顔の肌トラブルで多い悩みが、「ニキビ」です。
若い年代の方は、一番はじめに悩む肌トラブルではないでしょうか!
この肌トラブル(ニキビ)は、近年女性のみならず男性にも急増しています。

その原因のひとつが、流行りの髪型にあるのではないかと感じています
重めのバング(前髪のこと)や長めのバングが流行になり、おでこの衛生面が損なわれている可能性があります。
個性的な髪型が個人的には好きですが、流行りに乗りたい気持ちもよくわかります。
「髪型は変えたくないけど、ニキビは治したい」と思っているあなたのために。
今回は「額のニキビの治し方6選」をテーマに解説します。
この記事を読めば、今の髪型でも額のニキビケアをしっかりできるようになります。

医師とは違った、理美容師ならではの改善方法も紹介します☆
とても簡単な改善方法なので、あなたもぜひ実践してください♪
ニキビの原因は「皮脂」と「アクネ菌」
ニキビの原因は、肌表面の「皮脂」と「アクネ菌」です。
毛穴に詰まった皮脂を、アクネ菌が食べ増殖することで炎症が起こるんです。

ニキビを触ると痛いのは、炎症を起こしているからなんです
若い年代にニキビが多いのは、過剰な皮脂分泌が主な原因です。
たくさん皮脂が分泌されることで、アクネ菌も増えやすい環境になるんです。

結果、ニキビがたくさんできるというわけです
大人になってできるニキビも、同じような現象が起きています。
この場合は、ニキビと呼ばず「吹き出物」と呼ばれることが多いですが、実は同じものです。
ニキビを治すためには、生活習慣の改善が一番効果的
ニキビを治すためには、生活習慣の改善が一番効果的です。
ニキビケアの商品もたくさんありますが、それだけで治ることはほぼありません。
生活習慣を根本から改善しなければ、ニキビのもとはでき続けてしまうんです。
「具体的に、なにをどうすればいいの?」と思っているあなたのために、改善すべきことを解説します。

理美容師目線の改善方法を紹介するので、参考にしてください☆
前髪とおでこが接触しない時間を、意図的に作る
おでこのニキビを早く治したい場合は、前髪とおでこが接触しない時間を、意図的に作ってください。
おでこが乾燥して清潔に保たれる時間を長くとることで、アクネ菌の繁殖を抑えることができます。
前髪でおでこが隠れる髪型の場合、通気性はとても悪くなります。
空気が閉じ込められ、おでこの湿度が上がってしまうんです。
湿度の高い場所は、アクネ菌にとって繁殖しやすい場所です。

必然的に、おでこにニキビができやすくなるんです
また、ニキビに髪が触れることで、炎症が悪化し治りにくくなります。
できることなら、前髪は短いほうがベストなんです。
ただ、髪型を変えたくない気持ちもよくわかります。
そこで私が提案する方法は、「できる限り前髪がおでこに触れない時間を、意図的に作ってやること」なんです。
睡眠時には、必ず前髪をあげましょう。

人に合うこともないので、髪型を気にする必要はありません
思いっきり前髪をあげて、おでこを乾燥させてください。
お風呂あがりに髪を乾かしたら、そのままピンやダッカールで留めてください。
髪がニキビを刺激することもなくなり、アクネ菌の増殖も防げます。
お風呂あがりは、一番清潔な状態です。

このタイミングでおでこをケアすることが、なにより効果的なんです
整髪剤は、前髪にあまりつけない
整髪剤のついた髪がおでこに触れると、肌環境が悪化します。

整髪料の成分が肌につくと、雑菌がたまりやすくなるからです
前髪をセットする場合は、残りの整髪剤でじゅうぶんたります。
過度に前髪に整髪剤をつけることはやめましょう!
日中の雑菌増殖を防ぐことができるので、必ず守ってください☆
正しい洗顔と保湿の重要性を認識する
ニキビを気にしている方なら、洗顔はすでに行っているはずです。
ただ、洗顔の仕方を間違っていると、ニキビを悪化させてしまうおそれがあります。

良かれと思ってやっていた洗顔にも、実は落とし穴があるんです
ここで、正しい洗顔の仕方を覚えておきましょう!
正しい洗顔の仕方
- お風呂で洗顔する場合は、シャワーを使わない
- 水圧が強いため、肌を刺激して傷める原因になります。
- 32℃前後のお湯で顔の汚れを落とす
- 水だと皮脂を取り除けないため、洗面器にお湯をためて洗い流す
- 洗顔料はよく泡立ててやさしく洗う
- 化粧をしていない場合は、1分ほどやさしく洗うだけできれいになる
- 32℃前後のお湯でしっかり洗い流す
- 顔の際までしっかり洗い流す
化粧水で肌の水分を補給し、乳液やクリームでしっかり保湿しましょう。

肌がべたついて、悪いんじゃないの?

逆に、乾燥したままのほうが皮脂がでちゃうんです
保湿したらニキビができやすいと思うかもしれませんが、それは違います。
乾燥したままの肌のほうが、保湿しようと過剰に皮脂を分泌してしまうんです。

脂性肌になる結果、アクネ菌が増殖してニキビができてしまうというわけです
それに、乾燥した肌は皮膚のターンオーバー(皮膚がはがれ落ち新しい肌に替わる)を乱します。
古い角質が肌表面に残ったままになると、角質が毛穴を詰まらせニキビを作ってしまう原因になるんです!

これらを防ぐため、適度な保湿は大切なんです
古い角質を取り除くために、シェービングも効果あり
古い角質を取り除くために、定期的なシェービングも効果的です。

上手なシェービングは、ピーリング効果があるからです☆
ニキビが多くて自分でやるのが不安な方は、理容室などシェービングをしてもらえるお店で剃ってもらいましょう!
食生活の改善
糖質の多い食べ物や動物脂質の多い食べ物は、皮脂の分泌に影響します。
だからといって、食べ盛りのときに制限することは無理があります。
そうした場合は、間食を控えきちんと三食取ることを心がけてください。
皮脂量をコントロールしてくれる卵や納豆、バナナなどをうまく朝食に取り入れれば効果的です☆
リラックス時間を作る
ストレスも、実はニキビができる原因になります。
皮膚は、細菌を体内に入れないように、バリアを張る機能(免疫力)を備えています。
ストレスにより免疫力が弱まると、細菌(アクネ菌)の増殖を許してしまうんです。
私のお店のお客様でも、ストレスがたまるとあごラインに吹き出物がでる方がいらっしゃいます。

仕事の繁忙期などに、よく吹き出物ができるらしいんです!
体と心をゆっくり休める時間を、意識的にとることが大切なんです。
ストレス解消法は、なんでもかまいません。
ただし、暴飲暴食だけはやめましょう!
リフレッシュ方法がよくわからない方には、アロマテラピーがおすすめです。
精油の香りには、心身をすこやかにする効用があるからです☆

香りを嗅ぐだけなので、だれでもできます!
ニキビはぜったい潰さない
ニキビができたからといって、潰して治そうとすることは絶対にやめてください。
毛穴が炎症を起こしている状態なので、潰すと治る際に色素沈着してしまいます。

きれいに治らないので、自然に治るまで待ちましょう!
早く治したい気持ちはわかりますが、そこはガマンしてください。
地道に治すことが、一番の近道です☆
まとめ
ニキビを治すには、日ごろからのケアがとても大切です。
今回解説したことは、とても簡単な改善方法ばかりです。

今まで見落としていたこともあるはずです
「あっ、これやってみようかな!」と思うものがあったら、是非試してください☆
きれいにニキビを治すための、参考になれば幸いです。
朝、前髪にくせがついていても、濡らせば簡単に直ります。
濡らしたのち、ドライヤーを使ってしっかり乾かしてください。
髪のセットもついでにできるので、一石二鳥です!