整髪剤というと、代表的なのがワックスです。
とりあえずワックスを使えばなんとかなると思っている方も、多いのではないでしょうか
実は、用途によって使い分ければ、効果をじゅうぶんに発揮できる整髪がたくさんあるのをご存じですか!
なんでもワックスを使えばいいってわけでもないんです!
どういった整髪剤があるのか知ってもらい、あなたの髪質・髪型に合ったベストなものを使うようにしましょう☆
というわけで、今回は「整髪剤の種類と上手な使い方」について解説します。
陰に埋もれがちな整髪剤もどんどん紹介するので、ぜひ参考にしてください!
ワックスの種類と特徴について
ワックスといっても、成分性質に違いがあります。
用途に合わせて、あなたに最適なものを選ぶ必要があります。
まずは、ワックスの種類をしっかり覚えてください☆
クレイワックス
クレイワックスは、「クレイ=粘土」の語源通り、硬めに作られたワックスです。
同じ部類として、マッドワックスもあります。
マッドは、泥という意味です
クレイワックスの特徴として一番に挙げられるのが、この「硬さ」です。
私がはじめて使用したときも、「めっちゃ硬いじゃんこれ・・・」と感じました(苦笑)
この硬さが、セッツ力に大きく関係してきます。
クレイワックスは、艶が出ないかわりに、髪を軽く見せることができます。
セット力があるので、ふんわりと自然なエアリー感を出すことができるんです♪
セット力に関しては群を抜いているため、立ち上がった髪を長時間キープすることができます。
艶は必要なく、セット力重視の方にクレイワックスはおすすめです。
デメリットを挙げるとするならば、ワックスの伸びの悪さです・・・。
硬いので、手のひらで伸ばすのも少し苦労します
ワックスをつけるときも、若干髪が引っぱられる感じがします。
それだけ、伸びが悪いということです。
※抜け毛や薄毛を気にする方は使用しないほうがベターです。
シャンプーする際にも、なかなか落ちづらい印象があります。
ワックスが頭皮や髪に残留しないよう、丁寧に洗い流すことが大切です
クリームワックス
ワックスの中で一番使われているのが、クリームワックスです。
特徴としては「どんな髪にも合わせやすい」ということです。
クリームのように柔らかいため、手に取った際も伸ばしやすく髪にも簡単につけることができます。
髪の質・長さを問わず、どんな髪にも合わせることができるのが最大のメリットです
自然な艶感がうまれて、髪が生き生きとした印象に仕上がります☆
セット力は、クレイワックスほどはありません。
軽く束感を持たせたい場合や、自然なセットをしたい方におすすめです。
手直しが簡単にできるので、どんな人でも扱いやすいワックスといっていいでしょう☆
シャンプーでの洗い流しも簡単なので、初心者でも安心して使えます
髪が薄い人は、クリームワックスを使うとうまくセットできます。
ジェル系ワックス(グロス系)
ジェルのような艶感があり、乾くとしっかり髪をホールドします。
髪の動きもつけることができるので、ワックスの要素とジェルの要素のいいとこどりといった感じです☆
短髪の方や、流行りの七三分けのようなスタイルの方に人気があります
使うときは、ワックスを手に取り少量の水を加えると伸びがよくなります♪
髪を事前に濡らしておくのも有りですが、びしょびしょに濡らしすぎると乾くまでに時間がかかってしまいます。
頭皮の衛生上あまりよくないので、適度に手を濡らして使用することをおすすめします☆
手直しせずに一日中スタイリングを保ちたい方におすすめのワックスです☆
速乾性のあるワックスのため、セットしている間に固まることがあります。
乾いてどうしようもなくなったら、また手に少量の水をつけて直しましょう。
グリース系整髪剤
昔の、ポマードといえばわかりやすい方もいるはずです。
今のグリースは匂いも良く、使用感がグンと良くなりました!
使用方法は、ワックスとは大きく異なります。
グリース系整髪剤は、髪に束感やエアリー感を持たせるためのものではないからです。
どちらかといえば、髪をきれいにまとめるために使用しましょう☆
髪全体に、艶と潤いを与えることができます
グリース系整髪剤は、キチっとまとめてセットしたい方におすすめの整髪剤になります。
デメリットを挙げるとすると、ほこりの付着が目立つということです。
油分が多く配合されているため、なかなか乾くことがないからです
そのため、生活の中の細かいほこりが付着しやすくなるということは覚えておきましょう。
洗い流すのが面倒なイメージがありますが、最近は水溶性のグリースが主流になってきました。
水溶性なら簡単に水に溶けるので、苦労せず流せます♪
オイル系整髪剤
つや髪スタイリングによく使用されるのが、オイル系整髪剤です。
どちらかといえば、女性に人気がある整髪剤になります
セットするというよりも、潤いと艶を与えて濡れ感を演出する感じになります。
アイロンでスタイリングする際の、髪の保護剤の役割も果たします☆
最近では「パワーオイル」と言って、セット力のあるオイル系整髪剤も登場してきました!
男性がツーブロックを後ろに流すときに使えば、つや髪できれいにまとめることができます
スプレー
スプレーは、セットをキープするための「補助的な役割」として使われることが大半です。
見た目の変化がないため、印象を変えることなくスタイリングできます☆
最近では、スプレーワックスといって、ワックスのスタイリング力とスプレーのホールド力を兼ね備えたものも登場しています。
ボリュームをつぶすことなくセットでき、大きな束感もできないため、地肌が透けることがありません。
薄毛を気にしている方にも、おすすめの整髪剤です
ムース
ムースは、くせ毛やパーマのウェーブを活かしたい方におすすめの整髪剤です。
パーマは濡れると、カールがよく現れます。
水分量の多いムースを使ってセットすれば、きれいなウェーブをキープできます☆
セット力もさまざまあるので、スタイリングに合わせて選ぶことができます。
ジェル
ジェルは、ベリーショートの髪をがっちり固めたいときにおすすめの整髪剤です。
バリバリに固めることができるので、一日中手直しの必要がありません!
髪質が硬くセットがしづらい方も、ジェルならその髪質をじゅうぶんに活かしてくれます☆
【番外編】洗い流さないトリートメントについて
髪のケアに最適なのが、洗い流さないトリートメントです。
傷んだ髪・パサパサ髪・ごわごわ髪の方にとくに人気があります。
髪につやとハリを与えてくれるので、セットする際にも重宝できます。
手ぐしもサッと入るので、とっても気持ちがいいです
ギシギシごわごわに悩んでいる方は、洗い流さないトリートメントでケアする方法もあると覚えておきましょう。
まとめ
整髪剤の性質や使い方をきちんと理解すれば、必然的にあなたに合ったものを見つけることができます。
今まで、セットが決まらないと悩んでいた方は、使っている整髪剤をもう一度確認してください。
ベストな整髪剤を使えば、一段と格好よくセットできるはずです!
「たくさんあって、どれを選べばいいのかわからなかった」という方は、今回の記事を参考に整髪剤選びをしてください☆
最近のワックスの中では需要がそれほどないせいか、品数は多くありません。
ですが、使い方次第で他を圧倒できるほどの性能を秘めていると、私個人的には感じています☆