「香木」の使い方と注意点を解説｜神聖な香りで心が浄化される

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アロマが好きな人なら、必然と「香木」の香りにも興味が湧くはずです☆

どんな香りがするのか、興味が湧く気持ちもよくわかります。

「香木ってオシャレな感じがするけど、どんなのなんだろう？」と疑問に思っているあなたへ。

今回は「香木とは」をテーマに、使い方から注意点まですべて解説します☆

この記事を読んで、香木の知識を深めましょう。

ちなみに、香木とはその名の通り、心地いい香りのする木材のことです。

木そのものから、特有の香りがします。

香木とは「香りのする木材のこと」

香木とは、木そのものから心地いい香りのする木材のことを指します。

香りを楽しめるように、小さく加工した木材もあれば、自然に朽ち果てた木片のものもあります。

一般的に有名な香木は、下記になります。

日本でも、「四大香木」と呼ばれているものがあります。

香木と呼ばれている日本の「四大香木」ですが、実は木から香りがするものではありません。

その季節に咲く、花の香りなんです。

なので、今回解説する香木とは違うということは覚えておきましょう。

ヒノキ、スギ、松など、木から香りのする日本特有の樹木もあります。

香木の歴史｜日本やアジアでの神聖な役割

香木は古来より神聖な場面で用いられ、とくにアジアでは重要な役割を果たしてきました。

仏教が広まる過程で香木は儀式の一環として取り入れられ、心身を清める香りが祈りを深める助けとなりました。

香木は単なる香りの源ではなく、精神を高める芸術とみなされました。

現代でも、香木は瞑想やヨガなど心の調和を目指す場面で用いられ、その神聖な香りは多くの人々を魅了し続けているんです。

白檀・沈香・伽羅は日本ではとれない

「香木って、山に行けば拾えたりする？」と思う方もいるはずです。

代表的な香木、白檀・沈香・伽羅に関しては、日本で自生しているものはありません。

白檀の産地

インド、オーストラリア、インドネシアなど

沈香の産地

ベトナム、インドネシア、ミャンマーなど

伽羅の産地

ベトナムの中でも、ごくわずかな地域

アジア圏に多く自生している香木ですが、日本にはない木だということを知っておいてください。

香木の香りと効果について

香木の香りは、心を鎮めてリラックスさせる効果があります。

日本最古の歴史書といわれる日本書紀にも、香木に関する内容が記載されています。

それほど前から、香木の香りに対する効果が重宝されていたというわけです。

白檀

日本のお香の原料として、もっとも使われているのが白檀です。

ウッディ調のやさしい香りの中に、清涼感を感じられます。

木材をそのまま焚いた香りと、線香の香りは少し違いますが、3つの香木の中では一番親しみのある香りがします。

沈香

沈香は、木材そのものに香りはほとんどありません。

沈香の香りには、気持ちを鎮めてくれる効果があります。

香りの特徴としては、お寺の香りといった感じです。

雑念を消して、気持ちを整理したい時に最適です。

「沈香には十徳がある」と言われていて、徳川家康が愛した香りとしても有名です。

伽羅

伽羅は、沈香の最高級品のことを指します。

樹脂の含有量が多いため、そのままでも香りがたつのが伽羅の特徴です。

木の香りを強く感じることができるだけでなく、どこか涼しさも感じられます。

織田信長や明治天皇など、名だたる有名な方が愛した香りです。

「線香・お香専門店」か「香木専門店」で購入可能

香木は、「線香・お香専門店」か「香木専門店」で購入することができます。

場合によっては、仏具を扱っている店に置いてあるところもあります。

白檀に限っては、数珠、線香、仏像などを作る際に使われるからです。

白檀が欲しい場合は、お近くの仏具店に足を運んでみるのも、ひとつの方法です☆

個人売買には注意しよう

近年、ネットを使って誰でも商品の売買を行うことができるようになりました。

ただし、香木に関しての個人売買は注意が必要です。

理由は、偽物も多く出回っているからです。

普通の木材を香料に浸して香り付けしたものを、安く出品している場合があるんです。

ネットのフリーマーケットはとても便利ですが、香木を購入する際はしっかり見定める必要があると覚えておきましょう。

香木を使う際の準備と安全対策

香木の香りを家で楽しむのであれば、電子香炉を使って焚くことをおすすめします。

難しい道具を揃える必要がないため、初心者でも簡単に始められるからです☆

電子香炉は、電気の熱で香木を熱して香りを広げるものです。

通常であれば、空薫（そらだき）といって、仏壇にあるお焼香セットのようなものを用意する必要があります。

「そこまで用意するのは、ちょっと・・・」という方に、電子香炉はおすすめです☆

香木の保存方法｜長く楽しむためのコツ

香木の香りを長く楽しむためには、適切な保存が重要です。

直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。

木箱は、湿気を吸収してくれます。

香木はほかの香りを吸収しやすいので、ジップロックを使って周りの香りを遮断するのもいいでしょう！

香木に使用期限はありません。

使用頻度が少なくてもOKですが、定期的に容器を開けて香りを確認することを忘れないでください。

適切に保管することで、香木の魅力を長く堪能できます。

香木の香りは猫にとって有害？

アロマテラピーに使われる精油には、猫にとって有害なものがたくさんあります。

一方、香木の香りが猫に対してどのくらい有害なのかは、実際のところデータ不足なところがあります。

使う際は、すべて自己責任になります。

少しでも不安な方は、使わないことが一番です。

どうしても使いたい場合は、猫の状態を常に観察しながら、慎重に香木を焚いてください。

お手軽な香木「パロサント」とは

最近注目され始めた香木で、「パロサント」というものがあります。

これまで解説した香木との大きな違いは、香りにあります。

木材なんですが、柑橘系に近い香りがするんです。

樹木の神聖な香りというよりも、おしゃれなお香といった感じです。

値段も安く、使い方も直接火をつけてくべらせるだけなので、簡単に楽しめるメリットがあります。

ただし、パロサントはリモネンを多く含んでいるため、猫にとってはかなり有害です。

気軽に香木を楽しみたい方は、「パロサント」をぜひ覚えておいてください☆

まずは線香で香りを確かめてみよう！

香木を購入する前に、線香で香りを確かめる方法もあります。

香木とは若干香りの違いはあるものの、線香でも白檀や沈香の香りはたしかにします。

「いきなり高い買い物をするのは勇気がいるな・・・」という方は、まずは線香で香木の香りを確かめましょう☆

〈まとめ〉香木で心を浄化し穏やかに過ごそう

香木とは、木そのものから心地い香りのする木材のことを指します。

一般的に有名な香木は、下記になります。

どの香りも、心を鎮めてリラックスさせてくれる効果があります。

香木の香りを家で楽しむのであれば、電子香炉を使って焚くことをおすすめします。

香木は、「線香・お香専門店」か「香木専門店」で購入することができます。

ネット販売しているお店もあるため、「香木　白檀」などと検索してみましょう☆

猫に対して有害かどうかは、今のところデータ不足なところがあります。

動物と一緒に生活している方は、注意深く観察しながら使用するか、全く使わないことを自分で選択してください。

香木の香りは、心が浄化されるような神聖な香りです。

というわけで、今回は「香木とは」をテーマに解説しました。

いろいろな香りを楽しみたい方の、参考になれば幸いです。