理美容師は基本的に、月曜日か火曜日がお休みの日になります。

月に何度か連休をとれるお店もありますし、最近では有給休暇を採用しているお店もあるんです
土日が休日という生活を送ってきたみなさんにとって、平日休みが一体どんなものなのか気になるはずです!
そこで今回は、「平日休みのメリット・デメリット」について解説します☆

これから理美容業界で働こうと考えている方は、参考にしてください
平日休みのメリット
実は、平日休みにもメリットはたくさんあります。

私のように長く平日休みを経験すると、様々な長所を見つけることができるんです♪
「どういったところにメリットを感じるのか?」いくつか紹介していきます。
「みんなが働いているときに休んでいる!」という優越感
私が理美容業界に従事するようになって、休みの日にまず感じたこと。
それは、「みんなが働いている時に休んでいる」という変な優越感でした!

みんなが休んでいる土日は働いているんですが・・・
朝からバタバタしている世間を気にせず、ゆっくり寝ているときの気持ちよさを今でも覚えています。

週始めでせわしく働いている方たちをよそに、ゆっくりモーニングコーヒーというのも悪くありません♪
理美容業界のみならず、サービス業は土日がお客様のかき入れどきです。
平日になかなか髪を切りにこられない方たちが土日に来店するため、仕事をしたほうが儲かるんです☆

土日にわざわざ休むサービス業は、ありえないんです
週末明けの月曜日や火曜日は、比較的ひまな日になります。
そこに休日を持ってくるのが、サービス業のベストな休み方というわけです♪
関東地方の理美容店が火曜定休になった理由は、昭和初期の頃「休電日」が火曜日だったからといわれています。
「電気が通らなければ仕事ができない」という理由から、休日が決まったというわけです。
全国的には、休電日が月曜日だったことから、地方では月曜休みが主流になりました。
どこに行っても空いている
平日に休みをとる業種は限られるため、圧倒的に街は空いています。

ショッピング、行列のできるラーメン屋、レジャー施設、高速道路、何もかもスムーズにいけます♪
待ち時間が少なく、一日の時間を有効に利用できるのが、平日休みの最大のメリットと言えます。
役所での手続きを容易にできる
なにかと重要な手続きをする場合、役所に出向かなければいけません。
平日休みの理美容師の場合、心置きなく役所に行くことができます。

朝一に行けば待ち時間もなく、スムーズに手続きが終わるのでほんとに助かります
土日休みの方のように、わざわざ有給を消化してまで平日役所に行く必要がないというわけです。
医者(病院)へ行きやすい
平日休みの場合、ストレスを感じることなく医者(病院)へ通うことができます。

午前しか診察していない土曜日は、すごく混むので!
朝一に受診すれば、まだまだたくさんの用事を足すことができるというわけです☆
希望の時間に予約も取りやすいので、通院もしやすくなります。
一人の時間をゆっくり過ごせる
家庭を持っている方は、一人でゆっくり過ごせる時間が圧倒的に少なくなります。

朝からバタバタ動きまわって、夜遅くまで家事に振り回されることも多々あるからです・・・
お子様がいる場合、土日休みとなると「どこか連れて行って!」「面倒を見て!」などと頼まれ、ゆっくり過ごす時間は無くなります。
平日休みの場合、朝みんなを送り出してしまえば、そこからゆっくり一人の時間を過ごすことができるんです☆

たまの息抜きには最適なので、結構リフレッシュすることができます
平日限定の恩恵を受けられる
レジャー施設やレストランなどに多く見られる、平日限定価格。
空いているだけでなく、料金もお得になるので財布にとてもやさしいことが盛りだくさんです。

ゴルフ場は、すごく安くいけます!
同じ遊びや食事をするなら、断然平日の方がお得なんです☆

平日休みの友達と、限定ランチを楽しむこともできます!
旅行の宿泊代が安い
週末の宿泊料金と比べ、平日はかなり安く泊まることができます。

同じ宿泊プランでも、「一日ずれて宿泊するだけで、数千円安い!」なんてこともざらにあります☆
予約も取りやすく、いつも人気な宿泊先も容易に予約できるメリットがあります。
平日休みのデメリット
平日休みの方はたくさんいますが、今回は「理美容師の休日に限ってのデメリット」について解説します。

どういったところで不便に感じてしまうのか、私の実体験をもとに紹介します
休日が少ない
理美容業は、世間の方たちがお休みの日に集客しなければいけないため、祝日も関係なく仕事をすることになります。

決められた定休日のみ休む感じになります
有給休暇を設けている理美容室もありますが、年間の定休日を数えると一般の職業に比べ少ないのが現状です。

平均すると、月6日程度の休みといったところでしょうか
一般的な会社勤めの場合、年間120日程度休めるのに対し、私のお店の場合は年間80日も休めば良いほうです。
お店によってもっと休めるところもあるかもしれませんが、それでもやっぱり休日は少なめだと思います・・・。
「たくさん休みたい」という方にとってみれば、少し過酷な職業かもしれません(苦笑)
長期休暇が取れない
世間では「ゴールデンウイーク」「お盆休み」「正月休み」といった感じで、長期休暇が設けられています。
ですが、理美容業界には一切関係ありません。
むしろ、そのときにお客様を多く取り込まなければいけないので、休むことはご法度なんです。

私の場合、3連休を取れるのが1月の1,2,3日だけです
普段取れる連休は、2連休が最高になります。
※個人経営の場合、自分が休みたいときに好きなだけ休むことができます。
先ほども言ったように、有給休暇を設けている理美容室もたくさんあります。

スタッフとして従事する場合は、有給を有効活用すれば、連休を取ることは可能です!
デート、家族旅行などが難しい
平日休みは、他人と予定を合わせることが難しくなります。
同業者以外の多くは、やはり土日休みの方が大半を占めるからです。

いざ予定を合わせようと思っても、中々うまく合わせることができないんです
こどもの休日に合わせようと思うと、夏休みなどの大型連休の際にしか旅行に行くことができず、時期が限られてしまう傾向があります。
私の両親は理容師なので、土日はほとんど近所で遊んでいました。
いざ出かけようと思っても、なかなか人と予定を合わせづらいデメリットはあります。
こどもの行事に参加しづらい
運動会や発表会など大きな行事になると、大半が土日に行われます。
お客様主体のサービス業は、勝手に時間をずらすなどの行為はしてはいけません。

来店されたら、喜んで仕事をしなければいけないんです
どうしてもお店を休むことはできないため、こどもの行事に参加するのが難しくなります。
私の両親の場合、野球の試合や発表会などはほとんど見に来ることはありませんでした!

時間が合えば、少しだけ顔を出すことはありました☆
最近は、こどもの行事に両親が積極的に参加することが多くなってきたので、少し大変な思いをするかもしれません。
高速道路の割引がない
土日に高速道路を利用するとETC割引が適用されますが、平日は適用されません。
遠出をする場合、割引料金の差額が顕著に現れてしまいます。
「せっかくETCをつけたのに、割引が適用されないなんて不公平だ!」と思ったこともありますが、これが平日休みのデメリットなんだなと、今では納得しています。
定休日がかぶるお店がある
同じサービス業をしているところは、やはり平日休みをとることになります。

「行きたかったお店(レストランや施設)が同じ定休日だった」なんてことがあります
遠くのお店に足を運ぶ際は、きちんと定休日をチェックしてから出向かなければいけません。
最後に
今回は、「平日休みのメリット、デメリット」について解説しました。
「平日休みって、なんかなぁ・・・」と思っている方は、慣れてしまえば意外とメリットのほうを強く感じるかもしれません♪

なにげにゆっくりすることができるので、これはこれで結構良いものです
今回の記事を参考にしていただき、理美容師というものをより理解して頂けたら幸いです☆
理美容師の収入についても知りたい方は、下記を参考にしてください。
>>美容師・理容師は儲かる職業か!? 20年余従事してきて感じること