減
金木犀の香りに含まれている「リナロール」という成分には、鎮静作用があります。
気持ちが安らぐということは、もちろんストレスの軽減にも役に立ちます。
ひと呼吸おいて、物事を冷静に考えられるようになります☆
不安や緊張の緩和
鎮静作用によって、不安や緊張を和らげることができます。
心が安定して、あなたのパフォーマンスが向上します☆
試合前、試験前、プレゼン前など、大事な場面で心を落ち着かせることができます。
「浮き足立つ」という言葉があります。
体がふわふわして、思ったように行動できない状態のことです。
金木犀の香りを嗅ぐと、それがなくなるというわけです。
食欲抑制
金木犀の香りには、食欲を抑制する働きがあります。
脳にある「オレキシン」という、食欲を促進する神経分子の働きを抑えることができるからです。
食欲の秋と言われる時期に咲き誇る金木犀ですが、実は食欲を抑える働きがあるなんてビックリです!
いい香りだからって四六時中嗅いでいると、食欲がでなくなっちゃうかもしれません!
ダイエット中に食欲を抑えたい方にとっては、うれしい効果ではあります。
安眠
金木犀の香りは、気持ちを落ち着かせる効果があります。
ゆっくり寝たいときに寝室に香らせることで、深い眠りに入ることができます☆
また、金木犀の甘い香りの原因「γデカラクトン」という成分は、若い女性特有の甘い香りと似ていると言われています。
男性にとっては、良き昔の母親の香りを感じることができるかもしれません☆
そういった面でも、安心して眠れる可能性は十分にあります
金木犀は育てられる
金木犀は、育てることができます。
苗木が売っているので、庭先や鉢に入れて育てることができます☆
ただし、生き物なので最後まで面倒をみてやってください。
はじめはうまく花を咲かせることができないかもしれませんが、気長に育てることが大切です。
次第に大きくなるので、その後のことも考えて購入しましょう☆
金木犀の精油もある
金木犀は、9月中旬~10月下旬まで花を咲かせます。
まさに、秋の代名詞といえる香りなんです
金木犀の香りを一年中楽しみたい方には、精油がおすすめです☆
合成香料のアロマフレグランスはたくさんありますが、これらに香りの効果はありません。
アロマテラピーのように、香りの効果を感じたいのであれば、植物成分100%の精油じゃないといけないんです。
ただし、金木犀の花は小さく季節性のため、たくさんとることができません。
だから、精油もたくさん作れないんです
そのため、希少な精油として、値段が高くなってしまいます。
誰でも気軽に購入できる値段ではないところが、少し悲しいところではあります・・・。
ただし、1滴だけでも強く香るのが金木犀です☆
特別な場所やタイミングの時にだけ使えば、長く有効に使うことができるはずです。
おすすめ フレグランス(精油本来のものではありません)
季節の香りは認知症や記憶喪失の回復に効果を期待できる
季節の香りは、記憶をよみがえらせることに一定の効果を期待できます。
人の記憶というのは、その時の風景、感情、香りなど、さまざまな要素が組み合わさってできているからです
「あのとき」「あの場所で」「あの人と」「こんな香りがした」など、どれかのピースがよみがえることで、記憶がクリアに思いだされることがあるんです。
とくに、嗅覚から感じる情報は、脳を直接刺激することができます。
認知症や記憶喪失で記憶があいまいになっていたとしても、当時感じた香りを嗅ぐことで、記憶がよみがえることが十分にあるというわけです☆
私の場合、祖母が亡くなって落ち込んでいた時、金木犀の香りが漂ってきて思い出がよみがえったことがあります。
金木犀が香る時期に一緒に過ごした風景がよみがえり、気持ちがやすらいだ経験があるんです☆
香りは脳へ直接刺激を与えるため、活性化させるには最適な要素なんです
〈まとめ〉四季の香りを楽しめるのも日本の魅力
金木犀は、9月中旬~10月下旬に花を咲かせる常緑樹です。
香りは、あたたかみのあるしっとりとした感じです☆
庭や道路わきに植えられていることが多く、近くを通りかかるだけでも、香りを感じることができます!
それだけ、香りが強いということです
金木犀の香りの効果はこちら↓
- イライラの緩和
- ストレスの軽減
- 不安や緊張の緩和
- 食欲抑制
- 安眠 etc
季節関係なく香りを楽しみたい場合は、精油がおすすめです☆
合成香料のフレグランスでは、香りの効果を感じることはできませんから
ただし、金木犀の精油は花が小さく季節性のため、たくさん作ることができません。
値段は、少々高くなってしまいます・・・。
特別な場所やタイミングの時にだけ使うのがベストです。
ということで、今回は「金木犀の香りとその効果」について、アロマテラピーの観点から解説しました☆
あなたも、季節の香りを楽しんでください