理美容師は、接客業のため身だしなみにも気をつけなければいけません。
清潔な店員に対応されたら、気分はうれしいものなので☆
「おしゃれするのは当たり前!」と思っている理美容師も多いのではないでしょうか。
しかし、接客するにはNGな服装やアクセサリーがあるのもまた事実です。
「どんな服装が良くて、どんな服装がだめなの??」と疑問に感じている方へ。
今回は、私が理美容業界に従事してみて「この服装はNGだな!」と感じた7つのポイントを解説します☆
新人理美容師はとくに注意していただき、最高の接客をしていただけたら幸いです
清潔感のない服
理美容師は、接客するうえで清潔面に気をつけなければいけません。
衛生面で言えば、手の消毒、爪の長さ管理、道具の消毒などが挙げられます。
清潔面で言えば、服装(身だしなみ)がとても重要になるんです。
- 首元がだるんと伸び切ったような服
- 毛玉だらけの服
- 何回も洗濯して色あせた服
- 裾を引きずるような長いズボン
- ダメージ加工しすぎのボトムス
上記のような服は、接客するうえでお客様に不衛生に思われる恐れがあります
「なんか見た目がきたないな、この店員さん・・・・」と思われないことが、顧客の獲得につながるということを理解しておきましょう。
袖口(そでぐち)の自由がきかない服
アシスタントの方がとくに気をつけなければいけないのが、袖口の自由がきかない服です。
主な仕事が水仕事になるため、簡単に袖をまくれる服を選ぶようにしましょう!
仕事がしやすくなります
かっこいいからと、袖口がカチッとした服は選ばないことが大切です。
伸び切った袖口の服も、少し問題があります。
まくってもずり落ちてくるため、まくりなおさなければいけないからです・・・。
仕事に集中したいなら、そのような服は気が散るため着ないほうがいいでしょう。
ずり落ちてくると、結構イラっとします
ヘアスタイルを確認しづらい色の服(重要)
私は、これを一番注意して服選びをしています
カット中に大切なことは、ヘアスタイルを鏡で確認することです。
- 左右がきちんと対称か
- 重い場所はないか
- 毛束感はしっかり出ているか
- 面がきちんと出ているか
常に、お客様目線に立ち確認しなければいけません。
髪と同系色の服を着ていると、シルエットの確認が難しくなります!
真後ろに立つと、確認しづらいんです
黒や紺一色の服は、なるべく避けたほうがベターです。
ワンポイントか差し色的な感じで、明るい色が入っている服を選ぶよう心がけましょう☆
明るい色の服は、シルエットの確認がしやすいばかりでなく、あなたの印象も明るく見えます!
まさに一石二鳥というわけです。
汚れが目立たちやすい服
鏡で髪を確認しやすいのは、間違いなく明るい色の服です!
しかし、気をつけなければいけないのが、カラー剤の付着による汚れです・・・。
「なんか服汚れてるけど・・・」と思われないよう、なるべく汚れの目立ちにくい色選びも大切になります。
明るい色の服は、汚れが目立ってしまうのが唯一のデメリットなんです
とくに白色のトップスは、ちょっとした汚れもお客様に気付かれてしまうため、細心の注意が必要になります。
私が以前勤めていたお店は、スタッフ全員が白シャツで統一されていました。
注意していても、いつの間にか腕やお腹部分にカラー剤がついていたりしたんです・・・
なので、かなりの枚数白シャツを用意した覚えがあります。
お店のスタイルに合わない服装
お店は、白を基調とした清潔感あふれる店内だとします。
働いている従業員が、奇抜なファッションだとしたら、お店のイメージが崩れます・・・。
オーナーは、対象となるお客様層に合わせて内装を決めているので
- 「どんなお客様を対象にしているのか」
- 「店舗の内装はどいういったイメージなのか」
上記を考慮し、服選びをしなければいけないというわけです。
普段着と仕事服のタイプが違ってくるかもしれませんが、働くうえで仕方のないことだと割り切りましょう!
手にたくさんアクセサリーをつけない
手首には、アクセサリーをつけないことがベストです。
きっちり締まって動かないものならまだしも、仕事中にジャラジャラ動くものはつけないことが賢明です
お客様は、カット中にアクセサリーの動く音が耳元で聞こえ続けることになるからです。
どうでしょう?
きっと不快な気持ちになるはずです。
こういった些細な気遣いも、理美容師にとっては大切です☆
個人的には、指輪も最小限にとどめたほうがいいと感じています。
シャンプーする際髪に引っかかり、痛い思いをさせるかもしれません。
何より、アクセサリーが当たること自体気持ちがいいものではないからです。
私の場合、フェイシャルトリートメントも施術するため、指輪などはつけないようにしています
肌を手のひらで大きく包み込むよう施術することで、気持ちよさと効用を発揮できるのがフェイシャルトリートメントです。
アクセサリーが当たらないよう気をつけながら施術していては、それこそ技術内容が落ちてしまいます。
最大限のサービスをお客様に提供するためにも、身につけるアクセサリーも考えましょう☆
見た目重視の疲れやすい靴
理美容師のファッションは、常に清潔でかつオシャレでなければいけません。
憧れの対象として見られるようになれば、顧客の獲得にもつながるので
ただし、理美容師は「服を映えさせるモデルではない」ということは覚えておきましょう。
あくまでも、お客様の髪を綺麗にすることが本職だからです!
一日中立ち仕事のため、体力的にはかなりきついものです。
とくに、足への負担は大きくなります。
足元がおしゃれに見える靴もいいですが、なるべくなら疲れがたまらない靴選びを心がけましょう!
〈まとめ〉清潔かつ仕事に集中できる服装が最適
今回は「理美容師が働くうえでのNGファッション 7選 」を解説しました。
普段、あなたが着ている服装とはかけ離れるかもしれません。
ですが、仕事用の服選びも理美容師にとっては大切だということを、知って頂けたら幸いです。
サラリーマンのスーツのように、理美容師も戦闘服だと思って洋服選びをしましょう☆
アシスタントの方は、シャンプーがメインになると思います。
そうした場合は、汚れが目立たない服を選ぶことも重要になるかもしれません。