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- 「自分の根性が足りないだけ?」
- 「みんなどんな理由で辞めてるんだろ?」
- 「同じ気持ちの人いないかな?」
- 「前もって理美容師の厳しさを知っておきたい」
- 「同じ境遇の人を探して安心したい」
理美容業界の華やかさに憧れて、働きはじめる方は多いはずです。
私は、自分の力でお金を稼げることに魅力を感じて、理美容師になりました!
「手に職をつけるのに、厳しい環境はあたりまえ!」と覚悟はしていたものの、いつの間にか「辞めたい・・・」と思いはじめていませんか?
理美容業界は、他業種よりも離職率が高いことで有名です。
あなたが辞めたいと思うことも、とくに変わったことではないんです。
「みんなは、どんな理由で辞めてるんだろ・・・」と、気にもなる気持ちもよくわかります!
心のよりどころを探している方へ、今回は「理美容師を辞める理由」についてランキング化してみました。
「あなたが辞めたいと思う理由は一般的なのか?」「スムーズに辞めるにはどうすればいいのか?」などを知ることができます。
ただし、あなたもはじめは理美容師に憧れをもって、がんばって国家資格をとったはずです!
この記事を読んだあと、もう一度やめるかどうかをゆっくり考えてもらえたら幸いです。
理美容師をやめる理由 ランキング1位は「長時間労働」
1位 長時間労働
2位 低賃金
3位 理想とのギャップ
4位 結婚問題
5位 他業種に興味がでた
6位 接客業の向き不向き
1位 長時間労働
理美容師を辞める理由で圧倒的に多いのが、「長時間労働」です。
お店の営業時間が、特別長いというわけではありません。
営業している時間はどこもほとんど変わりません
長時間労働には、閉店後にやる練習会の時間が含まれています。
要は、家を出てから帰ってくるまでの拘束時間が長いことが、辞めたくなる理由の第1位だというわけです。
拘束時間が長いことが、なぜ辞める理由になるのか?
起こり得る問題がこちら↓
- 体調を崩しやすい
- 精神的ストレスがたまりやすい
- 友達と遊ぶ時間がない
夜遅くに食事をしたり、体を休める時間がないことで、体調を崩しがちになります。
手荒れなどもしっかりケアする時間がなく、徐々に仕事に支障をきたすようになります。
毎日のハードワークに体がついていかず、辞めてしまうというわけです
また、気の休まる時間が少ないことで、ストレスもたまります。
精神的に追い詰められることにより、自律神経が乱れてしまうんです。
だるさ、動悸、不眠、頭痛、肩こり、吐き気などの体調不良が続くようになります。
このように、心身ともに疲れ切ってしまうことが、大きな原因になります。
拘束時間が長ければ、学生時代の友達とも、会う機会が減ります。
20歳そこそこの若者にとって、遊ぶ時間がないこと自体ストレスになるんです
思うような生活を送ることができなくなることで、辞めてしまうというわけです。
理美容師の休日数に関しては、下記をご覧ください。
2位 低賃金
理美容師は、アシスタントとして修業がはじまります。
国家資格を持っているからといって、はじめから一人前の扱いはしてもらえません
新卒で働き始めた他業種の人よりも、少ない給料のことがほとんどです。
その中から生活費や練習に使う材料費を捻出する苦労が、大きなストレスと負担になります。
自由に使えるお金がほとんど残らず、生活苦で辞めてしまう人が多いというわけです。
3位 理想とのギャップ
「5年後には一人前のスタイリストになれるだろう!」と希望を持って入ってきた人が、3年たってもアシスタントを続けていることがあります。
自分の技術が向上しないことにショックをうけたり、実は向いていないんじゃないかと考えはじめるんです
現実と理想のギャップで、やる気をなくして辞めてしまうというわけです。
4位 結婚問題
女性の理美容師は、結婚を期に仕事をやめてしまうことが多々あります。
妊娠・出産を経て、復帰する気力がなくなる方もいます
男性の理美容師は、安い給料で家族を養っていくことに不安を感じ、辞めてしまうことがあります。
結婚して家庭を持つということは、直近の現金が必要になります。
すぐに給料が増えることのない理美容師を続けるよりも、給料の高い他業種へ転職するべきだと考えるというわけです。
5位 他業種に興味がでた
理美容室で勤務し続けていると、他業種が魅力的に感じることがあります。
理美容の世界しか知らないところへ、お客様や友達の良い話を聞くと、「そっちの方がいいかな~」と思うことがあるんです。
長時間労働で低賃金を続けるよりも、簡単に稼げるのではないかと辞めてしまうというわけです
単に理美容師として将来やっていけるのか不安になって、他業種へ転職する方もたくさんいます。
6位 接客業の向き不向き
- 「親が理美容師だから、自分も流れで理美容師になってみた」
- 「お客様との会話が苦手」
- 「仕事は好きだけど、経営力が自分にはない」
仕事をはじめてみて、理美容師は単に髪を切るだけが仕事ではないということを、思い知らされます。
「接客業は気疲れする・・・自分には向いていない」とあきらめ、辞めてしまう方がいるというわけです
安易な考えで辞めるのだけはもったいない
- 「働く時間長すぎ~」
- 「もっと楽して稼げると思ってた~」
- 「休み少なすぎ~」
- 「疲れる~」
理美容師になったのであれば、安易な考えで辞めるのだけはもったいです。
せっかく国家資格をとったので、夢を持って精一杯がんばってみましょう。
楽しい未来には、何事も努力と我慢が必要ですから
「一生懸命やったけど、だめかも・・・」と思った時が、辞めることを考えるタイミングだと思ってください。
辞める意思を伝えるとき覚えておきたいこと「4選」
決意がかたまり、いざやめようと思っても、自分の思ったように事が運ばないことがあります。
そこで、辞める際に事前に知っておいた方がいいことを解説します。
上司とふたりになるタイミングを見つけておく
忙しい仕事中に、辞める話はまずできません。
閉店後は、みんな揃って練習します。
ましてや、苦手な上司であれば、プライベートであうことは考えられません
このように、上司と二人きりになる時間は意外とないんです。
「辞めます」
「はい、そうですか」
こんな短い会話で終わることはないので、どんなタイミングで切り出せばいいのか考える必要があります。
上司の行動を見て、少しでも時間を作れそうなタイミングをしっかり把握しておきましょう。
辞める理由ははっきり伝える
辞める理由は、はっきり伝えることが大切です。
上司は、あなたをスタッフとして雇っている以上、一人前に育てたいと思っています。
なので、必ず引き止められます。
辞める意思が固いことをしっかり伝えられないと、ずるずるやめられないこともありえます
どの理由でやめるにせよ、「もうモチベーションがありません」という気持ちをしっかり伝える必要があります。
次にやりたい仕事をしっかり見つけておく
「辞めます」と伝えたところで、上司は簡単に「はい」とは言いません。
「辞めてどうするの?」と言われてもいいように、次にやりたい仕事を明確にしておく必要があります。
「辞めた後は、○○の方で働きたいと思っています」と言えるようにしておきましょう。
ちなみに、実際理美容師を辞めた人がついた職業を下記で解説しています
また、仕事をしない期間を作らないことで、働くというモチベーションを維持できます。
「まだ若いし、プラプラしようかな」みたいな気持ちだと、今後まともに働けなくなる可能性もあります
若い時こそ、未来のために時間を大切に使いましょう☆
「辞めさせてもらえない」「すぐ辞めたいときは」退職代行も考える
- 何度話をしても、なかなか辞めさせてもらえない
- 次の仕事が決まっているのに、まだ辞めることができない
- 今すぐにでも辞めたい
- もう、職場の人には会いたくない
上司の対応の悪さ、精神的苦痛などでもう限界となった時は、退職代行を使うことも考えておきましょう。
理美容業界でも、退職代行を使って退職する人が年々増えています。
なかなか辞めさせてくれないブラック企業が、増えているのかもしれません
労働組合に介入している代行会社であれば、正式に退職することができます。
あなたに代わってお店側と退職の手続きをしてくれるので、その後いっさい顔を合わせることはありません。
退職後のプライバシー保護もサポートしてくれるので、安心して生活を送れます。
「もうやだ!」ってなったときは、多少お金を払ってでも、退職代行を使うことも考えてみましょう。
辞めて気づくこともたくさんある
理美容業界から離れてみると、気づくこともたくさんあります。
- 「やっぱり理美容師がいいな」
- 「もう一度、がんばってみようかな」
- 「手に職があるのはやっぱりいい」
- 「家にいながら仕事ができたらいいな」
理美容師の良さを、違う職業をしてみて気づくこともあるんです
一度理美容師をやめたからと言って、国家資格がなくなることはありません。
「また始めてみようかな」という気持ちが生まれたら、いつでもチャレンジできます。
なので、無理に理美容師を続ける必要はありません。
一度離れてみることも、理美容師の良さを知るいい機会になる場合もあるということを覚えておいてください。
〈まとめ〉悩みと真剣に向き合い正しい判断をしよう
理美容業界は、他の職種よりも離職率が高いことで有名です。
理由はさまざまありますが、手に職をつけることはとても難しいことなんです。
理美容師が辞める理由をランキング化すると、下記のようになります。
1位 長時間労働
2位 低賃金
3位 理想とのギャップ
4位 結婚問題
5位 他業種に興味がでた
6位 接客業の向き不向き
理想よりも、確実に大変な職業であることに変わりはありません。
あなたが辞めることに不安を感じているなら、同じ境遇で辞めている人がたくさんいるということを知っておいてください。
幾分か気持ちも楽になるはずです
仕事を続けるにしろ、辞めるにしろ、悩んで知る人はたくさんいます!
それらを理解したうえで、正しい判断をしていただけたら幸いです。