- 香水の匂いが感じにくくて、つけがちに・・・
- 食べ物の香りがあまりしない
- 最近、鼻の調子が悪い気がする
- 香りに敏感だったのに、あまり感じなくなった
- 体臭がきついっていわれたけど、自分では感じない
- 匂いがしないから、何を食べてもおいしくない・・・
日々の生活の中で、匂いの感じ方を意識する人はあまりいません。
常に何かしらの香りが漂っている中で生活しているため、匂いに鈍感になっているのは事実だからです。

体調の変化には気を使っていても、香りに関心を持つ人は少ないんです
ふとしたとき、「なんかおかしい」と思ってはじめて気づくというわけです。
「最近、匂いが感じにくいかも」と不安に感じはじめた、あなたのために。
今回は「匂いが感じにい原因とその改善方法」について解説します。
匂いを感じないと、どういったデメリットがあるのかも解説するので、この機会にぜひ覚えておいてください。

ちなみに、病気が原因で匂いが感じづらい場合は、治療を最優先してください
というわけで、匂いが感じにくくなる原因を先にお伝えします。
- 副鼻腔炎、鼻炎などの病気
- ウイルス(風邪、インフルエンザなど)による感染
- 喫煙
- 生活習慣病
- 加齢 etc

一般的に、これらが原因で匂いを感じづらくなります
匂いが感じにくい原因

匂いが感じにくい原因は、下記になります。
- 副鼻腔炎、鼻炎などの病気
- ウイルス(風邪、インフルエンザなど)による感染
- 喫煙
- 生活習慣病 etc
副鼻腔炎、鼻炎などの病気

病気が原因で鼻づまりが起こると、香りを感じづらくなります。

香り成分そのものが嗅細胞まで届かないので、香りを認識しづらいんです
この場合、嗅覚が衰えているわけではないため、治療をすれば香りを正常に感じられるようになります。
嗅覚トレーニング(リハビリ)の必要もないため、とにかく治療を最優先してください。
怪しいと思ったら、耳鼻科を受診しましょう。
ウイルス(風邪、インフルエンザなど)による感染

ウイルスに感染して体調を崩すと、鼻水や鼻づまりが起こります。
嗅細胞が香り成分をしっかりキャッチできなくなるため、香りを感じづらくなります。
この場合、体調が回復すれば次第に香りも感じやすくなります。
体調がすぐれない場合は、ウイルス感染が原因かもしれないと疑ってみましょう。
喫煙

喫煙している方は、病気による嗅覚障害の改善が遅れることがあります。
治癒に時間がかかようになるため、嗅覚の改善にも少なからず影響があるというわけです。

禁煙を推奨するのには、嗅覚を回復させるという意味合いも大きく含まれているんです
参照元:J-STAGE 医学検査
生活習慣病

生活習慣病が原因で動脈硬化がみられる方は、嗅覚が低下する恐れがあります。
- 食生活の乱れ
- 飲酒
- 喫煙
- 運動不足 etc

これらの原因で、嗅覚が鈍ることがあるんです
生活習慣を改善すれば、嗅覚の回復を見込めます。
何もしなくても、加齢で嗅覚は衰える!

嗅覚は、他の細胞と同様に加齢とともに衰えます。

通常は、10代でピークを迎え、そこから平行線を辿ります
そして、60歳前後から徐々に衰え始めるんです
「病気もしていないのに、匂いを感じにくくなった」という方は、加齢が原因の可能性があります。
生活習慣が悪い方は、加齢と共に早めに嗅覚が衰えることがあります。
気になる病気も見当たらない場合は、自然と嗅覚が衰えているのかもしれません。
匂いが感じにくいと、老化が早まる

匂いが感じにくいと、老化が早まります。

直接的ではなく、間接的に老化に関係するんです
- 笑顔が減る
- 食事に偏りが生まれる
- 脳が刺激されない
笑顔が減る

嗅覚が低下すると、食事に対して興味が湧かなくなります。

「いい匂いがするなぁ♪」
「お腹空いた~♪」
「おいしそう♪」といった楽しみが減るんです
すると、自然と笑顔が減ってしまいます。
笑顔にならないということは、表情筋を使わないということです。
筋肉は、どこの箇所であろうと使わなければ必ずたるみが生まれます。

腹筋を使わないとお腹がたるむように、顔の筋肉を使わないと、顔もたるむというわけです
ほっぺが垂れさがり、ほうれい線がくっきり現れるようになります。
結果、顔が老けたように見えるというわけです。
また、笑顔が減るとストレスがたまりやすくなります。
ストレスによって自律神経が乱れると、体が正常な状態を保てなくなります。

活性酸素が体内に増える結果、体のバランスが崩れた「酸化ストレス」状態というものになるんです
- シミ、しわ
- 白髪
- めまい、肩こり
- 疲れやすい etc
上記のようなことが起こる可能性があるため、匂いをしっかり感じることは大切なことだというわけです。
食事に偏りが生まれる

嗅覚が低下すると、食事に対しての関心が薄れます。

中には、何を食べてもまずいと感じてしまう方もいるんです
関心が薄れる結果、特定の食材ばかり食べてしまう傾向が生まれます。
好きなものばかり食べてしまう結果、栄養バランスが崩れ、体を若く保てなくなるというわけです。
例えば、亜鉛が足りなくなると、皮膚の萎縮や髪の脱毛が起こりやすくなります。

見た目が年寄りっぽくなるため、老化現象と近い状態になるんです
このように、匂いを感じづらくなると食事が偏ってしまい、老化現象が起きてしまうというわけです。
脳が刺激されない

嗅覚は、五感の中で唯一脳に直接刺激を与えることができます。

鼻から取り込まれた香り成分は、大脳辺縁系に直接情報伝達されるからです
大脳辺縁系の中には、「海馬」という記憶を司る器官があります。
香りをしっかり嗅ぐことで、海馬が刺激され記憶力が向上するというわけです。
嗅覚が低下すると、香りによる刺激がなくなるため、脳の機能が低下します。

物覚えが悪くなったり、最悪認知症の症状が現れることもあり得るんです
このように、脳の老化にも嗅覚の低下は関係してくるというわけです。
意識的に香りを嗅いで、嗅覚を刺激しよう!

病気や生活習慣が原因で嗅覚が低下している場合は、そちらの改善が最優先になります。
それ以外で嗅覚の低下がみられる場合は、意識的に香りを嗅いで嗅覚を刺激してください。
嗅覚を意図的に刺激することで、機能を正常な状態へ回復することができます。

コーヒー 香水、花の香り、レモンなど、日常生活の中で特徴のある香りを嗅いでください!
ただ単に嗅ぐのではなく、香りの特徴を頭の中でイメージしながら嗅ぐとGoodです☆
香りの感じ方を確認しながら取り組むことで、次第に嗅覚が鍛えられます。

微妙な変化を感じられるよう、トレーニングしましょう!
「アロマを使った嗅覚トレーニング」が改善の近道

嗅覚障害を改善するためには、アロマを使った「嗅覚トレーニング」が改善の近道になります。
嗅覚刺激療法とも呼ばれていて、耳鼻科医の中には、アロマを使った嗅覚トレーニングを推奨している方も多くいます。
トレーニングの仕方は簡単で、4つの精油の香りを10秒ずつ嗅いでいくだけです。

これを、朝晩2回繰り返します。

意識して香りを嗅ぎ分け、どういった香りなのかを自分なりに言葉に表してください♪
嗅覚のトレーニングを続けると、同じ香りを嗅いだとしても、次第に感じ方が変わってきます。
これが、嗅覚が敏感になってきている証拠なんです。
このように、全く違う種類の香りを意識的に嗅ぎ分けることで、嗅覚を回復させていくというわけです☆
アロマの良いところは、芳香成分による心身のリラックスも期待できるということです。

嗅覚障害によるストレスも緩和できるとあって、アロマの嗅覚トレーニングが注目されているんです☆
日本では、「生活の木」が嗅覚トレーニングキットを販売しています。
購入すれば、誰でも嗅覚トレーニングを始めることができます。
嗅覚の衰退を防ぐためにも、アロマを使ってみる価値はじゅうぶんにあります☆
コロナによる嗅覚障害の改善にも、アロマは役立つ

コロナウイルスによって嗅細胞が壊され、香りを感じづらくなることがあります。
嗅細胞が壊れてしまうと、元に戻るまで時間がかかります。

長い人で、1年以上も嗅覚障害に悩まされている方もいるんです
徐々に確実に症状を改善するためにも、香りを嗅ぎ続けることはとても大切です。
アロマは、心の不安や落ち込みなどにもやさしくアプローチしてくれます。
気持ち的にもサポートしてくれるため、コロナ治療には最適です。
不安を取り除きつつ、確実に嗅覚の回復につとめてください。
普段から香りある生活を送ろう

嗅覚の低下を防ぐためには、普段から香りと触れ合う機会をもつことがなにより大切です。
- 玄関
- リビング
- 寝室
- トイレ etc

一日のうち、少しの時間だけでも香りを意識して嗅ぐようにしましょう☆
香りを意識して嗅ぐことは、嗅覚をしっかり働かせている証拠です。
普段から嗅覚を鍛えておくことで、老化も防ぐことができるんです。
香りある生活は、気持ち的にも安らぎをもてます。

ストレスの緩和にもなるので、働き盛りのあなたにもピッタリの癒しになるはずです☆
あなたの生活に、安らぎのある香りを付け加えましょう。
まとめ
匂いが感じにくくなる原因は、下記になります。
- 副鼻腔炎、鼻炎などの病気
- ウイルス(風邪、インフルエンザなど)による感染
- 喫煙
- 生活習慣病
- 加齢 etc
病気が原因の場合は、治療を優先することで、嗅覚の回復は見込めます。
ただし、それ以外の場合は、次第に嗅覚は衰えていきます。
嗅覚が衰えたまま放置すると、老化の原因にもなります。
- 笑顔が減る
- 食事に偏りが生まれる
- 脳が刺激されない
香りを意識的に嗅ぐ努力をして、嗅覚の回復に努めましょう。
嗅覚を意図的に刺激することで、機能を正常な状態へ回復することができます。

コーヒー 香水、花の香り、レモンなど、日常生活の中で特徴のある香りを嗅いでください!
嗅覚障害を改善するためには、アロマを使った「嗅覚トレーニング」が改善の近道になります。

嗅覚障害によるストレスも緩和できるとあって、アロマの嗅覚トレーニングを推奨している医師もいるんです☆
「最近、ちょっと変だな」と感じた方は、香りを嗅ぐトレーニングをしてみましょう!
というわけで、今回は「匂いが感じにくくなる原因とその改善方法」について解説しました。

不安に感じていた方へ、少しでも参考になれば幸いです