- 白髪が出てきて気になる
- 薄毛になるならやめようかな
- 育毛剤を使ってもだいじょうぶ?
- 見た目は若くいたい!
- 白髪染めの疑問に答えてほしい!
白髪は、ピカピカ光って、ひときわ目立ちます。
「恥ずかしいから白髪染めしたいけど、ハゲないか心配・・・」という、30代40代男性は多いのではないでしょうか。

いつまでも若くいたい気持ちは、みんな一緒です♪
できる限り、白髪は隠したいです

でも、はじめてだからどうなるか不安で・・・

たしかに、私のお客様でも「薄毛家系だから、ハゲることはしたくない!」といって、毛染めを一切しない方もいらっしゃいます!
そこで今回は、「白髪染めをすると本当にハゲるのか?」について、理美容師歴20年余の私が解説します。
この記事を読めば、白髪染めと薄毛の関係性を知ることができます♪
結論から先に言うと、白髪染めが直接薄毛の原因になることはありません。

ただし、間接的に影響する場合があるので、そこをきちんと理解しましょう!
白髪染めでハゲることはない!

理美容師歴20年余の私から言わせてもらいます。
白髪染めで、ハゲることはありません。

薄毛にならないか心配していた方は、少しは安心していただけたと思います♪
その理由を、これから解説します。
そもそも、白髪染めというと何色を想像しますか?

黒、ダークブラウン、ダークグレー、こういった感じです
白髪染めというのは、白い毛を染めるためにあるので、髪を明るくする必要はないんです。

もともと色素のない白髪を脱色しても、意味はないですから
つまり、普通のカラー剤よりも、ブリーチ力が抑えられているというわけです。
刺激となる脱色剤の影響が少ないため、髪の抜け毛に直接影響することはないんです。
白髪染めには髪が良く染まるよう、染料が多く含まれています。

だから、白い髪を黒く染めることができるんです
逆を言えば、普通のカラー剤で白髪を染めようと思っても、なかなかうまくは染まりません。
脱色剤が多く含まれているため、染毛剤の配合量が少ないからです。
白髪染めしたからといって、髪の寿命は変わらない

白髪染めをしたからと言って、髪の寿命が変わることはほとんどありません!

薬剤が毛根にダメージを与えることは少ないからです
髪にはもともと、ヘアサイクルというものがあります。
決まった周期で成長退行して、最後に抜け落ちるんです。

ヘアサイクルを乱すほどの刺激は、白髪染めにはないというわけです。

髪の寿命を考え白髪染めを迷っている方は、そこまで心配しなくてもだいじょうぶです
育毛剤の効き目も変わらない

薄毛対策として、すでに育毛剤を使っている方もいるはずです。
「白髪染めすると、育毛効果が弱くなるんじゃ・・・」と不安になる気持ちもわかります。

私も育毛剤を使っているので
心配ありません!きちんと育毛効果は発揮します☆
白髪染めが、頭皮に膜をはるようなことはないからです。
染料は、髪の内部に入り込むだけです。
育毛剤を使っている方は、今まで通り使い続けてOKです!
ただし、染めた直後は頭皮にダメージがあるため、念のため2~3日は様子を見たほうがベストです。

育毛剤に含まれているスースー成分で、ヒリつくかもしれないので
そのくらい注意しておけば、あとはまったく問題ないというわけです☆
白髪染めは、間接的に薄毛に関与する場合がある

白髪染めの染料で、薄毛になることはありません。
理由は、先ほど解説した通りです。

ブリーチ力はないので、ダメージは少ないからです
ただし、カラー剤自体が体質に合わず、頭皮トラブルを起こす可能性はあります。

主に、頭皮に白髪染めがつくことによる炎症、アレルギー反応と言ったことが起こります。

美容院の白髪染め、市販されている白髪染め関係なくあり得ます
こういった症状が出た場合は、体がアレルギー反応を起こしている可能性が高いです。
※詳しい症状については「カラー剤が原因のアレルギー症状を理美容師が解説 皮膚の炎症など」で解説しています。
頭皮に炎症が起きたりアレルギー反応がでた場合、頭皮環境の悪化によって抜け毛が増える可能性があります。

つまり、薬剤が髪につくことによる抜け毛はあり得ないんですが、頭皮に付くことで間接的に薄毛に関与する場合があるというわけです。

「じゃあ、やっぱり薄毛に関係してるじゃん!」と思うはずです
ここで大事なのは、頭皮トラブルが必ず全員に起こるものではないということです。
あくまで、薬剤が体質に合わない人に限られます。
白髪染めをはじめてする方は、事前にパッチテストをしてください。
パッチテスト・・・腕の内側など皮膚が敏感な場所に薬剤を塗り、アレルギー反応が出ないか確認する方法
あなたが薬剤を使える体質かきちんと理解したうえで白髪染めをすれば、トラブルは防ぐことができます。
アレルギー反応が出た場合は、アルカリ剤の白髪染めはできません。
ヘナカラーやヘアマニキュアなどのカラー剤に変更することで、白髪を染めることができます。
染める頻度も重要

「自分は頭皮も丈夫だし、アレルギー反応もないから大丈夫♪」と過信し、頻繁(2週間に1回とか)に白髪染めをしてはいけません!

頭皮や髪にダメージが蓄積され、ある日突然アレルギー症状が出ることもあるからです
正しい頻度で、白髪染めをするようにしましょう。
白髪染めも通常のヘアカラーと一緒で、髪の内部に染料を浸透させて色を変えます。
キューティクルを一度開くため、髪に必要な水分や栄養素が抜けやすくなります。
頻繁に白髪染めをすると、きしみ・ゴワゴワ・弾力の欠乏などの症状が強く現れてしまいます。

切れ毛が増え、毛量が減ったように感じることもあるので注意しましょう
頭皮につけないで、白髪染めはできる?

頭皮に薬剤をつけないよう、白髪を染めることはできます。
できますが、白髪染めの場合は根元まできれいに染めなければいけません。
男性の場合、刈り上げのように短くカットした髪は染まらない可能性があります。

ただでさえ、白髪は硬くて薬剤をはじいてしまう特徴があるので
数ミリしかない髪を浮かして染めるのは、正直難しいです。
刈り上げ部分は頭皮につくことを覚悟のうえで、トップのみ浮かして塗るしかありません。
あくまでも、ある程度長さのある髪のみきれいに染められると思っておきましょう!
頭皮に保護剤を塗ってもらう

薬剤から頭皮を守るために、保護剤を塗ってもらうことも可能です☆
ほとんどの美容院や理容室は、保護剤を事前に準備しています。

心配な方は、理美容師に相談しましょう♪
ただし、ジアミンという成分に対してアレルギー反応が出る場合は、保護剤を塗っても防ぐことはできません。
その場合は、やはりヘナカラーやヘアマニキュアといった染料を選ぶことをおすすめします。
セルフカラーする場合の注意点

自分で白髪染めをする場合、注意してほしいのは「頭皮にたくさん薬剤をつけない」ということです。
美容院や理容室でも同じことが言えますが、市販の白髪染めの場合はなお注意しましょう。

市販の白髪染めは、どんな髪の人でもしっかり染まるように薬剤の配合が濃く作られている場合があるので
「短時間できれいに染まる!」なんてフレーズが謳われている場合は、とくに注意しましょう!
予後として、染めたあとは必ず2~3回はシャンプーをします。

しっかり薬剤を流すことで、頭皮トラブルを防ぐことができます☆

「色が落ちないか心配」と、軽く流すことが一番ダメです
まとめ
白髪染めが直接薄毛に繋がることはありません。
ただし、頭皮トラブルが起こってしまうと髪が抜けてしまう可能性もあるので、そこは注意しましょう!
「白髪染めをはじめたら、髪が薄くなってきた・・・」と感じる方もいるかもしれません。
それは、もっと違う理由で薄毛が進行しているのかもしれません。

白髪染めするということは、薄毛にさしかかる年齢にきているので
抜け毛が気になるようであれば、抜け毛の原因を探しましょう。
「あっ、もしかしたらこれが原因かも!」というのを見つけることができたら、薄毛予防がはかどります。
>>薄毛・抜け毛の原因を徹底解説 男女必見!遺伝はあり得る?
「自分で白髪染めするのは、ちょっと不安だな・・・」という方は、行きつけの美容院や理容室で染めてもらいましょう☆

正しい技術と観察力で、うまく白髪を染めてくれます
安心して若返りたい方は、とりあえず理美容室へいきましょう。
というわけで、今回は「白髪染めでハゲるのか?」について解説しました。
あなたの不安が、少しでも解消されたら幸いです☆