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- メーカーによって精油の値段が違う理由はなに?
- 安い精油は効果がないの?
- 結局どこのメーカーを選べばいいのかわからない
- 安くてもいい精油ってあるの?
- おすすめのメーカーを教えてほしい☆
「同じ精油なのに、なんでメーカーによってこんなに値段が違うの?」と思う方は多いはずです。
アロマテラピーに興味をもった人なら、必ず一度は思います☆
私も、アロマを仕事に取り入れる際に、どこの精油を選べばいいのか迷いました。
それだけ、値段にばらつきはあるんです!
なぜ、メーカーによって値段に差が生まれるのか?
今回は「メーカーによって精油の値段が違う理由」について解説します。
この記事を読めば、値段に差が生まれる理由がはっきりとわかります!
これから精油を買おうと思っている人はぜひ参考にしていただき、あなた好みのメーカーを見つけましょう。
結論から先に言うと、値段に差が生まれる理由は下記になります↓
- 採取された産地
- 植物の品質
- 抽出箇所の違い
- メーカーのブランド力
- 宣伝広告費
- 仕入れ方法の違い
メーカによって精油の値段が違う理由 6選
メーカーによって精油の値段が違う理由は、大きく分けて6つあります。
- 採取された産地
- 植物の品質
- 抽出箇所の違い
- メーカーのブランド力
- 宣伝広告費
- 仕入れ方法の違い
細かいところをのぞけば、だいたいこんな感じです☆
では、一つひとつの違いについて、詳しく解説していきます。
採取された産地
精油は、世界各地で栽培された植物を使って製造されます。
例えば、ラベンダーの場合はフランス、ブルガリア、日本などが有名です☆
採取される産地によって、低コストでたくさん精油を作れるところもあれば、どうしてもコストがかかってしまう産地もあるんです。
それが、精油の値段に影響するというわけです。
植物の品質
精油に使われる植物の品質によって、値段は変わります。
例えば、先ほど解説したラベンダーの場合、産地はフランス、ブルガリア、日本です。
同じラベンダーを育てたとしても、その土地の気候、地質、環境などによって、品質は変わってくるんです。
精油として高品質だと認められれば、値段も高くなるというわけです
だからといって、そこまで品質が大きく変わることはないので、ここはあまり気にしなくてもいいと思います。
あくまで好み程度でOKです。
ただし、産地の風土によって、植物がもともと持つ成分量や香りが大きく変化するものがあります。
こういった、異なる成分構成に変化したものを「ケモタイプ(化学種)」と呼び、区別されています。
ケモタイプがある有名どころでいうと、ローズマリー、タイムです!
プラナロムというメーカーが、ケモタイプの精油を扱っているので有名ですが、値段は安くはないです☆
抽出箇所の違い
同じ植物を使って精油を作ったとしても、成分を抽出する箇所が違うと値段は変わります。
例えば、花びらのみから精油を抽出するとなると、たくさんの花が必要になります。
そうすれば、必然的にコストは高くなります。
一方、花びらの他に、葉、茎などの箇所も使って精油を抽出すれば、使う植物の量は少なく済みます。
つまり、低コストでたくさんの精油を作れるというわけです。
香りに多少の青臭さや渋みは加わったとしても、低コストで精油を作ろうと思えば、こういった方法もあるんです☆
成分の抽出箇所は、同封されている製品情報の紙にしっかり記載されています。
メーカーのブランド力
精油を扱っているメーカーにブランド力があれば、それだけで値段が上がることがあります。
ルイヴィトン、エルメス、プラダなどのバッグもそうです。
名前が一流であれば、扱っている商品の値段も一流になるというわけです。
「メーカーが有名 = 安心して使える」という意味では、値段に反映されても仕方のないところかもしれません!
宣伝広告費
みなさんに知っていただくために宣伝する費用が、精油の値段に上乗せされます。
メディアや雑誌にたくさん掲載するために、その費用が商品に反映されてしまうことがあるんです
盛大にアピールしているメーカーは、広告費が大きく加算されている可能性があります。
だからといって、ぼったくりのような値段で売っていることはないので、そこは安心してください。
仕入れ方法の違い
外国の産地から精油を取り寄せる方法によっても、値段は変わります。
要は、卸会社を通すかどうかです!
直接製造元から商品を取り寄せることができれば、それだけ安く仕入れることができるというわけです。
また、一度に大量仕入れすることで、コストを下げているメーカーもあります。
このように、各メーカーの仕入れ方法の違いによっても、値段が変わってくるんです☆
普段使いするならどれもほとんど変わらない!?
部屋に香りを広げて楽しむのであれば、どれを使ってもほぼ同じように感じると思います。
あくまで、アロマに精通していない人の場合はです☆
先ほども解説した通り、植物の品質だけで値段が決まっているわけではありません。
高かろうが安かろうが、同じ植物を使って製造していることに変わりはないからです。
抽出箇所によって香りの違いはありますが、香りに敏感な方以外はとくに気にする必要はありません。
ここでなにが言いたいのかというと、「無理に高い精油を選ばなくてもいいんだよ」ということです。
あなたが扱いやすいメーカーの精油を楽しめばいいんです
精油は値段じゃない あなた好みの香りで選ぶべき
精油は、値段で選べばいいというわけではありません。
高い精油でも、あなたが求めている香りとまったく違っていたら意味がないからです。
好きじゃない香りを嗅ぎ続けると、体調にも影響します。
あなたが「このメーカーの精油、なんかいい感じ」と思えることが大切なんです。
それが高かろうが安かろうが、あなたにとってのベストな精油なんです☆
なので、いきなり一つのメーカーに絞って購入することはおすすめしません。
気になる香りの精油があれば、少量でいいのでいろいろなメーカーから購入してみましょう☆
遠回りですが、これが一番ベストなメーカーを見つける方法です。
人それぞれ香りの好みは違うので
用途によってメーカーを使い分けるのもあり!
気に入ったメーカーがあっても、値段が高いともったいなくて思いっきり楽しめないことがあります。
そんなときは、用途によって違うメーカーの精油を使い分けましょう☆
例えば、ボディートリートメントには好きなメーカーの精油を使います。
ディフューザーなどで香りを広げる場合は使用量が多くなるので、比較的安いメーカーの精油をチョイスするんです☆
このように、大事なときにだけ好きなメーカーの精油を使うようにすればいいというわけです。
私は、お客様にフェイシャルトリートメントを行うときは、プラナロムの精油を使っています。
お店に香りを広げるときは、フレーバーライフなど比較的安く購入できる精油を使っているんです☆
〈オレンジ・スイート10mlの場合〉
フレーバーライフ | A社 | B社 | C社 |
880円 | 1,650円 | 2,300円 | 2,500円 |
お店の経費のことも考えれば、有効な手段なんです!
お財布事情を考えるのであれば、こういった使い方もおすすめです。
どんな精油も品質を保つために正しく保管しよう
精油は、光、熱、湿気、空気の影響を受けやすい性質があります。
どこのメーカーの精油であろうと、保管方法によっては品質が劣化する場合があります。
より長く心地いい香りを楽しむためにも、正しい保管方法を覚えておきましょう。
- 直射日光を避ける
- 精油は直射日光の当たらない場所に保管することが大切です。
オイルケースや引き出しなどの冷暗所が理想です。 - 高温多湿を避ける
- バスルームなど湿度の高い場所での保管は避けましょう。
湿度が少なく、涼しい場所が最適です。 - しっかりキャップを閉める
- 精油は空気に触れると酸化します。
使用後はキャップをしっかり閉めることが重要です。 - 開封後の使用期限を守る
- 開封後は使用期限を守りましょう。
柑橘系の精油は約半年、その他は約1年が目安です。
ラベルに開封日を記入しておくと、使い切る時期の目安になります。
保管方法を守れば、どのメーカーの精油も香りや効果を長く楽しめます☆
あまりに安い精油は精油じゃない可能性大
「最近見つけた精油、めっちゃ安かったから買っちゃった!」という場合は、注意してください。
それは、精油ではなく人工香料を使った「アロマオイル」の可能性があるからです。
要は、植物成分100%ではないというわけです!
精油は、植物から抽出される芳香成分100%で作られています。
1ml作るのに、たくさんの植物を使わないといけないんです。
最低限のコストがかかるため、100円などで販売することは不可能というわけです。
一方、アロマオイルは、植物の香りに似せた人工香料を使って作られた製品です。
化学成分を使って製造するので、安価に大量生産できるというわけです。
精油とアロマオイルでは、似て非なるものなんです!
この話を聞いても、違いをイマイチ理解できない方もいると思います。
なので、精油とアロマオイルの違いをもう少し詳しく解説します☆
化学的に作られたアロマオイルは、芳香成分による心身への影響はまったくありません。
精油のように、自律神経の調整、ストレスやイライラの緩和、気持ちを落ち着かせるなど、精油本来の効用がまったくないというわけです。
それに、トリートメントオイルを作って肌に塗布することもできません。
むしろ化学薬品が入っているので、肌トラブルの原因になります
あくまでも、心地いい香りを空間に広げるだけの芳香剤だと思ってください。
精油を購入する際は、安さに騙されずきちんとしたメーカーから購入するようにしましょう☆
参考までに、AEAJ(日本アロマ環境協会)認定の精油メーカーを、下記にのせておきます
〈まとめ〉無理せず楽しめるメーカーを選ぼう
メーカーによって精油の値段が違う理由は、大きく分けて6つあります。
- 採取された産地
- 植物の品質
- 抽出箇所の違い
- メーカーのブランド力
- 宣伝広告費
- 仕入れ方法の違い
必ずしも、値段の高い方がいい精油だということではないんです!
気になる香りの精油があるなら、一度いろいろなメーカーから購入してみましょう☆
1~3mlで十分です!
「ここのメーカーの精油、なんかいい感じかも♪」と思ったら、使い続ければOKです。
「気に入ったメーカーの精油が高くて、なかなか思いっきり楽しめない・・・」という場合は、用途によってメーカーを使い分けるのもアリです☆
私は、フェイシャルトリートメン用とディフューザー用で、メーカーを変えています。
お金の節約にもなるので、おすすめです
あまりに安い精油は、精油ではない可能性があります。
人工香料を使ったアロマオイルかもしれません。
100均で売られているものは、まさにアロマオイルです
どこで買えばいいのかわからない場合は、メーカーの公式サイトから購入するのが一番安全です☆
というわけで、今回は「メーカーによって精油の値段が違う理由」について解説しました。
これから精油を買おうと思っている方は参考にしていただき、あなた好みのメーカーを見つけてください。